速報レポート4 岩石探検コース日 時 : 10月 21日(水) 10:40~12:30
活動目標
場 所 : 七宗町 日本最古の石発見地、日本最古の石博物館 参加者 : 中学校 14名 、指導者3名 (足立守名古屋大学博物館特任教授、校長、理科担当) 自分たちが住んでいる七宗町にある飛騨川及び険しい渓谷である飛水峡を探検し、日本最古の石に触れ、大自然の偉大さを感じる一方で、郷土のすばらしさを実感することができる。 学校を出発して七宗町野々古屋にある日本最古の石発見地へバスで向かった。日本最古の石発見地の看板がありそこでバスを降りた。日本最古の石は、飛騨川の流域にある。道路から日本最古の石までは崖を降りていく必要がある。茂みをかき分けながら降りていった。 飛騨川が見えて来たぞ!日本最古の石は飛騨川の水の流れで地表に現れてきて発見されたものだ。私たちが住んでいる地面の下にもあるのかも知れないが、発見された礫岩はこのような川の流れで表面が削られて見やすくなっているようだ。 徐々に日本最古の石に近づいてきたが、そこにたどり着くまでは大きな岩が続いている。足下が悪い中を慎重に歩いていった。 日本最古の石の発見者である足立守先生に日本最古の石がどれなのかを具体的に教えてもらった。長石や石英が多くある白っぽい礫が20億年前の礫岩だそうである。その礫岩は、大陸で作られた礫岩が川に流れて海溝に流され海底で堆積してできあがったようである。 20億年前のこの礫岩の中には30億年以上前の鉱物(ジルコン)があるとのことである。すなわち、30億年以上前の鉱物を私たちは触っていることとなる。 日本最古の石が入っている大きな岩の横には、粘土層や砂などがきれいな層をなしている。地層がきれいであるからこそ、海の中で堆積したことが分かる。すなわち、七宗町は大昔海の底であったことがよく分かる。更に、地層のあちらこちらには、生き物の巣穴が沢山あった。これは、化石の一種であると教えてもらえた。これだけきれいに見える生痕化石も珍しいとのことであった。 見学が終わり、バスの場所まで戻る。戻る時には、岩をよじ登りながら上がっていく。結構大変である。 バスに乗り、日本最古の石博物館まで行った。博物館には世界最古の石など多数の岩石が展示してあった。七宗町の地面の作りの模型もあり、チャートや砂岩、泥岩でできていることがよく分かった。
私たちが住んでいる七宗町は、日本最古の石が有名で博物館まであるが、意外に子どもたちは日本最古の石がどれなのかについては分かっていない。ましては、なぜ日本最古の石がこの七宗町にあったのかについても理解できていなかった。 速報レポート1 Ⅰ 山と海探検コース ① 町内(山)探検 速報レポート2 Ⅰ 山と海探検コース ② 海(日間賀島探検) 速報レポート3 Ⅰ 天体観測コース 速報レポート4 岩石探検コース プログラム検索に戻る |