NO団体名主な企画内容
41 NPO法人 さんぴぃす(兵庫県) 「芦屋川探検隊 ~モクズガニの遡上をみんなで助けよう!」
芦屋川は住宅地の中を流れる河川だが、良質な水質を維持している。中下流部ではモクズガニが棲息しているが、堰堤などによって遡上が阻止されている。そこで、堰堤にかける橋を設置する活動を行ないながら、餌となる水生生物などの調査も実施する。

「芦屋川探検隊 〜モクズガニの遡上をみんなで助けよう!」
夏休みの間にそれぞれが調べたり発見した事をみんなに教えてあげよう [8/24]

 日  時:平成18年8月24日(木)
 場  所:芦屋市民センター、市民センター前の芦屋川
 参加者:小学生44人、保護者10人、ボランティア・スタッフ6人

今回の活動は、これまで行なった3回の活動の振り返りと、みんなで作った縄梯子がその後どうなったかをみんなで観察すると共に、夏休み中に行なったそれぞれの自由研究の発表を行ないました。

8月6日(日)に全ての橋を設置し、2日後、11日後、16日の情報はさんぴぃすのブログからも情報発信していたが、第4回は橋を設置して18日後になります。
観察の結果、最初きれいだった麻も、今ではじーーっと見ないとどこに掛けたかわからないほど、黒ずんで、回りの草(ツル)などと同化していました。
実際に橋を見に行く前に、参加者全員で仮説を立ててみました。
すると、
1.水に濡れているから黒くなった 2.ゴミや汚れが付いて黒くなった 3.カビが生えて黒くなった
との意見が出たので、どの仮説が正しいかを確認するために、実際に川に入ってみました。実際に橋を見て・触って分かった事は、水に濡れていても(水の中に入っている所でも)黒くなっていない部分を発見。また、黒い部分を触ってみると、ヌルヌルしていることもわかりました。また、堰堤の側面にも黒く似た色になっている事に気付いた参加者もいました。
堰堤の側面に付いて黒い物を取ってみると、コケのような植物でした。まだ正確には橋がなぜ黒くなったのか、本当の理由までは分かっていませんが、今回の結果から単に水に濡れたから色が変わっただけではなく、なんらかの汚れやカビ、微生物などの影響であるという事がわかりました。

後半の夏休みの自由研究大発表会では、ホタルの研究をしてくれた人から、「ホタルも地域によって、体や行動などに何か違いがあるのか」といった質問が出て、博物館の先生の答えでは、関東と関西ではおしりが光るスピードが違うと言うことも教えてもらいました。
また、実際にモクズガニを捕まえて、家で飼った人もいましたが、昼間はしずかにしているが、夜になるとゴソゴソと動き出す。また、餌として一度湯がいたもやしを与えたらカニが食べたと発表してくれました。モクズガニは、実は夜行性で主に夜活動をするので、みんなで作った橋をモクズガニが実際に使ってくれたかを観察するためには、夜寝ずに観察をする必要がある事も、わかりました。

これまでの活動を映像を通して振り返る参加者達
振り返りの後 みんなで橋が黒くなった理由を考えてみました
前回設置した橋を実際に見に
川に入りました

橋を観察したあとは
夏休みに行った自由研究の発表会

博物館から持って来てもらった
水生生物の封入標本を見る

自由研究の中でわからなかった事を
博物館の先生に聞く



芦屋川探検隊 〜モクズガニの遡上をみんなで助けよう! 実施レポート(1)
芦屋川探検隊 〜モクズガニの遡上をみんなで助けよう! 実施レポート(2)
芦屋川探検隊 〜モクズガニの遡上をみんなで助けよう! 実施レポート(3)
芦屋川探検隊 〜モクズガニの遡上をみんなで助けよう! 実施レポート(4)
芦屋川探検隊 〜モクズガニの遡上をみんなで助けよう! 実施レポート(5)
芦屋川探検隊 〜モクズガニの遡上をみんなで助けよう! 実施レポート(6)
芦屋川探検隊 〜モクズガニの遡上をみんなで助けよう! 実施レポート(7)
芦屋川探検隊 〜モクズガニの遡上をみんなで助けよう! 実施レポート(8)

■別年度のレポート
2007年度 あしや村ゼロエミッションキャンプ 実施レポート

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