NO団体名主な企画内容
23 大津市立和邇(わに)小学校(滋賀県) 「実体験で学び調べる防災学習~自然とともに、わにっ子防災子どもリーダーになろう~」
ハザードマップの作成、防災グッズ作り、避難所体験など自然災害に対する備えを、子どもたちが実際に体験することで学び、考え、主体的に行動することを促す。さらに実体験を周囲に発信することで、地域との協働体制を充実させる活動。

速報レポート1 調べ学習交流会

活動日: 6月20日(火)
活動場所: 和邇小学校 各教室
参加人数: 小学生   77人 / 指導者   3人 / 合計  80人
活動内容

 6年生の1年間の「防災学習」を進めるにあたり、5月に「和邇は大丈夫か?」「和邇は安全か?」というテーマで、学習の動機付けと調べ学習を行いました。そもそも「防災」とは何か、災害はなぜ起こるのか、自然災害の知識を獲得すべく、地域の自主防災会の皆様に来校いただき、学びを深めました。

 そして、本日、「災害のこわさが伝わるポスター」(タブレットを使用して、各自が作成)を互いに交流し、その後、学級全体で共有しました。子どもたちは、自然災害の知識はあるものの、「自分には関係ない」という考えの児童が多くいました。調べ学習をすすめるうちに、いつでも、どこでも起こる可能性があることが分かり、今後の活動の目的を確認することができました。

災害のこわさが伝わるポスター

 風が一定の向きに吹き込む→渦が発生する→渦が登り積乱雲となる→竜巻が起こる
 私たちができること:①天気予報を見てから外出する。雷注意報が出ていたら外出しない。             ②外にいるときに「雷が聞こえる」「冷たい風が吹く」「黒い雲が接近している」になったら、頑丈な建物に避難する。③特に「物が巻き上げられ飛んでいる」「耳鳴りがする」「柱のような形の雲が見える」という状況は緊急事態です。




 自分が調べ、まとめたプレゼンをグループで交流し、互いに感想を出し合いました。質問や意見をグループでまとめ、次に学級全体で交流しました。学級全体では、「自分事としての防災」をあらためて考える必要があることを知りました。

わにっ子防災リーダーになろう

○災害について調べる○スライドにまとめる○プレゼンテーション(発信する)
 プレゼンの極意:プレゼンはプレゼントだ! 1スライド1情報 視線は四隅をとる




 7月には、自主防災会の皆様にも来校いただき、和邇防災ハザードマップを完成させます。自分たちの住む和邇の地域が、自分の住む地区が、「土砂災害警戒区域」や「浸水想定区域」「避難所の指定」などのどれに当てはまるかを確認し、日常の備えがいかに大切かを実感することになります。

子どもたちの感想

  • 今まで、ニュースなどで、日本各地で災害が起こっていることを見ていましたが、私たちの住んでいる場所は安全だと信じていました。しかし、今日のみんなの発表を聞いて、いつ災害が起こってもおかしくない所だとわかり、少し怖くなりました。
  • 和邇は海が近くないので、津波の心配はないと思っていた。でも、琵琶湖が近くにあるので、大波がきたり、浸水したりするのを知って、いざという時の備えが必要だと感じた。
  • 地震はいつ起こるかわかりません。滋賀県西部には、断層があることを学びました。家の人にも聞いてみましたが、おじいちゃん、おばあちゃんの時代にも地震がなかったそうです。大きな地震がきたらと思うと怖くなりますが、自分や家族の命を守るために、今できることをやりたいです。



速報レポート1 調べ学習交流会
速報レポート2 和邇防災ハザードマップ
速報レポート3 防災グッズを作ろう
速報レポート4 避難所体験に向けて、ロープワーク

■別年度のレポート
2022年度 和邇探索「和邇川の生き物調査と図鑑づくり」 実施レポート

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