NO団体名主な企画内容
27 NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター(長野県) 「命と向き合うホンモノ体験!〜狩猟を通じて学ぶ「いただきました」の心〜」
「いただきました」という方言を用いて、命への感謝・敬意を表す文化がある地域で、捕獲鳥獣の解体作業を通して「命や食のありがたみ」や文化を伝える。捕獲した獣は食肉だけでなく、もの作りにも活用する。

速報レポート2

日 時:2010年7月23日(金)
場 所:「左京川キャンプ場」(長野県下伊那郡泰阜村)
参加者:小学生23名
    ボランティア5名、スタッフ1名、講師2名(地元猟師、食育アドバイザー)
活動の様子

夏休みを利用して泰阜村でキャンプを行っている期間中、地元の猟師の方に依頼して、捕まえたシカの解体を見せていただきました。
キャンプに訪れたこどもたちは、主に名古屋・東京近辺に在住しているこどもたち。都会に住む彼らにとって、野生のシカを目の当たりにするのは初めての経験であり、みな興味津々といった様子で近づいていました。しかし、いざシカに刃物を当てる瞬間になると思わず目を背けるこどもたちもいました。
一方、ほとんどのこどもたちは、一緒に解体作業を手伝いながら、「ここのお肉はどういう風に使うの?」などと、猟師の方に積極的に質問をしていました。
捕らえたシカの解体作業を通じて、地元猟師と食育アドバイザーの方から“シカをはじめとする野生鳥獣による農作物への被害の現状”や“自分たちが普段食べている食材、命のありがたみ”を伝えていただきました。キャンプに参加したこどもたちは、期間中、地元農家の方から直接野菜をいただくということを行っているため、そうした話もより実感をもって耳を傾けていました。


地元猟師の方がシカを見せると、こどもたちは一斉にまわりを取り囲みました。

シカを捕まえたワナの仕組みについて説明する様子。

解体作業を始める瞬間の様子。中には目を背けるこどもも。


少しずつ解体作業に慣れてきたこどもたち。自分から手伝うこどもも。

作業後に撮影した、地元猟師の方との集合写真。

こどもたちの感想

・シカをこんなに間近に見るのは初めてで、すごく驚いた。
・あっという間にシカを捌く猟師の方を見てすごいなと思った。
・シカが増えて山や農作物が荒らされて困っているということを初めて知った。
・最初は「かわいそう。」と思ったけど、だからこそ、普段食べているお肉や野菜も大切にしなくちゃいけないなと思った。



速報レポート1
速報レポート2

■別年度のレポート
2011年度 目指せ炭焼き職人!〜こどもたちにふるさとの伝統文化を受け継ごう〜 実施レポート

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