NO団体名主な企画内容
18 独立行政法人国立青少年教育振興機構国立妙高青少年自然の家(新潟県) 「妙高ジュニアアドベンチャー2010〜日本一の体験と感動を in信濃川〜」
「次世代を担うリーダーの育成」を目指す活動で、今回は自ら考え行動する力を引き出すための活動を展開。大河のはじめの1滴をみつけ、その1滴がどのように海へたどり着くのか、手作りイカダやトレッキングなどで体感する。

速報レポート3

日 時:平成22年7月25日(日)~8月8日(日) 14泊15日
会 場:国立妙高青少年自然の家、甲武信ヶ岳、信濃川流域市町村(長野県川上村、小海町、
    上田市、飯山市、新潟県十日町市、小千谷市、長岡市、三条市、新潟市など)
参加者:小学校5,6年生 18名(男子9名、女子9名)
事業内容

 国立妙高青少年自然の家の主催事業である妙高ジュニアアドベンチャー2010は、リーダー性の素地となる5つの力(以下「妙高5力」という)を引き出すプログラムである。「妙高5力」とは①集団内の人間関係をより円滑にしようとする力②困難に立ち向かおうとする力③自ら考え行動する力④集団を目的やねらいに導こうとする力⑤創造力を働かせ工夫して課題を解決しようとする力をいう。今年度は日本一長い川信濃川の全長367kmを活動場所にし、5つのステージに活動を分け実施した。 

【第4ステージ】8月2日(月)~5日(木)
 このステージでは「妙高5力」の特に④集団を目的やねらいに導こうとする力が出現する場面として活動を行った。
 まずはラフティングボートやEボートを使い、実際に川の中に入って、活動した。ラフティングボートは、インストラクターの指導のもと、川の中に落ちたときの救助法やパドルの使い方などを学び、川に親しみながらも、川で活動するときの安全面に意識を向けた。 Eボートは約110kmの行程を3日間で進む。途中大きな堰を4つ越えなければならない。その内の3つの堰は中を通してもらい進んだ。下流に行くに従い川の流れも緩やかになり、必死にこがないと進まない。この活動も3日間の繰り返しである。日々の反省を生かし、互いに意見を言い合う。そのため、衝突し、時にはけんかになる場面もある。目的意識の高さに差が出る。夜は、今までの自分たちの活動をふりかえり、今後の目標を再認識しながら、話し合い活動を行った。


川の中で落ち着いて行動

ラフティングで基本を学ぶ

今までの行程を確認


息を合わせて前へ

大河津の堰を越える

【第5ステージ】8月6日(金)~8日(日)


いかだにメッセージを書く

ゴールを目指して

最後にみんなで

 最終ステージは「妙高5力」の特に⑤創造力を働かせ工夫して課題を解決しようとする力が出現する場面として活動を行った。ここでは子どもたちだけの力でいかだを作りそのいかだで川を下る。いかだにはそれぞれの思いや願い、感謝の気持ちなどを書き込んでいた。Eボートと違い推進力はあまりなく時速約1kmにしかならない。途中参加者は3つのいかだをつなげてみたり、互いに励まし合ったりしながら進んでいった。どのようにすれば早く進むのか、またみんなで一緒にゴールできるのか参加者の中で課題を解決するための話し合いも行われた。
 いかだ到着後参加者は歩いて河口まで行き、信濃川の水と海の水が混じり合うところをゴールとした。参加者一人一人がこの2週間をふりかえり、自分の成長を感じ取っていた。これからの自分はこうありたいという新たな目標をもって15日間を終えた。一人一人の顔つきが出発の時と比べ、とても生き生きとしていた。各ステージごとに身につけた「妙高5力」が子どもたちの中に息づいているのではないか。子どもたちの顔には達成感や充実感、そして自信が表れていた。



速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3

■別年度のレポート
2021年度 チャレンジキャンプ2021 ~妙高で見つける新しい自分~ 実施レポート
2011年度 妙高ジュニアアドベンチャー2011〜この夏 出会える 新しい 自分〜 実施レポート

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