NO | 団体名 | 主な企画内容
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15 |
財団法人 育てる会(東京都) |
「夏休み自然体験活動『塩の道古道を100km歩く』」 1週間の長い日程で、子どもたち自らで地図を見ながら考え、模索し「塩の道」100キロを自然と歴史を肌と足で感じながら歩く活動。 |
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速報レポート2
日 時:平成22年8月15日(日)〜22日(日) 7泊8日
場 所:長野県大町市八坂野外活動センター、
新潟県糸魚川市〜長野県大町市までの古道塩の道
参加者:小学生5名、中学生5名、高校生2名 計12名
徒歩区間と活動の様子
新潟県内:8/16 糸魚川駅〜大野神社〜中山峠〜根知〜山口
8/17 山口〜白池〜角間池〜大網峠〜大網神社〜平岩
長野県内:8/18 平岩〜大峠〜地蔵峠〜深原〜埋橋〜中土
8/16 「海岸から中山峠を越えて山口関所跡へ」
朝5時に起床し、JR東日本から西日本にまたがる大糸線を乗り継ぎ、約2時間半で新潟県糸魚川駅へ。ここからいよいよ塩の道100kmが始まる。海岸で旧塩田地域を見学し、班別活動がスタートした。
糸魚川市内は猛暑となり、なだらかな上り坂が続く道のりは、歩き慣れていない子ども達には苦しいものだったが、途中、湧水で喉を潤し、午後4時過ぎに目的地に到着した。市内ではどの班も道に迷い、必要以上の距離を歩くことになった。
糸魚川の海岸を眺める。塩田の面影はなかったが、みんなで決意を新たにした。
塩の道の起点である道路元標。ここから班別行動がスタート。
中山峠では雨に降られた。雨天でも歩くのがこの活動の基本だ。
8/17 「いよいよ急峻な峠越え、白池と大網峠」
朝8時より班別行動を開始。この日も晴天に恵まれ、気温はぐんぐん上がったが、山道に入ると日差しも弱くなった。しかし峠までの道のりは常に登りで、山中では“ウルル”と呼ばれるアブの一種に悩まされた。雨飾山を湖面に映す白池の湧水は街道随一の美味しさで、「水がこんなに美味しいなんて!」と誰もが感嘆の声を挙げていた。
峠からの下りは、渓流をジグザグに下る急坂。人馬転落の物語がいくつも残る難所であった。足を滑らせると怪我では済まない個所も多く、緊張が強いられたが、全員が無事に午後4時過ぎに目的地に到着した。
街道に残る塩の道資料館でしばし休憩した。
山深い白池の眺め。ここの湧水は街道随一。冷たくて美味しかった。
大網峠からは急峻な下りが続く。怪我をしないように慎重に歩いた。
8/18 「最大の難関、三つの峠越え」
この日も朝8時に出発。出発地の標高が約200mなのに対して、この日最大の大峠は標高約1,250m。1,000m以上も登らなくてはならず、一日で湧水も2か所しかない困難な道のりだった。それでも互いに励ましあい、大峠に到着したのが午後1時半。昼食後次の地蔵峠を目指し、一気に数百メートルを下った。この時点で午後4時を過ぎ、みんな疲れの色は隠せなかったが、最後の峠を残りの力を振り絞って越えていった。
目的地到着は午後7時過ぎとなったが、最大の難関を乗り越えた喜びからか、子ども達は誰もが素晴らしい笑顔だった。
チェックポイントでは、地形図の確認を怠らない。班長も真剣。
連日の猛暑に湧水を頭にかぶる子も。冷たさが元気をくれた。
大峠への登りは時にロープを使用。昔の人の苦労が身にしみた。
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