NO団体名主な企画内容
49 沖縄県渡嘉敷村立 阿波連小学校(沖縄県) 「飛び出せ チャレンジ あはりっ子ーふるさとの 海と もっとなかよくなろうー」
地元の海を守るためサンゴの植え付けや地域清掃、1キロの遠泳や海辺の生物の観察会、水難救助訓練など、地域の自然を活用した海の体験活動を展開。

実施レポート1 【ハナリ島遠泳】

実施日:7月5日((月))小潮  干潮18:41  満潮13:03
場 所:ハナリ島北側 → 学校前砂浜まで (渡嘉敷島阿波連ビーチ)
参加者:児童1年生~6年生(25名)・職員(10名)
    保護者・地域ボランティア(約50名),琉球大学学生ボランティア(11名)
概 要

5月25日(火)から,計6回12時間にわたって行われた水泳学習。その最後を締めくくるのがハナリ島遠泳です。1年生から6年生までの全校児童が,ハナリ島から学校前砂浜までの1000Mの遠泳にチャレンジします。身近にある海に親しみ,強い精神力と体力の向上を図るとともに,先輩が後輩の泳ぎを見守り,励ましながら遠泳を行うことにより,リーダーシップや思いやりの心を育てることをねらいとしています。例年,1~4年生まではライフジャケットなどの補助用具着用,5・6年生は補助用具なしで臨んでいます。今回は海の状態が悪く,ウェットスーツ着用で実施。保護者,地域ボランティア,大学生ボランティアなど,多くの方たちに見守られる中,全員完泳することができました。

活動内容

1.準備
 泳ぐだけではなく,諸道具の準備も高学年の仕事。日頃の水泳学習でも行っているので手慣れたものです。てきぱきと準備が進みました。さすが高学年です。テントの設営や伴船・監視船の準備,慰労会の準備などは,保護者・地域ボランティアの方々に協力してもらいました。毎年のことなので,こちらも手慣れたものです。自分たちの為に頑張ってくれている大人の姿を見て,感謝の心も育っていきます。
  
2.開会式

(1)挨拶:
 校長先生の話,教育長からの激励の言葉に,子どもたちの士気も高揚します。
(2)遠泳諸注意:
 美しく豊かな海ですが,危険な一面も。様々な場面で,海のすばらしさだけでなく,海の怖さと安全についても学んできています。今回は少し波が高いため,「無理はせず,危険を感じたらすぐ伴泳者に伝えること」も付け加えて,しっかりと安全面についての確認をしました。
(3)準備運動:
 毎回,高学年がリードして,準備運動を行います。安全に泳ぐ為に,水泳前には欠かせない大切な運動です。普段運動してない大人も一生懸命でした。
   
3.遠泳
 まずは,船に乗ってハナリ島まで渡ります。泳ぐ前に,黒砂糖を1個ずつ食べて栄養補給。その後,4つの委員会ごとに1列に並んで泳ぎます。。先頭は1年生。高学年は最後尾について,低中学年を気遣い,声をかけながら泳ぎます。児童が泳いでいる間,伴泳船・監視船・伴泳者・高学年児童から励ましの声がこだまし,低中学年児童を支えてくれます。多くの人たちに見守られ,25名全員が完泳しました。ゴールの学校前砂浜では,多くの拍手とおばあ達の打つパーランクー(太鼓)の音が出迎えてくれました。





   
4.慰労会
 校庭のブランコ前広場で,ボランティアを含めた遠泳参加者全員による慰労会が行われました。お母さん達の準備してくれた料理や,地域の方からのサーターアンダーギーやドリンク類の差し入れ,保護者が釣ってきたマグロの刺身などが振舞われ,疲れた体を癒してくれました。頑張った子ども達には,校長先生から,完泳賞・スーパー完泳賞・パーフェクト完泳賞などの賞状が手渡されます。遠泳の感想を発表する一人一人の姿が,一回り大きく成長したように感じました。
 


実施レポート1 【ハナリ島遠泳】
実施レポート2 【稲刈り体験】
実施レポート3 【植え付けサンゴの観察会】

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