NO団体名主な企画内容
25 岐阜県加茂郡七宗町立上麻生中学校(岐阜県) 「中学生でもやっぱり最高!自然体験学習隊~山と海と空と~」
1~3年の各学年毎で、自分たちが住んでいる地域の自然環境に触れ合う。飛騨川や神渕川及び飛水峡を探検し、甌穴群や日本最古の石に触れ、大自然の偉大さを感じる一方で、郷土のすばらしさを実感する自然体験。

速報レポート2 Ⅰ 山と海探検コース  ② 海(日間賀島探検)

日 時 : 5月 21日(木)~22日(金) 
場 所 : 愛知県南知多町日間賀島
参加者 : 中学校1年生 14名 指導者5名 (校長、担任、副担任)
活動目標

七宗町の200km以上下流にあたる海に浮かぶ島(日間賀島)へ実際に行き島内めぐりをし、海でしかできない砂浜で遊んだり、磯見学したり、山との違いを体験し、自然のすばらしさを実感する。

活動内容

【事前】

  • クラスで体験学習の目的を明確にし、スローガンを決定する。
  • 活動内容を聞いて係分担をする。
  • 神渕中学校の生徒と一緒に係活動を行う。

【5月21日 当日】
●学校出発  出発式
 2つの学校が一緒になって出発式を行った。2日間の期待がみなぎる出発式だった。
●到着
 師崎港からフェリーで日間賀島へ渡った。フェリーに乗るもの初めてである生徒が多い中、生徒たちはわくわく感がいっぱいであった。日間賀島到着後は入島式を行い、2日間お世話になる民宿の方に挨拶をして各民宿へ移動した。
●あじの開きづくり
 あじの開きの作り方を民宿の方から聞いて、生徒一人一人が自分の力であじの開きを作る。初めての体験で生徒は楽しそうに開くことができた。開き終わったら、開いたあじを外に干した。はじめて魚に包丁を入れた生徒も多く、貴重な体験をすることができた。あじは家族のおみやげとなり、生徒はとても満足げであった。
●魚釣り
 岸壁に並んで釣りを行う。山間部で生活している生徒達はもちろん海釣りをした者はほとんどいなく、川釣りもほとんど行っていない。初めて釣りを行う生徒がほとんどであった。餌のゴカイを付けることもなかなか上手くいかないこともあったが一所懸命に行った。ときおり魚を釣る生徒がいると歓声が上がった。もっと釣りたいという希望もあったが時間が来たので終了した。楽しい体験ができた。




●島内探検
 グループごとに島内を探検した。クイズ形式で問題を解いくと島内を自然に探検できるという仕組みになっている。各グループ4~5名が力を合わせクイズを解いていった。この島内探検のグループは上麻生中学校と神渕中学校の生徒が混合になっている。自分から積極的に話しかけようという目標を持って探検を行い、仲を深めることができた。




●夕日鑑賞
 夕食後、2km離れた場所の西の浜辺へ歩いて行った。夕日が沈む中、砂浜で走り回ったり仲間と手をつないでジャンプをしたり楽しいひとときをゆったりと過ごした。日頃、いろいろな活動を矢継ぎ早に行っている生徒にとってみると、夕日が沈む中、大自然のすばらしさを感じながら仲間と一緒に過ごせ、思い出に残る夕べになった。
●島の方との語らい
 生徒は自分達が暮らしている七宗町の自然や文化について実際に回って調べてきている。その体験を日間賀島の方に説明をして、その後生徒達は日間賀島の方に島での生活や自然について質問をしていった。

【5月22日 当日】
●朝の散歩・磯遊び
 島の一番東へ行き、磯に出て磯遊びを行った。磯遊びを行っていると、波が来て海水がかかってしまう生徒も多かったが、貴重な体験であるので非常に喜んでいた。
●ビーチレクリエーション
 浜辺でバレーボールを行った。チーム対抗戦でビーチバレーボールを行った。体育館とは違い動きにくい砂浜でした。バレーボール部の生徒もやりにくそうでした。その後、砂浜で遊んだり、海の中に入ったりして浜辺の遊びを満喫しました。
●魚のつかみどり
 海に生け簀をつくり、そこへ鯛、タコなどを放ち、生徒がその魚を捕まえる活動を行った。鯛などの魚は非常に大きく抱えきれないほどであり、タコを触ったことはほとんどの生徒が初めての体験であった。男子も女子も全員が積極的に魚を捕まえることができた。生徒達の目の輝きは日頃の学校生活では見ることができないものであった。

●海鮮バーベキュー
 つかみどりをした魚をバーベキューにして食べた。潮風が吹く中で、おいしい魚をいただくことができ最高な体験ができたが、先ほどまで生きていた魚を食べることができ、命をいただくことの尊さを実感することができた。日頃はあまりたくさんは食べない生徒たちも新鮮な魚を前におなか一杯食べきることができた。

●離島式
 貴重な海の体験ができた日間賀島もとうとう離れることになった。さみしいが思い出がいっぱい残った。海の体験を存分にできた最高の2日間となった。日間賀島の皆さん、民宿の皆さん、ありがとう!

●学校着 解散式
 学校に着くとそれまで部活動をしていた先輩たちが全員お迎えに来てくれた。そのお迎えに驚いたがとても嬉しかった。

子どもの声

  • ぼくの一番の思いでは、魚つかみとその後の海遊びです。魚つまみではたこが取れました。生きているたこのさわりごこちなどは今でも心に残っています。海遊びでは、岐阜県ではできないことをみんなで思い切り楽しく遊べました。
  • 一番心に残ったことは、島内探検です。最初はよく分からなくて、時間をとってしまったけど、途中からは頭を働かせて楽しく問題が解けました。島の東の崖に設置されているハイジのブランコは海風が頬に当たりすごく気持ちよかったです。
  • 全部の活動が楽しく学べ一番の思い出になりました。その中でもバーベキューが楽しかったです。自分達で魚をつかみ取りしてその場で取った魚を食べられて最高においしかったです。

考察

日頃、山々に囲まれた七宗町で暮らしているので、海の体験は初めてだという生徒が多かった。中には家族で海へ行ったことがある生徒があるが、大半が海水浴であり、何をするにも新鮮な体験をすることができた。海でしかできない砂浜で遊んだり、磯見学したり、山との違いを体験し、自然のすばらしさを実感することができた。特に、魚のつかみどりの活動では、抱えきれないほどの非常に大きな鯛を素手で捕まえ、満面の笑みの生徒が多かった。タコを触ったことはほとんどの生徒が初めての体験であった。男子も女子も全員が積極的に魚を捕まえることができ、本当に貴重な体験をすることができた。生徒達の目の輝きは日頃の学校生活では見ることができないものであった。



速報レポート1 Ⅰ 山と海探検コース  ① 町内(山)探検
速報レポート2 Ⅰ 山と海探検コース  ② 海(日間賀島探検)
速報レポート3 Ⅰ 天体観測コース  
速報レポート4 岩石探検コース

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