NO団体名主な企画内容
6 こども∞(むげん)感ぱにー(宮城県) 「「自然とともに…Ecoキャンプ」~自然の恵みに感謝の心を育み、そして命をいただき、生かされている事を知る~」
日頃のあそび場では、野菜の栽培などで「山の命」を学び、牡鹿半島・小渕浜でのキャンプでは、磯の生き物や魚のさばき方などで「海の命」を学ぶ。そして、長野県での電気・ガス・水道のない環境でキャンプを行い、希望者だけで鹿の解体をし「動物の命」を学ぶ。

速報レポート(6月分) 第1ステップ「黄金浜ちびっこあそび場」

実施場所 宮城県石巻市渡波黄金浜
実施日時 毎週土、日10:00~16.:00(片付け後撤収17:00)
実施実績 ・回数:9回 ・子ども:240人 ・地域住民:88人 ・合計:328人
活動報告

〇あそび場について
子ども達は遊びを通じて、想像力を掻き立て、それを実行・実現することで創造力を培い、自己の発見を繰り返していくという考えのもと、「だめ」のないあそび場作りを行っています。また、子どもの判断力を信じ、自分の責任で遊ぶことを大切にしています。
あそび場では、火(ひ)・水(みず)・土(つち)・木(き)が一番の遊び道具と考えているため、遊具の支援のお話しもいただきましたがお断りし、子どもと住民の方たちとで一緒に考えて遊具や遊びの環境作りを行っています。


2011年8月 整地前

遊具などを子ども達と手作りで作った、現在のみんなのあそび場。

高さ4メートルの登り棒。


子ども達にとっては、なんでも遊び道具。土管の下の土を掘ってトンネルくぐり。

〇キャンプまでの第一ステップ
キャンプまでに、窯の作り方、薪の割り方・ナタの使い方、火の起こし方・消し方、鍋でご飯をたく、野菜の収穫、食べられる野草の見分け方と調理を行います。上記にあげたことはあそびを通じて自然に学ぶことができます。それぞれを学ぶための時間を大人が作るのでなく、子ども達が自主的に学びたいと思ったことを実行できる環境を私たちが作っています。
例えば、あそび場でのお昼ご飯は、薪を割って、火を起こしてご飯を炊きます。自分が食べるものは、自分で作る事を大切にしているため、スタッフと一緒に行います。時には、けがややけどをすることもありますが、それも大切な経験の一つだと考えています。
また、当会のあそび場の運営は今年の8月で2年になりますが、常連の子ども達が新しく来た子どもに、道具の使い方や火の起こし方を教える場面もあります。
無農薬で安全なものを子ども達に食べさせてあげたいというお母さんの声のもと畑を作り、みんなで育てています。7月には収穫し、その野菜で調理ができそうです。


みんなで植えたクローバや石の下の虫に大興奮。この場で初めて虫あそびを覚える子どもも。子ども達の大興奮ぶりに子どもが学校に行っている間に偶然飛んできたクワガタをおそるおそる捕まえてくれたお母さんもいます!

なんじゃ、こりゃー。シロツメグサをギネス級に編みました。

自分で食べるものは、自分で作る。包丁の使い方を地域のお母ちゃんに教えてもらいながらせっせっと野菜を切ります。


いつもはひとつの窯を、子どもたちと一緒に2つに作り替えました。火おこしもなれたものです。安全を見守るのが大人の役目です。

この日は近所の方が作ったアスパラをいただき、みんなで食べました。知ってる人が作った野菜に、子ども達も興味津々。

水道のないあそび場では、手洗いの水をご近所の方にもらいにいきます。もちろん、子ども達が自分たちでもらいにいきます。子ども達は、水のありがたさを感じています。


というわけで、あそび場にお水屋さんが誕生しました。

〇地域の住民の方からの伝承
 当会が運営するあそび場は、子どもだけでなく地域住民の居場所作りもおこなっており、「地域で子どもを育てる。」「地域で高齢者を見守る。」を目指しています。
あそび場に来る高齢者の方が、子ども達にいろいろなことを教えてくれます。
包丁の研ぎ方を教えてくれるおじいちゃん。大工仕事を教えてくれる元大工さん。食べれる山菜を教えてくれるおじさん。松ぼっくりの炭焼きを教えてくれるおじいさん。とあそび場にくることで子ども達は自然にたくさんのことを学びます。
何かが足りなくても、買うのでなくそこにあるものを使って工夫して遊ぶあそび場の子ども達は自慢の子ども達です。「あそびは生きるちから。」まさに、生きる力と無限の可能性に満ちた子ども達です。


地元の元大工の方から道具の使い方を教えていただきます。あそび場では本物の道具を使って大工仕事ができます。大工仕事の材料は廃材を使用しています。遊びの中でナタの使い方や薪のわり方を覚え、実践にうつします。

近所の方が山菜を持ってきてくれ、天ぷらにしてくれました。子ども達は食べれる草に興味津々。

〇自然とともにEcoキャンプの下見(6/17-19 
 夏のキャンプの下見に長野県伊那市高遠町に行って来ました。その中で、高遠小学校の授業の時間を2時間いただき、「高遠にくる石巻の子ども達に自分たちができること」のワークショップを行ってきました。一緒に遊びたいというところから始まり、高遠の町を案内したいなど様々な案がでました。「一緒に泊まってキャンプしたい!」という声が多く、今から校長先生に交渉しにいく!とはりきっていました。夏のキャンプに向けて、高遠小学校の子ども達も準備をしてくれています。


3つのチームに分かれて、ワークショップをしました。

最後は、みんなでへんな顔をして、集合写真。



速報レポート(6月分) 第1ステップ「黄金浜ちびっこあそび場」
速報レポート2 7月分
速報レポート3 第3ステップ「自然とともに…Ecoキャンプ」
速報レポート4 9月分 第2ステップ「牡鹿キャンプ」

プログラム検索に戻る