NO団体名主な企画内容
18 魚沼市立須原小学校(新潟県) 「魚沼の四季の自然とふれあうわくわくの時間 ~生活の時間を利用して~」
事前学習で地域の「自然」の違いを学んだあと、年間プログラムを通して、魚沼の四季の自然の移り変わりを実感させ、自然と共生できる心豊かな子どもたちを育むことを目的とした体験学習。

速報レポート3 わくわくの時間・ICTと自然~みんなが気に入ったハーブこうえんの自然を全世界に伝えてみよう~

実施日時:9月29日(火)8時45分~10時20分
場所:須原小学校
参加者:須原小学校1・2年生(31名)・学級担任2名・サポートスタッフ1名
講師:首都大学東京大学院システムデザイン研究科
   インダストリアルアート学域ネットワークデザインスタジオ 学生3名
はじめに

「わくわくの時間・夏」の事前学習で、ARアプリ「よこねアーカイブ」を見てもらい、みんなの気に入ったものや場所が全世界の人に見てもらえるようになることを伝えていました。
今の時代、インターネット環境があれば、世界中ほとんどの地域の事が一瞬にしてわかります。
子ども達が春・夏・秋を通して見てきた、ハーブこうえんの中で気に入ったものや場所を、家族や地域の人はもとより、遠くは海外に住むALTの先生にも伝えられるよう、ポスターを描いてもらいます。
今回の授業は、ARアプリ「よこねアーカイブ」の制作者である、首都大学東京大学院の学生によるワークショップ形式で行われました。

学習当日

最初に大学院生の自己紹介と、制作した「よこねアーカイブ」を実際に触れてもらいます。子ども達は動きのあるスマートフォンやタブレットに興味深々。
インターネットに載せて、色々な人に自分たちの想いを伝える事ができるという話を聞いた後、「みんなでハーブこうえんをせかいにひろめよう!」をテーマに、みんなが好きになったハーブこうえんのものや場所か、自分たちが大人になっている20年後のハーブこうえんを想像してポスターに描いてほしい事を伝えました。
一番驚いたのは、みんなが以前の活動の写真を見なくても、絵が描けていた事です。
それだけ、自分の好きなものや場所が記憶の中に深く残っているのだなと嬉しくなりました。
一人ずつ、描いたものや場所、想いを発表してもらい、インターネットに載せるべく記念撮影もしました。
人気だった場所は、ツリーハウス。
ラベンダーを摘んだことも楽しかった記憶の中に残っています。
中には、パンダの顔の模様のような葉っぱをたくさん描いた子もいて、それぞれの想いがたくさんつまっていました。
20年後のハーブ香園には、ローカル線の只見線が停車する駅ができていたり、ツリーハウスがきれいになっているなど、子どもならではの感性が光っていました。
時間の最後には、東京から来た学生に質問時間も設けられ、魚沼にどうやって来たのかや、魚沼のどんなところが良いのかなど、普段の生活ではなかなか知り得ない話しを聞くこともできました。

ふりかえり

ICTも自然も、現代には欠かせないものとなっています。
地域外の講師と触れ合う事により、魚沼の魅力を改めて知る良い機会にもなりました。
子ども達が描いたポスターや、四季を通じた活動の写真をインターネット上に載せる事で、いつまでも色あせない記憶と記録が残せます。
この取り組みを行った子ども達が大きくなった時、取組を思い出したり、取り組んだことによって未来が開けていたりしたら、本当に素敵な事だと思います。
20年後、みんながどのようになっているのかがとても楽しみです。


首都大学東京の学生による、ワークショップの始まりです。

タブレットで横根を見ます

ハーブこうえんのどこが好きかな?


うさぎがいたよ!

ひとりひとり想いを発表してもらいました

魚沼の良いところを教えていただきました



速報レポート1 わくわくの時間・夏 ~自然の中を歩いてみよう、草木の香りに気づいてみよう~
速報レポート2 わくわくの時間・秋 ~自然の中を歩いてみよう、摘んだハーブでハーブティーを飲んでみよう~
速報レポート3 わくわくの時間・ICTと自然~みんなが気に入ったハーブこうえんの自然を全世界に伝えてみよう~
速報レポート4 わくわくの時間・冬~木に登ってみよう 約半年間雪の下に眠る植物たちは、どのように冬の準備をするのだろう~

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