NO | 団体名 | 主な企画内容
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NPO法人 浅間山麓国際自然学校(長野県) |
「浅間山子ども自然教室」 外来種のハルザキヤマガラシやフランスギクの除去とそれを利用した草木染の体験。さらに、高山蝶ミヤマモンキチョウの生態観察と保護などの活動を、通年でおこなう。 |
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「浅間山子ども自然教室」 アニマル探検隊 [10/18]
日 時:
場 所:
参加者:
2008年9月28日(日)
宇坪入の棚田(長野県小諸市)
親子7名
<レポート>
当日は朝9時に薬師館に集合し、挨拶と行程を説明。
その後それぞれに調査図と調査シートを配布しました。
出発前に、日本にはどんな動物がいるのかとか何種類くらいいるのかといった
日本の動物相の説明をしてから出発しました。
出発して間もなく出てきたのが、路上で轢死していたマムシの幼蛇でした。
銭型模様と頭の形が特徴で、体長は42cmあり、口をあけて見るとあまり明瞭ではなかったですが
牙も見ることが出来ました。
その後は車道ではなく遊歩道から作業道に入り、道なき道を行くといった感じの森の中を歩きました。
そこでイノシシがクズの根を掘った跡や足跡、ネズミの巣や食痕などを探しました。
その後は使われていない森の中の林道を歩き、猛禽類の巣やクマかイノシシに食われたクリなどを見つけました。
動物以外にもアケビの実を食べたり、ジナシの実をとって食べたりもしました。
その後も林道を歩いていくと
ムササビの食痕があり、キツネやイノシシの糞があり、タヌキの足跡があり、リスの巣らしきものがあり
と、バラエティに富んだ発見が次々にありました。
キツネの糞を茶こしで洗うと、ネズミらしき小動物の骨や甲虫の羽などを見ることが出来ました。
またヒミズというモグラの仲間の死体も道路にて発見し、全員でじっくり観察することが出来ました。
この動物はネズミなどと異なり臭いらしく、キツネなどもあまり食べないそうで
食べられずに死んでいるのをよく見かけます。
コースから少し寄り道して「不動滝」という滝も見に行きました。
ここではキツツキの巣穴と餌である虫をとるためにあけた穴の2種類を見ることが出来ました。
またクレソンも食べましたが、大人には好評だったものの子供には少し大人の味だったようです。
一周普通に歩けば1時間半程度のコースを3時間使ってゆっくりと
最高の天気と始まりかけた紅葉の中、気持ち良く歩くことが出来ました。
実際に生きている動物を見ることは出来ませんでしたが、
最後には痕跡のあったキツネやタヌキなどの頭骨実際に触ってもらいながら少し動物の解説も行いました。
身近な里山と呼ばれるところにどんなに沢山の生き物が暮らしているか、またそれらの動物を支えている
昆虫や植物などに少しでも気付いてもらい、好きになってもらえたらいいなと思いました。
最後にある子どもが
「今度はお母さんと妹も連れてまたこのコースを歩きたい」
って言ってくれたのがうれしかったです。
<参加者の感想>
・こんなに多くの生き物がいるとは思わなかった。
・ホトケドジョウやイチョウウキゴケなど希少な生き物を見ることが出来て良かった。
こんな所でずっと生き続けてきたなんてすごいと思った。
・バッタとかカエルを手で捕まえたのが楽しかった。
浅間山子ども自然教室 実施レポート(1)
浅間山子ども自然教室 実施レポート(2)
浅間山子ども自然教室 実施レポート(3)
浅間山子ども自然教室 実施レポート(4)
浅間山子ども自然教室 実施レポート(5)
浅間山子ども自然教室 実施レポート(6)
浅間山子ども自然教室 実施レポート(7)
■別年度のレポート
2007年度 浅間山子ども自然教室 実施レポート
2006年度 アサマスタークロスウォーク 実施レポート
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