NO団体名主な企画内容
22 NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター(長野県) 「目指せ炭焼き職人!〜こどもたちにふるさとの伝統文化を受け継ごう〜」
かつて炭焼きが盛んであった地域で、切り出した丸太から子どもたちが炭を作り、地域社会との交流を行う。伝統を受け継ぎ、指導する高齢者にも自身の技への誇りと希望をとりもどす、地域に貢献する企画。

速報レポート2

日 時:2011年6月25日(土)~28日(火)
場 所:長野県下伊那郡泰阜村 
参加者:泰阜村在住の中学生6名、小学生7名、大人2名、講師1名
活動内容

いよいよ炭焼きの本番が始まった。炭焼きは、(1)材の準備 (2)窯づめ (3)窯閉じ (4)火入れ (5)窯焚き
という流れで作業を行う。また、約80時間程窯を焚き続ける。こどもたちは、これらの作業を数日に分けて行った。

○材準備
2011年6月25日(土)8:30~12:00

炭になる材の準備を行った。6月半ばに森の中から運んできた丸太を、直径10センチほどの材になるように縦に割る。長さが90センチある丸太なので、手で割るのはとても難しい。そのため、薪割り機を使って材を準備した。
また、炭を焼く時は、窯の底面に竹を敷き詰める。材が直接地面に密着して、燃焼されないことを防ぐためだ。その時に使用する竹を、ナタを使って準備した。
さらに、この日の天気予報は雨。材が雨に濡れてしまうと良質な炭にならないため、また、雨の中での作業は危険なため、ブルーシートを使って作業場に屋根(タープ)を作った。
この日は、材の準備で作業を終えた。


薪割り機を使って、材を割る。どうやったら木が割り易いのか?役割分担をどうしたら良いかなど、こどもたちだけで考えて行っていた。

炭窯の床に敷き詰める竹を準備する。窯の大きさに合わせて切った長さの竹を、ナタを使って割る。近年こどもたちから遠ざけられる「刃物」も、きちんと使えば便利な道具となる。

雨の予報が出ていたため、作業場にタープを張った。どこにどうロープをかけたら、ブルーシートが屋根になるのかを、こどもたちと一緒に考えた。

○窯詰め・窯閉じ・火入れ・炭焼き
6月26日(日)9:30~12:00
6月27日(月)終日(窯焚き。2泊3日炊き続ける)
6月28日(火)終日(同上)

準備した材を、炭窯の中に詰める作業を行った。この日は、泰阜村の炭焼き職人である、篠田正彦さんに炭焼きの講師として来ていただき、こどもたちに炭窯の窯詰めのやり方や、火の焚き方などを教えてもらった。


窯に詰める材は、長く重たい。薪をリレー形式で窯の入り口まで協力して材を運ぶ。

篠田さんに教えていただきながら、窯の中に材を詰めていく。

材を渡しながら、篠田さんに材の詰め方のコツを聞く。実際に体験することで、こどもたちは職人の知恵を学んでゆく。


窯詰めが終わり、炭窯の入り口を閉めたところ。

窯詰めが終わったら、次は火入れ。焚き口に火をつけた。ここからは、こどもたちが1時間ごとのローテーションを組んで火の番をしてゆく。

気づいたことがあったら、その都度記録してゆく。煙の様子、色、匂い、窯の表面の温度など、五感と想像力を使って炭を焼いてゆく。

この後、こどもたちは約80時間炭を焼き続けた。(真夜は火の番ができないため、熾きによる熱で炭を焼く)炭窯は、窯の中が見えない。そのため、煙突から吹き上げる煙の勢い、色、匂い、そして窯の表面の温度などを観察しながら、薪くべのやり方を変えてゆく。炊きすぎたら窯の中の材は全て灰になってしまい、それを恐れて炊き方が少ないと炭にならずに、窯を開けた時に「木」のままで残ることになる。
こどもたちは、皆で頭を抱えながら、窯の中の様子を想像して薪をくべ、そして火を止めるタイミングを決めた。
窯の扉を開けるのは、窯の中が冷めてから。(7日程かけて窯をゆっくり冷ましてゆく)自分たちが考えた結果がどうなっているのかは、窯を開けてからのお楽しみだ。次回は、篠田さんと一緒に窯の扉を開ける。


速報レポート1
速報レポート2

■別年度のレポート
2010年度 命と向き合うホンモノ体験!〜狩猟を通じて学ぶ「いただきました」の心〜 実施レポート

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