NO | 団体名 | 主な企画内容
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15 |
財団法人 育てる会(東京都) |
「夏休み自然体験活動『塩の道古道を100km歩く』」 1週間の長い日程で、子どもたち自らで地図を見ながら考え、模索し「塩の道」100キロを自然と歴史を肌と足で感じながら歩く活動。 |
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速報レポート3
日 時:平成22年8月15日(日)〜22日(日) 7泊8日
場 所:長野県大町市八坂野外活動センター、
新潟県糸魚川市〜長野県大町市までの古道塩の道
参加者:小学生5名、中学生5名、高校生2名 計12名
徒歩区間と活動の様子
長野県内:8/19 中土〜大峯峠〜小谷村郷土館〜千国番所〜牛方宿〜切久保
8/20 切久保〜白馬高校〜飯森神社〜白馬南小〜青木湖〜中綱湖
8/21 中綱湖〜木崎湖〜若一王子神社〜山岳博物館〜鷹狩山〜八坂
8/19 「史跡が多く残る、小谷村から白馬村へ」
この日は距離こそ今までで最長の20kmとなるものの、登り下りが比較的少なく、また様々な史跡が多く残る道のりなので、子ども達も元気に歩くことができた。
途中、千国番所跡や牛方宿、百体観音などの史跡を目にし、塩の道が交易の道として重要な位置を占めていた当時の様子や、街道沿いの農村の生活の様子に触れることができた。
今までとは違ったアスファルトの道が多くなったためか、足に肉刺を作ってしまう子が多くみられたり、足への負担も大きかった。子ども達からは「登り下りは大変だけど、土の道の方が歩きやすい」との感想が聞かれた。
ゴールの大町市方面を望む。まだまだ先は長い。
幾つもの道標が目印となってくれた。
千国番所で見学と休憩。田舎造りの縁側は猛暑でも涼しかった。
8/20 「白馬村から大町市へ、いよいよゴールが見えてきた」
ほぼ一日街中を歩く道のりだったためと、連日の猛暑のために、子ども達も水分補給に注意しながら歩いた。
街中では、古道の雰囲気が失われつつあり、道標も少なかったため、迷ってしまう班も多かったが、時折出会う地元の方に話を聞きながら、チェックポイントを目指した。地元では、塩の道自体を知らない若い人も多いらしく、子ども達が糸魚川から歩いてきたと知ると、驚く方が多かった。その一方で、こうした活動を地元にも広めて、大切な遺産を保存していけないものかと話す方もいた。
夜のミーティング後には、前夜祭として花火大会を実施した。子ども達は「長かったようで短い」と口にし、明日のゴールが待ち遠しいような淋しいような、そんな感想を持っている子が多かった。
信州白馬村のスキー街を抜ける。アルプスの山が眩しかった。
時折見かける茅葺屋根の家。昔の生活が思い起こされた。
ゴールを明日に控えたミーティング。地形図でゴールが示されると歓声があがった。
8/21 「おめでとう! 仲間と共に歩いてゴールへ」
いよいよゴールの日。歩き始めからみんな笑顔が絶えず、今まで班の中では多少なりとも喧嘩などがあったが、そのわだかまりもすっかり解けて、一丸となってゴールを目指していた。初日に越えた鷹狩山も、幾多の峠を越えて歩いてきた子ども達にとっては、最初に歩いた時よりも楽に思えたようで、休憩なしで一気に登り切ってしまう班もあった。
そしてゴール。お祝いのプレートと花火で歓迎されながら、全員一緒に八坂野外活動センターの地を踏んだ後、円陣になって掛け声をし、お互いを祝福して喜びを分かち合った。
[写真説明]
大町市に入ると田んぼの中を道は続く。平坦だが暑さが堪えた。
途中の神社で昼食。今まで地元小学校なども昼食場所となった。
やっとゴール!!誰もが満面の笑み。この達成感は何事にも代えがたい。
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