NO団体名主な企画内容
46 みやまあかね生態研究会(あかねちゃんクラブ)(兵庫県) 「「あかねちゃん学園-ミヤマアカネリサーチプロジェクト支援とミヤマアカネ祭-」」
宝塚市立西山小学校や博物館と連携し、赤とんぼ「ミヤマアカネ」の生態調査・研究を通じて、児童や地域住民の周辺環境への関心を高めるなど、官学民がタッグを組む自然体験企画。

速報レポート1 「ヤゴの話とヤゴを見て触れよう」授業

日時    (1)5月25日(金)13:30~約45分
      (2)5月31日(木)13:30~約45分
参加者   (1)宝塚市立丸橋小学校 3年生
       生徒数  97名・担任3名
       あかねちゃんクラブ  2名
      (2)宝塚市立西山小学校 4年生
       生徒数 104名・担任3名
       あかねちゃんクラブ  3名
内容

(1)ペープサートと模型によるトンボになるまでのヤゴの成長の話
(2)研究資料展示
(3)逆瀬川・仁川の水生生物とのふれあい時間
(タイリクアカネ、ハグロトンボ、コヤマトンボ・ギンヤンマなどのヤゴのほかメダカ・エビ・サワガニ・ホタルの幼虫・カワムツなど。)
(4)質問

当日の詳細

 会の活動紹介の後
「卵からヤゴになり、羽化をしてトンボになって飛び立つまで」をペープサートを使ってヤゴは何をどのように食べているのか。脱皮をするまでの動き、羽化の様子を離した。
特に、水中でヤゴはどうやって泳ぐか、どうやってえさの魚を捕まえるのかなどは、メンバー手作りのヤゴ模型を使った。
脱皮の話のところでは、実際の脱皮ガラを見てもらう。
羽化の話では、羽化の様子の写真を見せる。
壁面には、メンバーが過去にした「ヤゴの研究報告」。メンバー調査フィールドである逆瀬川・仁川のトンボの写真を展示した。
お話終了後は、いよいよ水槽に入っているいろいろなヤゴや魚を見たり、実際さわってもらう。持参した生き物は直前に仁川・逆瀬川やプールで捕獲したもの。
その後、質問の時間。

参加者の様子

1)丸橋小での様子
この小学校での講義は初めて。
丸橋小周辺に生き物が生息するような自然環境が身近にないため、このような生き物に普段触れること少ないそうで。生徒達は大変興奮して触れていた様子が印象的だった。
後日プール清掃時にプールのヤゴを捕まえる予定だそうで、大変変興味を示してくれた。
質問も多数出たが、どこにいるのかなど基本的な質問が多かった。
実際見て触ることできることでより身近に感じてもらえたようだ。
持参したヤゴのなかで羽化間近な個体は、学校で飼育・観察されるということで預けた。
後日小学校より連絡があり、プールで捕まえたヤゴや、預けたヤゴが羽化したことで丸橋小ではトンボブームになったとのこと。羽化の様子を見ることができた生徒もいたそうである。
講義後プールのヤゴ(タイリクアカネ)を少し調査させてもらったが、後日授業をする西山小に比べ、大変数が少なかった。環境の違いなのか興味深い疑問が残った。

2)西山小での様子
 毎年、4年生がミヤマアカネのリサーチプロジェクトを行っており、サポートをしている小学校である。
 この小学校での講義は2年目。授業での内容は丸橋小とほぼ一緒。
生徒は、すでにかなり知識は持っているが、ヤゴについてはあまり詳しく学習するチャンスがないため、興味を持ってくれた。普段なかなか見れない脱皮ガラにもかなり興味をもっていた。
生き物では、都合で丸橋小に比べ少ない種類であったが、同様に興奮して触れていた。
小学校低学年から、身近の逆瀬川で自然に触れている学校でもあり、質問などはヤゴやトンボの生態や、育て方、エサについてなど実施に飼育することに繋がるような内容が目立った。
やはり、授業後にプールでタイリクアカネのヤゴを捕獲するとのことで、後日教室で羽化したとのこと。

感想

2校の授業を終えて。
2校では、普段の生き物に対するなじみの違いが生徒が授業を受けてくれる態度や、生き物に触れるときの反応がかなり違うことが新鮮であった。
そのため、同じ内容でも、導入の方法であるとか、専門的な内容をどこまで盛り込むかなどをそれぞれに見合った対応が必要である。







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