NO団体名主な企画内容
18 NPO法人やまぼうし自然学校(長野県) 「『やまぼうし自然学校 森でモリモリ遊び隊』〜“生きる力”を育む〜 春の遊び隊キャンプ、秋の遊び隊キャンプ」
森遊び・沢遊びなど、朝から晩まで「遊ぶこむ、遊びふける」時間の提供する企画。新しい遊びや発見により想像力を養う、子どもたちの「やってみたい!」を大切にし、実現するキャンプ。

速報レポート1

日 時:2011年6月18日〜19日(1泊2日)
会 場:長野県上田市菅平高原
参加者:34名(小学1年生〜中学2年生)
    スタッフ 4名 アシスタント 2名

 自分の体よりも大きな大きなリュックを背負って、元気に集まった遊び隊の仲間たち。テントでの初めてのお泊りが、楽しみだけどちょっぴりドキドキ。期待と不安で胸いっぱいの子ども達の1泊2日の大冒険が始まりました。

 1日目。まずはみんなのお部屋づくりからスタート。袋の中からテントのポールやフライを引っ張り出して、全部で6基のテントを張りました。ポールがなかなかまっすぐにならないし、どこが入り口なのかもわからなくて大変だったけど、みんなで協力すれば、あっという間に出来上がり。お部屋が決まったところで、やりたいこと会議。「何やりたい??」の問いかけに「火遊び、かけっこ、釣り、肝試し!!・・・」。どんどん出てくるみんなのアイデアは1泊2日じゃ足りないくらい。マッチと薪で焚き火に挑戦する子、沢へ行って水遊びをする子、笹舟をつくる子・・・思い思いに遊んでいると、あれれれれ? 空から大粒の雨!大急ぎで特設屋根のブルーシート下に集まり、カラフルカッパを身にまといました。雨が降っていたって、遊びは続行。初めて教えてもらったナイフやノコギリでお箸を作ったり、釣り竿を作ったり、ひたすら竹を土に埋め込んだり。火熾し隊が頑張って守り続けた火は、大切に使って焚き火料理に大活躍。竹を縦にすぱんと割って作った竹ハンバーグは大好評で、みんなのお腹は満腹。雨が止む頃を狙って、真っ暗な森の中で肝試し。怖くてどぉ〜しても参加できない居残り組もいたけれど、みんなの大きな叫び声は森中に響き渡り、大満足の1日目となりました。

 ぐっすり眠って目覚めた2日目は、朝早くからごそごそごそ。上級生は朝5時起床でみんなの為に食材調達。川へ渓流釣りに出かけました。お兄ちゃん、お姉ちゃんたちが魚と格闘している間に、低学年組は朝から火熾しをして朝食準備。薪で炊いたホカホカご飯とあったかみそ汁で高学年をお出迎え。お腹一杯になったところで、今日は何して遊ぼうか?すっきり晴れた広場には聖火台を作ったり、沢の水をきれいにする実験隊がいたり。お腹がすいたら、みんなで肉まんとピザまん作りに挑戦。肉まんというよりは肉餃子のような芸術作品がいっぱいできて、どれがいいかな?と食べるのも楽しい時間。おかわりジャンケンできれいにすべて完売しました。

 あっという間の1泊2日はずっと晴れていたわけではないけれど、みんなの笑顔と笑い声が森に広がり、最後には雨雲をすっきり吹き飛ばしました。初めは緊張していたみんなの顔が、仲間と共に過ごした2日間で、なんだか少し大人になった気がします。友達への思いやり、助け合い、自分で全部やることの大変さ、そして、面白さ。いろんなことを学んだ2日間となりました。