NO団体名主な企画内容
44 山陰海岸国立公園鳥取砂丘ビジターセンター管理運営協議会(鳥取県) 「ちびっこ砂丘探検隊2019」
"小学3年生から6年生を対象に、砂丘特有の植物・動物、砂の動きなど、砂丘の自然の世界を体験する活動。「砂丘に興味を持つ→好きになる→知りたくなる→自ら学ぶ」という流れのきっかけづくりになるよう、魅力を伝えたい。"

速報レポート2

日程:2019年9月8日(日)
人数:28名
(参加者14名、学生スタッフ7名、講師2名、運営スタッフ5名)
スケジュール

9:40~10:00(20分) 受付
10:00~10:05( 5分) 開会挨拶
10:05~10:20(15分) アイスブレイク
10:20~10:40(20分) チーム旗作り
10:50~11:35(45分) 鳥取砂丘学習 現地散策
11:35~12:00(25分) 鳥取砂丘学習 レンジャーの話・除草活動体験
12:05~12:25(20分) まとめ学習
12:25~13:05(40分) 昼食休憩
13:15~13:55(40分) 多鯰ヶ池 散策学習
14:00~15:30(90分) 多鯰ヶ池 アクティビティ(カヌー体験)
15:45~16:30(45分) まとめ学習
16:30~17:00(30分) 親子で砂の美術館見学
17:00~        参加者引渡し・片付け・解散

※一般観光客の熱中症などによる救急対応が重なって発生し、鳥取砂丘レンジャーは現場対応に向かわなければならず、レンジャーによる活動の話は急遽散策中に約5分で実施。その後の除草活動も講師を依頼していたが運営スタッフで行った。

※3班の編成
 赤色:参加者5名、学生スタッフ3名
 青色:参加者5名、学生スタッフ2名
 黄色:参加者4名、学生スタッフ2名

【アイスブレイク】




 前回と同様、緊張している子どもたちの心を解きほぐすためにレクリエーションを行った。砂丘ならではの動物やいきものの名前を使ったじゃんけんゲームや、当日班のリーダー(学生スタッフ)を中心に班ごとで自己紹介をゲーム形式で行いながら距離を縮めた。今回も活動中のルール“ちびっ子砂丘探検隊の誓い”を全員で確認する作業を行った。

【チーム旗作り】




 チームの結束を深めるために行うチーム旗作り。リーダー(学生)が常にチームカラーの旗を持ち1日活動をする。今回は参加者の子どもたちも意見を積極的に発言し、みんなでチーム名を決め、メンバーの名前を書いた。

【鳥取砂丘学習 現地散策】




 雨天のため第一回で実施できなかった砂丘散策を今回行った。第一回のプレゼン学習と、ビジターセンターの館内展示の内容を現地で実際に確認。講師は、鳥取砂丘でのガイド活動の柱を築き上げ、自身も鳥取砂丘を舞台に自然体験イベントを実施していた経験のある音田研二郎氏(共催:一般財団法人自然公園財団鳥取支部 前所長)へ依頼。砂の模様や植物観察のほか、砂の表面温度の計測や砂の斜面角度の計測などさまざまな実験も交えながら楽しく散策をした。

【鳥取砂丘学習 レンジャーの話・除草活動体験】





 このイベントの目的である『未来の鳥取砂丘を守るちびっ子砂丘レンジャー養成』には欠かせない、鳥取砂丘レンジャーによる巡視と保全活動のお話。講師は鳥取砂丘レンジャー(鳥取県緑豊かな自然課)の大西信也氏と谷本昌生氏へ依頼。しかし当日は一般観光客の救急事案が立て続けに発生し、鳥取砂丘レンジャーが現場対応へ向かうことになったため散策学習中に約5分間で実施。その後の除草活動体験は運営スタッフで行うこととなったが、事前の打ち合わせで学生スタッフにも活動内容の周知ができていたためスムーズに進行することが出来た。除草活動はゲーム形式で班ごとに実施。砂丘内に生えている“抜いて良い植物”と“抜いてはいけない植物”の判断は難しいため、一帯が除草対象である植物の群落で行った。暑い中、散策後の除草を子どもたちは楽しんでくれるのか心配ではあったが、思いの外楽しんでくれていた様子。無言になりながら一生懸命に除草に取り組んだ。

【多鯰ヶ池 散策学習】





 砂丘のすぐそばにある多鯰ヶ池での散策。多鯰ヶ池弁天宮は江戸時代の末以前に「相州江の島弁財天から分霊」されたと伝えられている。講師は多鯰ヶ池活性化委員会の飼牛明委員長。砂丘と多鯰ヶ池との関わりや成り立ちの解説のあと、多鯰ヶ池に古くから伝わる『お種伝説』の紹介、お種が祀ってある弁天宮や社の解説をした。木々に覆われた多鯰ヶ池弁天宮(お種弁天)で子どもたちは涼みながら熱心に講師の話を聞き、質問もしていた。

【多鯰ヶ池 アクティビティ(カヌー体験)】







 多鯰ヶ池でのアクティビティ体験。実施は浦富海岸を中心にマリンアクティビティを行う鳥取県自然体験塾の長谷川浩司氏。カヌーに初めて乗る子どもも多く、非常に楽しみにしていた様子だった。インストラクターによる準備体操とパドル操作の説明やレクチャーのあと、実際にカヌーに乗って班ごとで多鯰ヶ池を半周し、散策学習で紹介があった池の中にある島も実際に近くまで行って確認した。初めはカヌーに不安を感じていた子どもも、『楽しかった!』と多鯰ヶ池を満喫できた様子だった。

【まとめ学習】




 拠点に帰ってまとめ学習。今回は昼食前に砂丘学習まとめ、午後の多鯰ヶ池学習のまとめ、と2回に分けて行った。各自が学習、体験した内容や感想を記入し、スタッフが準備した当日の写真やイラストを使って思い思いに仕上げた。“今日のいちばんの思い出”まとめシートには昼食休憩が楽しかった、先生が面白い人だった、暑かったけど楽しかったなど、それぞれの思い出がたくさん書き入れられていた。今回も学生スタッフには子どもたちが記入に迷わないよう、傍でヒントを出したり作業のサポートを行った。

【親子で砂の美術館見学】




 最後は保護者も合流し、世界初の「砂」を素材にした彫刻作品を展示する砂の美術館の見学を行った。案内は鳥取砂丘砂の美術館の岡部豊主任。学校行事で見学をした経験のある子どももいたが、毎年テーマを変えて砂像展示を行っているため、今期の展示を見ている参加者はほぼ居なかった。また、学生スタッフも県外から鳥取へ進学に来た当初1回行った程度で、保護者に関しては初めて来るという方も居た。保護者には活動中の子どもたちの様子を見ていただきながら、親子そろって大迫力の砂像を堪能した。



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■別年度のレポート
2021年度 ちびっ子砂丘探検隊2021 実施レポート

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