活動レポート「夜須高原長期チャレンジキャンプ」日時:7月7日(土) ~8日(日) 1泊2日 38名参加 (プレキャンプ)
活動報告
7月28日(土)~8月2日(木)5泊6日 43名参加 (メインキャンプ) 場所:国立夜須高原青少年自然の家、馬見山、東峰村小石原、福岡県立英彦山青年の家、英彦山、筑前町黒岩地区周辺フィールド 対象:小学校5年~中学校3年の児童・生徒 7月7日(土) 【キャンプ・登山のオリエンテーション】 【テント設営・野外炊飯】 【班の役割分担】 7月8日(日) 【野外炊飯・テント撤収】 【班の目標決め、班旗づくり】 【わかれのつどい】 プレキャンプが終わり数日後、私たちの活動拠点である九州北部は豪雨にみまわれ、大きな災害が発生しました。当初予定していた登山コースが通れなくなり、コース変更を余儀なくされました。新しく設定した登山コースの下見を念入りに行い、安全を確保した上でメインキャンプにのぞみました。 7月28日(土) 【野外炊飯】 この日は、ゆっくりと時間が流れ、みんな落ち着いて過ごすことができましたが、明日からがハードになります。歩行移動距離は約38km。係会議と班会議を済ませ消灯です。 7月29日(日) 少しずつ険しい道になってきました。登りはじめのような明るい表情は見られません。 やっとの思いで、馬見山の山頂(▲978m)に到着しました。南側に広がる筑後平野。ダイナミックな景色に感動しました。 最高の景色を見ながら、弁当を食べました。おいしかったです。 6kmの山道を下り終えました。下りは息が上がらないのですが、ねんざをしやすく、みんなへとへとになりました。下った後も、日照りの中で車道を1.8km歩き、やっと東峰村の小石原グランドに到着しました。汗だくの体に水道水を浴び、汗を洗い流しました。 テント設営が終わる頃、ゴロゴロと雷鳴が・・・。1時間半にわたる雷雨です。テント設営も野外炊飯も一時中断。食事を食べ終えたのは22時頃でした。 7月30日(月) 昼食は川沿いで食べました。この弁当は、「道の駅小石原」の駅長さんが子どもたちのために愛情を注いで準備してくれたものです。昼食後は川に降りて遊びました。冷たい水が疲れを吹き飛ばしてくれました。 昼食を終え、出発です。途中、1時間に1本程度しか運行しない電車にちょうど良く遭遇し、みんなで手をふりました。 貝吹峠を越えようとした頃、ぽつりぽつりと雨が降り始めました。レインコートを着て歩き続けます。あと少しでバスが迎えに来る地点まで来たところで豪雨になり、車道が川になってしまうほどでした。レインコートを着ていても無駄です。びしょびしょに濡れながらも最後まで歩き続けました。バスの中では疲れ切って寝てしまう人も・・・。 福岡県立英彦山青年の家に到着し、すぐに入浴し、この日は食堂の食事を食べました。係会・班会議の前に英彦山青年の家の職員の特別なはからいで明日の英彦山登山についてくわしく説明をしていただきました。その中で、修験者が使うホラ貝を吹かせてもらいましたが、素人の私たちには音を出すことができませんでした。でも、良い経験になりました。 7月31日(火) でも、登るしかありません。出発です。登山口の神社で安全を祈願しました。 登山コースは、英彦山青年の家→高住神社→北岳(▲1195m)→中岳(▲1182m)→バードコース→スキー場です。英彦山の登山道は石ばっかり。浮き石を踏まないように注意しながら登ります。北岳までの傾斜がとっても急です。 北岳に向かう尾根まで来ました。一本杉が出迎えてくれ、斜面から吹き上がってくる涼風がとても気持ちよかったです。 北岳で休憩をとった後、北岳と中岳の間の谷で弁当を食べました。そしていよいよ中岳山頂に向かいます。天気が良かったので、途中、阿蘇山を望むことができました。 そして、中岳山頂に到着です。気分爽快。少しの時間でしたが、思い思いに過ごしました。 班ごとの写真撮影を終えた後は、下山です。急なところはあまりありませんが、ねんざに注意しなければなりません。途中で休憩をとりながら、バードライン、スキー場経由で英彦山青年の家に向かいます。 怪我もなく無事英彦山青年の家に到着しました。拍手でお互いに讃え合いました。入浴後、テントを設営し、野外炊飯です。焼きそばを作りました。みんな満足そうです。明日は夜須高原まで戻り、滝登りです。英彦山を制覇して得た自信を滝登りにぶつけてください。 8月1日(水) 朝読みの担当は5班でした。だいぶみんな「雨ニモマケズ」の朗読にも慣れてきました。 朝食、テント撤収後、荷物をまとめて退所です。 バスの移動は約1時間半。 筑前町黒岩地区に着きました。 さて、今回登る滝です。去年のチャレンジキャンプでもお目見えしました「ウナギ止めの滝」です。落差約6mの滝で、今回は水が少々増量しています。しかし、特に問題なしということで滝登りを開始しました。 滝を登り切った後は、黒岩公民館まで歩いて行き、着替え、弁当を食べました。 夜の活動はキャンプファイヤーです。火の神?が登場し、厳か?な雰囲気となりました。 あんなに大きかった火も次第に小さな熾火になりました。この火を見つめながら、今の気持ちを語ります。中には感情があふれ、涙が出てきた人もいました。 楽しいキャンプファイヤーを終え、ゆっくりと眠りたいところですが、最後までテントで寝ます。台風による強風の影響を懸念して、活動場所を変えたので、男子は屋根がついているフリースペースという場所にテントを張り、寝ます。女子は研修室の中に、平たい場所を作り、寝袋で寝ます。 8月2日(木) 今日は最終日。「立つ鳥跡を濁さず」の言葉もあるように、全てを片付ける大事な日です。 荷物を片付け終わったら、スピーチ会への準備です。今までの全てを振り返ります。例えば、楽しかったこと、きつかったこと、どうやって乗り越えたか、感謝の気持ち、これからの生活でがんばりたいこと、おうちの方に伝えたいことなどをふり返りました。 スピーチ会の準備が終わったら、最後の班での昼食です。みんなご飯を作っていただくことの有り難さを感じながら、楽しそうに食べていました。 別れのつどいが始まり、所長から、次長から、スタッフからの言葉がありました。 ■別年度のレポート 2014年度 「夜須高原長期チャレンジキャンプ」~九重満喫!体感!「九州の名瀑・名峰」~ 実施レポート 2013年度 「夜須高原長期チャレンジプログラム」~どんな困難でも仲間といっしょにチャレンジできる!~ 実施レポート 2011年度 夜須高原長期チャレンジキャンプ〜“山へ川へ”青春!自分へチャレンジ〜 実施レポート プログラム検索に戻る |