NO団体名主な企画内容
43 山陰海岸国立公園鳥取砂丘ビジターセンター(鳥取県) 「ちびっ子砂丘探検隊2022」
地元児童を対象に、鳥取砂丘地域特有の自然を感じる活動を実施、その魅力を伝える。「楽しむ→好きになる→自ら学ぶ」ことのきっかけづくりをしたいという思いで「楽しむ」ことに重点を置いた自然体験活動。

速報レポート4

日程:2022年10月16日(日)
人数:9名(参加者4名、講師1名、運営スタッフ3名)
スケジュール

 9:45~10:00(15分)  受付
10:00~10:05( 5分)  挨拶・アイスブレイク
10:05~11:15(70分)  工作体験(砂プレート作り)
11:15~11:25(10分)  トイレ
11:25~11:50(25分)  園内散策
11:50~12:25(25分)  休憩(アスレチック遊び)
12:55~13:05(10分)  トイレ・移動
13:05~14:05(60分)  砂丘横断
14:10~14:20(10分)  まとめ学習
14:20~14:40(20分)  警察フェスティバル(音楽隊演奏)見学
14:50~15:15(25分)  環境保全学習(除草体験)
15:15~16:00(45分)  砂丘土産選び、タカハマカフェで休憩
16:00~16:20(20分)  まとめ学習
16:20~16:30(10分)  挨拶・閉会挨拶

※新型コロナウイルス感染症の影響で全6回のうち3日程が中止となったため、急遽日程を追加。
プログラムを編成して開催したが、参加者は少数、学生は不参加での実施となった。

※新型コロナウイルス感染症対策として、イベント中はマスクの着用と手指消毒を励行。
 熱中症のリスクが高まるため、マスクを外して屋外活動を行った。

挨拶・アイスブレイク
副隊長の挨拶で開会。緊張しきっている子どもたちの心を解きほぐすために毎回行うレクリエーションは、今回は小数だったため講師を招聘せず、過去に行った自己紹介ゲームを運営で実施。



工作体験
今回は来年度で開園50周年を迎える鳥取砂丘こどもの国での活動を行った。必ずと言って良いほど地元の子どもは遊んだ経験があり、鳥取市民に大変親しまれている鳥取砂丘のすぐそばにあるレジャーランドである。まず園内にある『砂の工房』にて工作体験。砂丘の砂を使った砂のプレートとパーツに色付けをし、各自がテーマ性をもった作品をつくりあげた。「天然記念物なのに砂丘の砂は使っていいの?」との声が参加者からあり、こちらから解説を行った場面があったが、砂丘での学習が身についていると実感した。




園内散策
 散策しながら園内の場所確認を行う予定であったが、参加者がこどもの国は詳しく知っていた様子だったため自由時間とした。木々の中でどんぐりや松ぼっくり拾いをしたり、アスレチック頂上に登って砂丘沖に見えるくじら島や、砂丘内の馬の背を確認したりと楽しく過ごしていた。当日は天候に恵まれ、ひとしきり遊んだ後は「暑い」と汗を流している参加者もあった。




昼食・休憩
 昼食のあとは、自由時間。園内のアスレチックで思う存分に楽しんだ。日曜だったため一般のお客さんも多くあったが、ルールやマナーを守って一緒になって遊べていた様子だった。




砂丘横断
 砂丘西側にあるこどもの国を出て、東側にあるビジターセンターへの砂丘横断を実施。熱中症が心配されるほどに天気が良いうえ、今回は運営のみだったため、準備を万全にして臨んだ。砂丘内は風が心地よく、風紋や動物の足あともよく観察できる良いコンディションだった。砂丘学習で毎回お世話になっている音田研二郎氏がボランティアで現地に駆けつけ、解説を行ってくれた。横断中にはクイズも交えながら砂丘学習の復習を行った。少人数だったため、参加者のペースに合わせゆっくり砂丘学習・横断ができた。また途中で「アリジゴクが見たい。」というリクエストがあった。リクエストをしたのは何年も本イベントに参加しているリピーターだった。何度も砂丘を歩いているはずだが「実はアリジゴクをちゃんと見たことがない。いつも人込みに紛れて見られなかった。」という話だった。今回はアリジゴクもじっくりと観察することができ、非常に嬉しそうであった。人数が少なかったことで、満足度の高い砂丘学習になったと感じた。





まとめ学習
 暑い砂丘内の横断を終えた参加者の体調を考慮し予定を変更。休憩を兼ねてビジターセンターに入館し、こどもの国での工作体験と砂丘学習部分のみであったが、まとめ学習を行った。第1回に比べて感想を書くペースも早く、あっという間に完成させた。

警察フェスティバル(音楽隊演奏)見学
 同日現地で開催されていた警察フェスティバルに足を運んだ。白バイやパトカー、警察のマスコットキャラクターに興奮していた様子だった。鳥取県警察音楽隊の演奏も最前列で鑑賞し、子どもも知っている演奏曲に手拍子を送っていた。




景観保全(除草)活動
砂丘入口付近にて、景観保全活動を実施。講師はちびっ子砂丘探検隊の中田副隊長(鳥取県緑豊かな自然課)。鳥取砂丘で除草活動が必要な理由や、このまま除草をしないとどうなるか等の解説を聞いたあと、各自軍手を着けて除草を開始した。参加者同士、自由にゲーム感覚で除草をしていたようで、山盛りになった雑草を見て「たくさん取れた!」と非常に楽しく活動ができていた。





砂丘土産選び、タカハマカフェで休憩
 前回見学した砂丘会館に入館。参加者は小遣いを手に握りしめ、家に持ち帰るお土産を選んだ。限られた金額の中で厳選した砂丘土産を各自が購入。中には「弟にあげる」と自信の欲しい物ではなく、家族のために土産を選んだ参加者もあった。その後は隣にある今年8月にオープンしたタカハマカフェへ。隈研吾氏が建築した、見た目にも興味をそそられる外観が特徴のカフェとなっている。カフェではオリジナル商品の『梨シェイク』を楽しんだ。3階のテラスに出て眺望を楽しんだり、ガラス張りのソファ席に座ったりと砂丘の新たな観光スポットも満喫した。





まとめ学習
 ビジターセンターに帰り、まとめ学習。今回は例年にないプログラム(砂丘土産選び、名産品を使ったグルメ商品の試食など)を実施したためか、まとめを見返すと魅力発信が中心の感想が非常に多くあったように感じた。前回に引き続いて、観光資源を体験することでよりしっかりと砂丘の魅力を発信する力が育っていると実感した。プログラム準備のため同行しなかったスタッフに対し、なぜこの土産を選んだのか、カフェでどんな所がおしゃれだったか等の話をしている場面もあった。その場で自身が感じた魅力を『おすすめ』として発信してくれ、本イベントの成果が現れている事に非常に嬉しく感じた。






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