NO団体名主な企画内容
22 NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター(長野県) 「目指せ炭焼き職人!〜こどもたちにふるさとの伝統文化を受け継ごう〜」
かつて炭焼きが盛んであった地域で、切り出した丸太から子どもたちが炭を作り、地域社会との交流を行う。伝統を受け継ぎ、指導する高齢者にも自身の技への誇りと希望をとりもどす、地域に貢献する企画。

速報レポート1

日 時:2011年6月11日(土)2011年6月11日(土)13:00〜16:00
場 所:長野県 下(しも)伊(い)那(な)郡(ぐん)泰(やす)阜(おか)村(むら) 泰阜(やすおか)北小学校旧学有林(通称:あんじゃねの森)
参加者:泰阜村在住の中学生5名、小学生5名、大人3名、講師1名
活動内容

○材とり
この日は、こどもたちと泰阜(やすおか)村内の森(旧泰阜北小学校学有林。通称あんじゃねの森。「あんじゃね」とは、長野県伊那谷地方の方言で「案ずることはない。心配するな」という意味。私たちは、この森を通称「あんじゃねの森」と呼んでいる。)へ行き、伐倒した木(炭の材)を運びだした。
炭焼きの材に適している「こなら」の木は、中身が詰まっていてとても重たい。また、こどもたちが焚く予定の炭窯に適している材の長さは90センチ。森から材を運ぶ時は、細かく切らずに一気に運べた方が運び込みが楽なので、2倍の長さの180センチで採ってある。
当初は、自分の身長よりも長く、また重さもかなりある材であること、森の中から、軽トラックが通れる搬入口まで運ぶには、上り坂を登って材を運ばなくてはならないことなどを考慮して、ロープや滑車、ワイヤーなど、道具を利用して材を運びこもうと考えていた。
しかし、こどもたちは、自分たちの手で運べる方法を考え、道具を使わずに材を運び出した。


こどもたちが運び出すコナラの木。長さ180㎝、直径約15㎝程の材。

どうやって材を運び出すか、みんなで相談している。

自分たちの手で運び出すことに!力のある男の子は肩に担いで丸太を運ぶ。


炭焼きの材を採った「あんじゃねの森」の様子。コナラの木を伐倒することで、森に光を与えることにもなる。

「コツさえ掴めば、重たい材も1人で運べるよ!」と、自分の身長よりも長い丸太を運んでしまうこどももいた。

丸太を180㎝に切るのは、大人の仕事。それぞれが、自分にできる仕事をし、協力して材を採った。

材とり作業が終わった後で、参加したこどもが「自分たちが運び出した材を使って炭焼きをするなんて本当に楽しみだね!」と言っていた。今回の活動では、こどもたちに、「自分たちでものを作り出すおもしろさ」「ものが作られる始まり」を知ってもらえたと感じている。
次回、長年炭焼きを生業としていた村の方を講師に招き、炭焼きを実施する。



速報レポート1
速報レポート2

■別年度のレポート
2010年度 命と向き合うホンモノ体験!〜狩猟を通じて学ぶ「いただきました」の心〜 実施レポート

プログラム検索に戻る