NO団体名主な企画内容
16 八王子市立上川口小学校(東京都) 「みんなで自然体験推進計画2006」
低学年にはたんけん隊、高学年には自然調査隊として、地域の愛鳥ボランティアとともに、年間を通した野鳥観察会や自然的教育素材を活用した教育を計画。

「みんなで自然体験推進計画2006」 今年度の様々な活動・その4 [10/17]

 日  時:平成18年10月17日(火)
 場  所:都立小峰自然公園
 参加者:1年生6名、2年生15名

 恵まれた自然環境を生かした体験活動を様々な教育活動を取り入れながら、
 地域や自然を愛する心情やたくましく生きる力、生命を尊ぶ心、自然環境を大切にする心など
 豊かな心の育成を図る。

 <2年生による校外自然体験学習>

今日は、楽しみにしていた1・2年生合同の校外学習です。
前日の雨もあがり、秋空には一つの雲もなく遠足日和。一人のお休みもなく、みんな元気にそろって出発です。
都立小峰自然公園までは、路線バスを使い移動しました。
公園には、都の職員の方々も準備して待っていてくださいました。
今回の校外学習を計画するにあたっては、担任の先生方が
事前の打ち合わせの段階から、自然体験を多く取り入れた活動を主目標としてきました。
そして、自然物も用いて自分の手や足を使い、例え稚拙であっても何かを作りあげる学習内容を設定しました。
都立小峰公園には、自然に繁茂する多くの動植物が見られますが
今回は、園内に多く生えている孟宗竹を用いて自然造形物作りを行うことにしました。
竹を切るためのノコギリやロープ、その他諸々のものをリヤカーに積み竹林へ。
まず、倒れても大丈夫のように、ロープを竹に巻き付けて竹を切りました。
切った後は、みんなで「エイサ!コラサ!」と担ぎ作業をする場所まで運びました。
どの子も「自分たちで切ったぞ」、「自分たちで力を合わせ運ぶんだぞ」と大張り切りです。

大きな竹を持ってきたのはいいけれど、この後どうなるのでしょう?
自分たちでこうしよう、ああしようと話し合いの始まりです。
まず、こうしなさいというのではなく、自分たちでどのようにすれば良いかの意見を自由に出させました。
すると、いろいろな意見の中から、より効率よくみんなが竹切りに参加できるような方法に自然と収まりました。
この時、2年生は力のない1年生のこともよく考えていたのがとても立派でした。
何人かのチームに分かれ、自分たちの切りたい所にならび作業始まりです。

少し短くなった竹を見て、子どもたちはどんな物を作ったのでしょうか。
あれこれと考え「あれを作ろうかな」「こんなもの作ろうかな」と思案顔。
作る前に、ノコギリが上手に使えない1年生は、2年生に教えてもらいながら、必死になって竹と格闘していました。
そのうち、あちこちから
「どうだい!できたぞ!ぼくの貯金箱」「ぼくはハシを作ったぞ。」
「私は健康足ふみ!」「これは、花瓶だぞ!」
との声声声。
そして、「何だかわかんないけど、いいものができたぞ!」という子もいました。

子どもたち思い思いにいろいろな物作りにチャレンジすることができました。
できあいの道具で遊ぶ子どもたちが多く見られる昨今ですが
子どもたちは自然物のもつやわらかな感触やてざわり、温かさを感じながら、楽しい一日を過ごすことができました。
子どもたちが一生懸命に作った物を、おうちに帰ってから
お父さんやお母さん、そしておじいちゃん、おばあちゃんに差し上げたそうです。
おうちの人たちはみんな、笑顔で目を細め喜んでくれたそうです。
めでたし!めでたし!





みんなで自然体験推進計画2006 実施レポート(1)
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