NO団体名主な企画内容
20 NPO法人暮らし・つながる森里川海(神奈川県) 「"子どもが元気、いきもの元気、地域が元気「湘南いきもの楽校水ガキ養成講座」"」
"ヤギ島探検ツアー、カヌー&ガサガサ魚採り、ウナギの保護活動、源流域での皮むき間伐体験、定置網漁見学と海のいきもの調べ、ちびっこ水族館づくりなどを展開する。平塚市が進める生物多様性保全活動に関わる活動もある。"

速報レポート2 暮らしの近くの冒険体験 川の自然楽校

期日:2019年8月3日(土)晴れ
所:馬入水辺の楽校
参加者:子ども22、大人20、講師2、スタッフ8人、合計52人

 子どもたちに川遊びを体験してもらおうと毎年開催しています。今回は、地元、松原公民館と四之宮公民の親子連れで賑わいました。馬入川は暮らしの近くにある、生き物いっぱいの自然のワンダーランドですが、深くて、干満の差が大きいため、気軽に川遊びを楽しめません。加えて「危険だから近寄ってはいけないと」言われているため、川と人との距離は遠のくばかりです。
 プログラムの根幹は、ライフジャケットの使い方講習です。誤って川に流された時の対応方法を学んでもらいます。上に向いて浮くことや、ローリングの仕方、足を川下に向けて流れること等、実際に体験してもらいます。干潮、満潮の時間を見て、川に入ること、川遊びに詳しい大人といっしょ遊ぶことなどを伝えると共に、魚採りの方法なども伝授します。
 はじめは恐る恐るだった子どもたちも、終わる頃には、すっかり川になれ、魚採りを満喫します。大きなウナギが採れた時にはお騒ぎ、「触りたい」と子どもたちの手が伸びてきます。自然離れが進んでいると言われている現代っ子ですが、体験の場がないだけで、昔の子どもたちといっしょです。場作りの重要性をつくづく実感します。
 ともあれ、今年も子どもたちの歓声であふれました。怪我をする子もなく、川の神様も喜んでくれた素敵な1日となりました。


川が呼んでいる
馬入川は深くて干満の差が大きいため、川遊びを楽しむ市民は稀です。でも、干潮時を選び、指導者のサポートがあれば、自然のワンダーランドを満喫できます。

いざ出陣
参加者の大半が川遊びの初心者です。森の小径を通り、川に向かいます。ドキドキの始まりです。

アシ原をかき分け、川に入ります。ヌルヌルしていて、みんなへっぴり腰。あちこちで歓声が湧きます。


リーダーから注意を聞く
初めての川遊び体験。子供も大人も緊張気味です。

準備体操
体をほぐすために、準備体操を入念にします。緊張感もやわらぎます。

ライフジャケットの使い方を学ぶ
リーダーの指導で、ライフジャケットの使い方を学びます。川遊びでライフジャケットは必携です。つけていれば危険を回避できます。今回の催しのテーマです。


空を見上げて浮く
体の力を抜き、空を見上げて浮きます。体がプカッと宙に浮きます。子どもたちの笑顔が溢れます。

この笑顔がたまらない
川遊びは子供たちの心と体を解放します。みんなニコニコ顏です。この笑顔がおじさんたちのやりがいにつながります。

魚採りの始まりだ
プカプカ遊びの後は魚採り。初心者マークの子ばかりですので、上手く採れません。ここで昔のガキ大将の登場。ガサガサ流を伝授します。


潮が引いた
さっきまでプカプカ遊びを楽しめた川が浅くなり、川底の石が見えるようになりました。馬入川の干満の差が大きいことを学びます。

ウナギ
でっかいウナギが採れました。「初めて触った」と大騒ぎになります。

井戸で体を洗う
川遊びが終わったら、井戸でライフジャケットや網を洗います。もちろん自分の体も。井戸も初めての子がほとんどです。熱中、井戸遊びの始まりです。


大満足
最後に記念撮影。大満足の一日となりました。



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