NO | 団体名 | 主な企画内容
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NPO法人 里豊夢(りほうむ)わかさ(福井県) |
「里山の自然に触れ、生きる力を育む体験活動~遊びと学びのある活動を通して人間力を高め、生きる力を育む~」 里山の自然に親しむ植樹活動や農業体験、四季を感じられる体験活動を行い、子どもたちに自然の中で過ごす心地よさ、安らぎを味わってもらう。また、異年齢集団による活動を通して、社会的スキルを高め、生きる力や人間力を育む。 |
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速報レポート1 「農業に親しむ」 田植えとサツマイモの苗植え
活動日: 2024年5月12日(日)
活動場所: 福井県若狭町能登野区地係 里地里山「のとのの里」
能登野区内の田んぼと畑
参加人数: 小中学生 16人 / 未就学児5人 / 大人 13人 / 指導者 7人 /
能登野棚田倶楽部 10人 / 合計 51人
<活動内容>
いずれも秋の収穫を楽しむ体験活動と連動した活動である。サツマイモの栽培は10年以上継続している活動で、収穫した芋は、以降の体験活動でも野外料理や焼き芋づくりの大切な食材となり、子どもたちも大好きな食材である。田植えは地元の能登野棚田倶楽部の協力のもと昨年度復活した体験活動で、一昔前の機械に頼らない米作り体験である。先人に学ぶ手植えと協力し合って行う活動体験である。
(1) 田植え
活動の目的は、現代では子どもたちがなかなか味わうことのできない泥土や泥水の感触を肌で味わうなど自然と直接触れ合う機会とすることと、昔の伝統的な農業文化を学び、後世に伝わることも意識している。開会式で、子どもの頃に体験した地域ぐるみで行った田植えの様子、大きなやかんの置かれたあぜ道でお茶を飲んで一休みの様子、おにぎりとたくあんの昼食の様子など、「結」と呼ばれる地域の助け合い・共同作業について簡単に説明し、小学生ですでに重要な労働者であり、地域の一員として認められていたことを伝えた。少子高齢化の社会で、温かい地域づくり、連携の願いも込めて話した。
田植えの方法については、能登野棚田倶楽部の担当者から指導を受け、苗を受け取って田んぼへ足を踏み入れる。田んぼに入るのに抵抗を見せた子がいたが、高学年の子どもたちの掛け声と行動に引きずられるように入って行った。泥の中の足が抜けず、苦戦している子どもがいたり、苗を土の中に差し込んで植えるのではなく上に並べるように置いていく3歳児もいたが、大きい子どもたちが手助けしたり、活動をフォローしている姿も見受けられ、有意義な活動であった。また、棚田倶楽部のおばあさんに見守るように教えてもらいながら田植えを行っている子どももたちもおり、和やかな雰囲気の活動であった。
昨年度参加してくれた小学5年と6年生の4人の子どもたちのいで立ちは田植え用の長靴とハイストッキング着用であったが、田んぼの中ほどに行くと深くなり長靴の中に泥水が入り、田んぼからあがったあと長靴の中や靴下も水洗いしていた。
ただ、植え終えた後、田から上がり田植え後の様子を眺めてみると歯抜け状態で植えてないところが目立っていた。サツマイモの苗植え時に能登野棚田倶楽部のスタッフがが、手直しをされたと伺った。
(2)昼食
田植えの場所近くの能登郷会館で、能登野棚田倶楽部女性部の方が準備してくれたカレーライスをいただいた。使用された米は、昨年度のコメ作り活動で収穫したお米が使われた。リーダー的存在となってきた5・6年生4人の合掌で昼食の始まり、急に静かな昼食時間に。しっかり田植えを行ってくれたため、幼児も含めほとんどの子どもたちがカレーのお替りをしていた。「日本のカレーは美味しい」とラオスの子どもたちもしっかりお代わりをしてくれた。
(3) サツマイモの苗植え
時々少雨に合うも午前の田植え活動は予定通り終えることができたが、昼食時からは天気予報通り、強い雨が降ってきたため、しばらく様子見となった。1時半過ぎに雨脚が弱くなり、サツマイモの苗植えを実施した。ただ、雨雲レーダーでは1時間後には再び雨雲かかかってくる予報となっていたため、スタッフを含め参加者全員で苗植えを行っていた。昼食後、一部のスポット参加者と昼寝をする幼児、ラオスの子どもたちは帰宅したため、芋の苗植えに参加した子どもは10名となったが、その中に、今年度から活動メンバーに登録している5歳児は、サツマイモの苗植えをやりたいということで参加し、将来が楽しみなやる気満々の姿勢を見せてくれていた。
苗植えは、高学年の子どもたちがマルチに穴をあけ、パイプを土に中に斜めに差し込んで植える場所を作り、全員で次々と植えてくれた。残り僅かのところで再び雨が降り出し、急激に雨脚が強くなってきたため、活動を止め、車の中で待機したが、止む気配がないため閉会式を止め、解散した。
<子どもたちの感想(昼食後、イモの苗植え待機時の田植えの感想で、芋の苗植えの感想はありません)>
・田んぼに初めて入った。冷たくて気持ちがよかった。また植えたい。(小1年)
・どこに植えるのかわからなかったが、おばあさんが「ここに植えな」と教えてくれた。植え方も教えてくれたのでたくさん植えることができた。(小1年)
・お母さんに手伝ってもらい、弟と一緒にたくさん植えることができた。(小2年)
・去年も参加したが、今年は田んぼが深く、田植え用の長靴の中に泥水が入ってきて、気持ち悪かった。休憩のとき長靴を洗って、その後は汚れた靴下のままで田んぼに入った。去年よりはしっかりたくさん植えることができたのがよかった。(小5年)
・去年より、水がたくさん入っていたので、泥水で枠で印付けた植える場所が見えなかったことと、土が柔らかいので植えた苗が浮き上がってくるなど今年の田植えは難しかった。(小6年)
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