NO団体名主な企画内容
15 財団法人 育てる会(東京都) 「夏休み自然体験活動『塩の道古道を100km歩く』」
1週間の長い日程で、子どもたち自らで地図を見ながら考え、模索し「塩の道」100キロを自然と歴史を肌と足で感じながら歩く活動。

速報レポート4

日 時:平成22年8月15日(日)〜22日(日) 7泊8日
場 所:長野県大町市八坂野外活動センター、
    新潟県糸魚川市〜長野県大町市までの古道塩の道
参加者:小学生5名、中学生5名、高校生2名 計12名
活動の様子

8/22 「最後まで歩くのが目的 そして再会を約束して」
 解散の日は、センター内をしっかりと掃除し、昼過ぎの列車に間に合うようにセンターを歩いて出発。昨日越えた鷹狩山を下って信濃大町駅を目指した。
 駅からは、引率なしの一人旅体験。それぞれが自分で列車に乗り込み、思い出を胸に帰路についた。
 初日に駅に着いてから今までの間、2日目に糸魚川駅まで列車に乗ったことを除けば、すべて自分の足だけで移動してきた8日間。子ども達の心には、かけがえのない仲間との思い出と、諦めない心、チャレンジすることの大切さ、そして大きな自信を残してくれた。






道のりが記入された地形図。赤い道を子ども達は歩いた。改めて見ると大きな自信が湧いてきた。

参加者の感想

 僕はこの活動で色々なことを学びました。
 一つ目は仲間の優しさです。
 大峠の急な下り坂を歩く時、僕は下り坂を歩くのが苦手で前の人から遅れてしまいました。でも僕が班の人に追いつくまで、みんな文句も言わず待っていてくれました。
 二つ目は100kmを歩いた達成感です。
 大峠を登る時には、ふくらはぎと足首が痛くて、もうリタイアしようかと思いました。でも峠の頂上に着くと気持ちがとてもスッキリしました。そして頂上で食べたお弁当は今までで一番美味しく感じました。ゴールした時も、気分がスッキリして、大きな達成感を味わいました。
 三つ目は水の大切さです。
 いつも何気なく飲んでいる水が、歩き疲れて良く味わって飲んでみると、甘くてとても美味しかったです。家に帰っても、水を良く味わって、大切に飲むようにしたいと思いました。

今後の発展と課題

・塩の道は今回歩いたルートだけでなく、様々な道が残されている。それらを一つ一つ開拓することも、活動の展開としては面白い。
・例えば“飛脚班”というようなものを作り、体力差に応じた行程を作ってみる。体力のある子であれば、夜間も通して2日間で歩くことも可能と思われる。
・実際に、糸魚川から塩や海産物などを自分で運び、ゴール後に自炊活動をするのも良い。
・古道の保存には現地行政や地域住民の力が欠かせない。精力的に活動している行政や住民もいるが、行政区が変わったり、地域によっては、全くの手つかずの面もあった。今後も歴史の大切な遺産として残していくために、こうした活動を通して働きかけていくことが大切である。


速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3
速報レポート4

プログラム検索に戻る