NO | 団体名 | 主な企画内容
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猛禽類保護センター活用協議会(山形県) |
「自然に見る庄内の現在、過去、みらい」 昆虫採集を通して命の尊さ・儚さを知り、県指定文化財「両羽博物図譜」より先人の観察眼を学び、鳥海山でイヌワシを保護するために戦った人々の活動と、未来のために現在行われている森林施業を知ることで、現在・過去を学習し庄内の未来を思い描く。 |
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速報レポート3
実施日時 平成29年10月7日(土)8:30~15:00
開催会場 鳥海イヌワシみらい館~鳥海山南麓鶴間池「のぞき」
参加者 講師:鳥海山ワシタカ研究会 佐藤淳志 楽天株式会社ECカンパニーマーケティング部CSR課
眞々部貴之 ジュリアン・ボワッソー
鳥海南麓自然保護官事務所 希少種保護増殖等専門員 長船裕紀
他スタッフ3名
一般参加者:大人15名 子供10名 合計25名
協力: 山形大学農学部教授 林田光祐
開催内容
8:10 スタッフ集合 打ち合わせ
雨天のため日程の変更を協議する
8:40 開会(鳥海イヌワシみらい館)
挨拶(酒田市、環境省)
・講師紹介
・日程説明、活動の注意点説明
8:50 鳥海イヌワシみらい館内を解説・見学
9:20 希少種保護増殖等専門員長船裕紀氏よりイヌワシの生態と、環境省による保護増殖の取り組みについて解説
10:10 講師の楽天株式会社眞々部氏より、楽天株式会社のCSR(企業の社会的責任)事業への取り組みについて紹介
10:35 バスに乗りイヌワシの生息地まで移動
11:00 鳥海山鶴間池「のぞき」にて講師の佐藤淳志氏より生息環境のお話を聞く
11:30 雨天のため生息環境のみ観察して鳥海イヌワシみらい館へ移動
12:10 昼食
12:40 講師の佐藤淳志氏より鳥海山南麓におけるイヌワシ保護の歴史について解説
13:30 山形大学林田研究室より、産学官連携で行われている「楽天の森プロジェクト」の調査研究結果について解説
14:10 長船氏よりイヌワシの環境利用についての解説
14:30 アンケート記入
14:45 まとめ
14:50 解散
当日はあいにくの雨となり、予定していた日程を変更し主に室内でのプログラムを中心に開催となった。
室内講義では楽天株式会社の眞々部氏が、楽天によるCSR(企業の社会的責任)について、楽天ゴールデンイーグルスからイヌワシ保全に至る経緯と、今後の展望についてもお話しした。
室内講義が一区切りついても雨はやみそうになかったが、バスに乗ってイヌワシの生息地が見られる場所まで行った。標高1000m付近の鳥海山の眺望の良い場所に到着し、講師の佐藤氏が生息環境について解説した。参加者たちからは傘を差しながらも、うっすらと白くガスがかった鶴間池を眼下に見下ろし、厳しい環境に生きるイヌワシの生息地を肌で感じてもらうことができた。
午後からは山形大学農学部林田研究室が、楽天の森で行っている調査研究の結果を解説した。山形県内でもニュース・新聞などでたびたび報道された注目度の高い事業であり、今回その中間報告として一般に公開したため、参加者は興味深くお話に耳を傾けていた。
本来であれば、楽天の森施業地へ移動し、実際に現地を見ながらイヌワシを観察しつつ解説をしていただく予定だったが、雨のために現地へ行くことはできず、お話の内容と連動させることがかなわなかった。しかし航空写真などを使い、室内でも「楽天の森」の全容を視覚的に知ってもらえるように工夫した。
イヌワシのための森林施業をすることで、アンブレラ種であるイヌワシが保護されることになり、鳥海山の豊かな環境が守られることによって、人間の「みらい」を守ることにつながることを知っていただくことができた。
安藤スポーツ食文化振興財団よりご支援いただき、バスの借用などに充てることができたことに感謝申し上げる。
速報レポート1
速報レポート2
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■別年度のレポート
2023年度 見る!作る!鳥海山(ちょうかいさん)の野鳥とSDGs 実施レポート
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