NO | 団体名 | 主な企画内容
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NPO法人暮らし・つながる森里川海(神奈川県) |
「"子どもが元気、いきもの元気、地域が元気「湘南いきもの楽校水ガキ養成講座」"」 "ヤギ島探検ツアー、カヌー&ガサガサ魚採り、ウナギの保護活動、源流域での皮むき間伐体験、定置網漁見学と海のいきもの調べ、ちびっこ水族館づくりなどを展開する。平塚市が進める生物多様性保全活動に関わる活動もある。" |
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速報レポート4 平塚新港、海のお魚調べ
期日:2019年8月31日(土)晴れ
所:平塚新港
主催:NPO法人暮らし・つながる森里川海
協力:平塚市漁業協同組合
参加者:子ども22人、大人25人、スタッフ4人、講師1 合計52人
8月31日、ひらつかタマ三郎漁港で子どもたちを対象にした海のお魚調べを実施した。平塚市漁業協同組合の協力で実現した。
水ガキ養成講座はまだ途中だが、源流域での皮むき間伐体験と清流の生き物調べ、中流域でのカヌー体験と魚採り、下流域での川の自然楽校、そして今回の海の生き物調べと、相模川を丸ごと楽しんでいる。
全部の企画に参加できた子、そうでない子、いろいろだが、最大の収穫は子どもたちのあふれる笑顔に接することができたこと。自然との触れ合い、生き物との出会いが、如何に大切かを知る旅となった。
海のお魚調べでは、定置網漁で獲れた魚、子どもたちが港内で採り、見たもの、夜の集魚灯に集まったものなど、1日で81種となった。
暮らしの近く、ひらつかタマ三郎漁港にたくさんの生き物がいることを知った。
これは、講師、手良村知功さん(東京大学水産実験所修士2年)のおかげ。先生無くして今回の企画は成立しなかった。魚に対する愛情、豊富な知識、話術が子どもたちを引きつけた。
水槽の中はカワハギやサザナミフグ、ニジギンポ、オヤビッチャなどの稚魚であふれた。見ているだけで楽しい。子どもたちの目が輝いている。
でも見ているだけではダメ。とにかく触りたい。いつまでの水槽中に手を入れている。お魚にはしばし我慢してもらった。
魚釣りに訪れた市民も覗いていく。釣り上げた魚の種類を聞きに来る、釣った魚をくれる、釣竿を持たしてくれる人など、魚と子どもたちが人と人をつないだ。
圧巻は夜の生き物調べ、スポットライトで海を照らしているとプランクトンが多数水面に集まる。筋になって、たなびく。それを狙って小魚が集まる。アンドングラゲの長い触手がみんなを惹きつける。幻想的だ。シラスやシラスウナギ、イカの赤ちゃんも登場する。はしゃぐ子は一人もいない。みんなじっと海をみつめる。あっという間に時間が過ぎる。心に残る体験になったようだ。
最後に、魚採りは流れ藻の下を探るが、港内にあるゴミもいっぱいすくってしまう。
子どもたちから「きたない」「お魚がかわいそう」との声があがった。
藻は海に返すが、ゴミは陸にあげる。毎年、ゴミ拾いを実施しているが、こんなシーンは見たことがない。ゴミ問題が自分ごとになった瞬間を見たような気がする。
スタッフは2時半起きで平塚新港に。定置網で獲れた魚を頂戴する。
定置網で獲れた魚を説明する。ホシザメなど見たことのない魚がいっぱいだ。触ってみる。みんなの目が輝く。
いよいよ港内の魚採り。海水面との距離が近い満潮時に行う。ライフジャケットは必着だ。ポイントは流れ藻。その下に稚魚が集まっている。最初のうちはなかなか採れない。網に入ると歓声があがる。
流れ藻の下を探る。落ちないよう気をつける。スタッフの仕事は子どもたちの安全管理。
藻を振るうとお魚が落ちてくる。大騒ぎになる。
水槽はたくさんの生き物であふれる。ミニミニ水族館の完成だ。
珍しいオニカマス(バラクーダー)が採れた。見つめる目が輝いている。
見ているだけでは物足りない。触りたくなっちゃうのだ。
先生に種類や生態のことなどを教わる。黒潮に乗ってやってくる種類もたくさん見つかる。死滅回遊魚といって冬になると死んでしまう。
ゴミもいっぱいすくってしまう。「きたない」「お魚が可哀想」との声があがる。藻は海に返すが、ゴミは陸に。ごみ問題が自分ごとになった瞬間を見たような気がする。
港内の砂の中にはマイクロプラスチックの予備軍がいっぱい。あっという間に集まる。子どもたちに説明する。
スポットライトで海の中を照らす。多数のプランクトンが集まり、それを食べに小魚が集まる。ライトの下を魚が横切る。その都度歓声があがる。
アンドンクラゲやシラスウナギなどが集まる。幻想的だ。アンドンクラゲがシラスを捕食している。みんなじーっと見つめる。
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