NO団体名主な企画内容
28 京都市野外活動施設 花背山の家(京都府) 「『わんぱくちゃれんじキャンプ』~自然大好きっ子、あつまれ!~」
学校行事で実施している自然体験宿泊学習では体験できないサバイバル的なキャンプを体験し、冒険心・忍耐力・独立心を養う。さらに、仲間と協力する大切さを知り、生きる力を高める活動を行って、市内小・中学校の宿泊学習の事業をバックアップする。

速報レポート3

参加者:児童20名、学生スタッフ10名,山の家スタッフ3名
8月20日(木)第3日目

 <6:00 起床・朝の集い>
 うーん,朝目覚めたら雨です。テントのフライシートもびっしょりぬれています。でも,昨日早起きしていた子どもたちは,起床時間になってもだれも起きてきませんでした。昨夜のキャンプファイヤーではしゃぎすぎて,疲れがたまっていたのでしょうか(笑)もう少し寝かせてあげたかったですが,そこは心を鬼にして「起床!」子どもたちを起こしました。


朝の集いは炊飯場の中

学生スタッフの楽しいダンス

 朝の集いは雨のため,炊飯場の中で行いました。うっとうしい雨雲を吹き飛ばすために,班つきのお兄さんが楽しいコミカルなダンスを披露してくれました。子どもたちも飛び入りで参加し,すっかり眠気も覚めたようです。
 今日も表彰式が行われました。各班の旗には,いくつもの絵馬が結びつけられました。

 <7:00 朝食>
 3日目の朝食は食堂です。バイキング形式の食堂で,朝からいっぱいおかずを取り,たらふく食べました。キャンプで野外炊事をすることは,当たり前で,食事を作る大変さを子どもたちに体感させることが一つの目的です。
 そして,その中であえて食堂を利用することは,いつも食事を作ってくれる人に感謝の気持ちを感じさせることができます。
 子どもたちは,前日のサバイバルクッキングで食事をつくることの楽しさと大変さを感じましたが,今日の食堂では,食後のスタッフの方に「ありがとう」と感謝の言葉を言うことができました。


感謝の朝食

テントサイトの撤収です

 <8:40 テント撤収 寝袋干し>
 朝食後に雨もあがったので,テントサイトの撤収に取りかかりました。
 まず,テント内の寝袋を干しました。高学年の子どもたちは,さすがにてきぱきと動いていましたが,小さい3年生の子どもたちは,うまくいきません。目線はお兄さん,お姉さんの方を向いています。それを察してお兄さんたちが手伝おうとしたときに,6年生の子どもたちが,やさしく3年生の子どもたちを助けはじめました。よかったよかった!

 <10:00 館内ラリー>
 予定では,花背山の家周辺を散策し,自然観察ツアーに行くことになっていましたが,今年は山道や草むらに「山ビル」が大量発生して,昨夜の雨の影響もあり,歩ける状態ではなかったので,館内自然観察ラリーをすることになりました。花背山の家は,約400名収容できる広大な施設です。館内(宿泊棟)を一周するだけでも相当時間がかかります。館内に隠されている自然観察カードをすべて見つけるだけで,午前中たっぷり時間がかかりました。


大量に発生した山びる

山びるの被害にあうと!!

 早くゴールした班は,おそろいのTシャツやお兄さんたちのトレーナーに,キャンプの思い出の寄せ書きやメッセージを書いていました。


館内自然観察ラリーをする子どもたち

Tシャツやトレーナーに寄せ書き

13:40 退所式

 昼食(豚丼,冷やしうどん)をおいしくいただいた後,退所式にのぞみました。
 「もう帰るの?」「もっといたいなあ!」という声が,なんと3年生の子どもたちから出ていました。
 キャンプ長の「ドッティー」からお別れのお話があり,全員にメッセージが書かれた絵馬とわんぱくチャレンジキャンプ記念の缶バッジが贈られました。

 <14:00 退所>
 退所時には,おそろいのTシャツでバスに乗り込みました。疲れは一時的にどこかに飛んでしまったような表情でした。でも帰りのバスの中では,爆睡だったようです。

 <15:00 解散>
 解散場所の京都国際会館前には,おむかえの保護者の方々が,まだかまだかとバスの到着を待っていました。1時間以上前から待たれている保護者の方もおられたとか。
 15時前に子どもたちを乗せたバスが無事到着しましたが,子どもたちは降りてきません。実は,お兄さんたちが起こしても,なかなか起きない状態でした(笑)
 ようやく寝ぼけ眼でバスを降り,お父さん,お母さんを見つけると,にっこりかけ寄っていきました。最後に3日間一緒に過ごしたお兄さん,お姉さんと別れを惜しんで,そして,来年再会することを約束して帰って行きました。お疲れ様でした。

 わんぱくチャレンジキャンプは,リターン組が多いキャンプです。今年度の活動内容は,サバイバル的な要素が含まれていて,連続参加の子どもたちもキャンプの醍醐味と新鮮さを感じてくれました。来年は宿泊数を増やして,より充実した活動にしたいと思っています。
 子どもたちには,夏休みが終われば,それぞれの学校で友だち,先生に自然の中でのキャンプの楽しさを伝えてほしいと願っています。また,花背山の家からも生きる力の高揚につながるキャンプ活動を,各学校に広めていくことが使命だと思っています。


退所式後 班ごとに記念撮影

来年の再会を約束しました

 この度の安藤スポーツ・食文化振興財団様の多大のご支援のおかげで,「わんぱくチャレンジキャンプ」~自然大好きっ子,あつまれ~は,充実した活動になりました。 ありがとうございました。



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■別年度のレポート
2011年度 小学生野外活動クラブ『花背山の子クラブ』 実施レポート

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