NO団体名主な企画内容
6 NPO法人 つくば環境フォーラム(茨城県) 「学校と里山を結ぶ こどもワンダーランド作戦」
つくば市郊外の里山保全活動。絶滅の危機に瀕しているオオムラサキを通して、地域の大人と子どもたちが一体となった自然保全活動。

「学校と里山を結ぶ こどもワンダーランド作戦」 森の宝物さがしと井戸掘り体験 [10/20]

 日  時:平成17年10月20(木) 8:30〜12:10 快晴
 場  所:つくば市下平塚・くぬぎの森
 参加者:44名(つくば市島名小学校4年生41名、引率教諭3名) スタッフ7名、池田商会

 <活動の流れ>
08:00 〜 [下平塚くぬぎの森]
スタッフ集合、物品準備、スタッフ打ち合わせ、コース点検

なにがみつかるかな?わくわく!


ヒカゲチョウのなかまだよ。

08:30 〜 [つくば市島名小学校]
4年1組(20名)校門前集合、校長先生挨拶、本日の学習について担任から説明。バスに乗車。くぬぎの森へ移動。
08:45 〜 くぬぎの森に到着。スタッフが出迎え、挨拶。森の中へ誘導。
①オオムラサキの越冬幼虫が確認されたエノキ林のゾーンで、森の様子を観察。
09:10 〜 ②森の中を歩き、動植物を観察しながら、クヌギ・コナラゾーンへ。
③森を約一周して、井戸掘りの場所へ。
09:40 〜 ④業者の方(池田商会)から、井戸にまつわるお話を聞く。
10:00 〜 ⑤森で見つけたものを各自ポストイットに記入したり、実物を貼り付けたりして、森の宝物マップに貼り付ける。
⑥⑤と平行して、5人ほどずつで、井戸掘りをする。
10:50 〜 バスに乗車。学校へ移動。
11:10 〜 学校着
12:10 〜 4年2組学校着。
※4年2組(21名)は、1組の1時間遅れで同じスケジュール。

 <気付き、感想、反省点など>

・オオムラサキの飼育施設のあるつくば市島名小学校と連携をし、
 4年生の総合学習の時間をつかって、つくば市下平塚にある
 われわれが定期的に手入れをしている「くぬぎの森」において
 森の宝物さがしと井戸掘り体験をテーマに、里山を案内した。

・移動には、「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」からの
 助成金によってバスを借りた。

・島名小学校の児童の皆さんは、2年間にわたりオオムラサキの
 生態・生息環境などを話し、里山環境の保全の必要性を学習してきたが、
 実際にオオムラサキが棲む森を観察するのは今回が初めてであり
 当初より関心が高かった。

・つくばには、まだまだ森と呼べる区域が残されているにもかかわらず
 子どもたちからは、森の中に入るのは初めてだと言う声が聞こえた。

・森のにおい・音・明かりなど、先ず五感で森を感じてもらって
 さまざまな感想が出たがどれも好意的で
 そのあとのプログラムへの参加意欲が高まったようだ。

・オオムラサキについての知識が、ある程度定着しているので
 森を見る視点が森に棲む生物の視点になっていることに、驚かされた。

・森の中で、スズメバチに出会い、ジッとして刺激しないことなど
 危機回避法を実践した。

・子ども達の興味は様々な動植物にわたり、何でも手にして観察している
 その様子をみると、実際に体験することの重みを改めて感じた。

・観察後、森の宝物マップを作ったことで体験の整理ができ
 記憶を新たに出来たようだった。

・井戸掘りに対する関心も強く、子どもたちはかわるがわるに
 スコップを手に熱心に作業していた。

・井戸の中にいれる、コンクリートの管に記念に記名してもらった。

・昨年積んだ堆肥の中に、カブトムシの幼虫がいっぱいいるのを見て
 大歓声があがった。

・プログラム内容が、よく練れていたので、子ども達は興味を削ぐことなく
 意欲的に参加していた。

・井戸が完成した後に、実際の森の手入れ作業に参加してもらいたい。

オオタカが食べたカラスの足の骨!

ヤママユのようちゅうだ!おおきい!
がんばってほるぞ!
これは、どこでみつけたっけ?




学校と里山を結ぶ こどもワンダーランド作戦 実施レポート(1)
学校と里山を結ぶ こどもワンダーランド作戦 実施レポート(2)
学校と里山を結ぶ こどもワンダーランド作戦 実施レポート(3)
学校と里山を結ぶ こどもワンダーランド作戦 実施レポート(4)
学校と里山を結ぶ こどもワンダーランド作戦 実施レポート(5)
学校と里山を結ぶ こどもワンダーランド作戦 実施レポート(6)

■別年度のレポート
2007年度 田んぼビオトープをつくろう! 実施レポート
2006年度 谷津田はぼくらの生きもの天国 実施レポート

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