NO | 団体名 | 主な企画内容
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猛禽類保護センター活用協議会(山形県) |
「自然に見る庄内の現在、過去、みらい」 昆虫採集を通して命の尊さ・儚さを知り、県指定文化財「両羽博物図譜」より先人の観察眼を学び、鳥海山でイヌワシを保護するために戦った人々の活動と、未来のために現在行われている森林施業を知ることで、現在・過去を学習し庄内の未来を思い描く。 |
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速報レポート2
実施日時 平成29年9月2日(土)9:00~15:00
開催会場 酒田市飯森山公園~最上川河口鳥獣保護区・生涯学習施設出羽遊心館
参加者 講師: 科学ジャーナリスト 永幡嘉之
松森写真館 松森昌保
鳥海南麓自然保護官事務所 長船裕紀
酒田市環境衛生課:阿蘇秀一
その他スタッフ 2名
一般参加者:大人10名 子供10名 合計20名
開催内容
8:30 スタッフ集合 打ち合わせ
9:00 開会(飯森山公園駐車場)
挨拶(酒田市、講師紹介)
・日程説明、活動の注意点説明
9:15 双眼鏡使い方講座
9:30 飯森山公園内を歩きながら野鳥観察と昆虫を採集、水生生物を採集し生き物観察。
9:50 講師の永幡氏より両羽博物図譜に掲載されているトンボと実際に捕まえたトンボの比較をしながら解説を聞く。
10:30 飯森山山頂にて江戸~明治の庄内地方の様子がどのようなものだったのか、両羽
博物図譜に記載されている内容を解説してもらう。
11:00 飯森山公園内から、最上川河口鳥獣保護区の農道へ出て観察を続ける。
11:50 飯森山公園駐車場に戻り、この日見られた生物を発表してもらう。
12:10 出羽遊心館に移動、昼食
13:05 基調講演「両羽博物図譜を読み解く」永幡嘉之氏
13:50 トイレ休憩
13:55 パネルディスカッション「両羽博物図譜に何を学ぶのか」
パネリスト:永幡嘉之、松森昌保、長船裕紀
ファシリテーター:阿蘇秀一
15:00 解散
イベント終了後の振り返り
反省・意見
- 直接昆虫や水生生物に触れ、その都度講師から詳しく説明して貰い新しい発見が多くあったので大変良かった。
- ファシリテーターの進行もパネリスト3名のお話も大変わかり易くて良かった。
この日見られた生物 トビ、ノスリ、ハイタカ、チョウゲンボウ、カワセミ、ダイサギ、チュウサギ、アオサギ、ヒヨドリ、シジュウカラ、スズメ、ツバメ、カワラヒワ、ハシボソガラス、ムクドリ、
カルガモ、ハクセキレイ、アジアイトトンボ、オニヤンマ、ノシメトンボ、
シオカラトンボ、ウスバキトンボ、ベニシジミ、ツバメシジミ、ゴマダラチョウ、
アカタテハ、ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、ヒメウラナミジャノメ、
アオスジアゲハ、イチモンジセセリ、モンシロチョウ、モンキチョウ、クロアゲハ、
コバネイナゴ、ハラオカメコオロギ、オオヒラタシデムシ、ゴミムシ、クロクサアリ、
セイヨウミツバチ、ナガコガネグモ、アメリカザリガニ、アマガエル、タモロコ、フナ、キタノメダカ、計46種
トム・ソーヤースクール企画コンテスト速報レポート
今回自然観察会のテキストとして使用した山形県指定文化財の「両羽博物図譜」には、鳥類、哺乳類、昆虫類、魚類、植物と幅広く江戸時代から明治時代の庄内の生き物たちが記録されているが、それらを参考に特に観察のしやすい鳥類と昆虫類に絞って当時の環境に迫っていく内容とした。
午前中の自然観察会では、科学ジャーナリストの永幡嘉之氏と、希少種保護増殖等専門員長船裕紀氏による案内で46種類の動物たちを観察できた。
午後のシンポジウムでは、永幡氏と長船氏に加え、松森胤保から数えて5代目に当たる松森昌保氏にも登壇いただき松森家に伝わる胤保の人物像についてもお話しいただいた。パネリストの永幡さんからは、松森胤保は4000種を超える動植物について実際にその目で見て描いたことをあげ、参加してくれた子供達にもファインダー越しに写真撮影することよりも、網で採集し、それをよく観察して描くという自然観察の基本について伝えていただいた。
公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団様より支援いただき、講師への謝金、また雨天時のプログラムに必要な道具類を準備することができたことに感謝申し上げ、報告とする。
速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3
■別年度のレポート
2023年度 見る!作る!鳥海山(ちょうかいさん)の野鳥とSDGs 実施レポート
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