NO | 団体名 | 主な企画内容
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池田市公益活動促進協議会(大阪府) |
「第6回まちの遊学舎「里山・あそび隊」いのちがいっぱい!都会のそばの池田・五月山で山・川・里の贈り物を感じよう!」 地域の専門家がリーダーとなり子どもたちを自然体験へと導き、昆虫観察・採集、水生生物調査、水鳥観察、ナイトハイク等の体験を行う。また、子どもたちが五月山をまるごと体験し、子どもの為の五月山探検地図を作成する。 |
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速報レポート2 「五月山の夜景を見にいこう」
日 時 7月26日(土)午後1時30分~7月27日(日)午前10時
*集合 7月26日(土)午後1時30分 コミュニティセンター
*解散 7月27日(日)午前10時 山の家
場 所 コミュニティセンター がんがら火作業場 山の家 五月山
参加人数 合計 79名
里山・あそび隊隊員 49名
里山・あそび隊 保護者 9名、幼児 2名
指導:里山・あそび隊実行委員会
五月山グリーンエコー 5名
五月山みどりのネットワーク 4名
里山・あそび隊保護者 3名
ジュニアリーダー 1名
スタッフ:池田市公益活動促進協議会 6名
毎年8月24日に開催される、池田市伝統のお祭り「がんがら火祭り」は、370年もの長い間、五月山や池田の人の暮らしの中に根づいて継承されてきました。このお祭りの準備をしている作業所でお話を伺ったあと五月山のふもとの「山の家」を目ざしました。
夜の五月山をハイキング、ケモノや夜行性の鳥、昆虫たちはどうしているのでしょう?
朝の五月山でいちばん初めに鳴き出す鳥は?セミは?「山の家」に宿泊して、普段見ることの少ない夜と早朝の五月山をみんなでわくわく探検しました!
活動報告
◆26日(1)池田の伝統のお祭り「がんがら火祭」の作業場を訪問
(2)山の家に到着、夕食のカレーライスの準備
(3)足跡トラップ、昆虫レストランづくり
(4)五月山で撮影したケモノたちの話を聞く
(5)夕食
(6)五月山ナイトハイク
◆27日(1)ラジオ体操
(2)朝の五月山散歩(トラップを観察、野鳥/セミの声を聞く)
(3)がんがら火祭りのビデオを観る
(4)五月山クイズ大会
(5)清掃・ふりかえり記録・五月山マップ記録
○郷土のお祭り「がんがら火祭り」の作業場見学
1泊2日のスケジュールに少し緊張気味の隊員ですが元気に集合。
まずは、池田市に370年前からつたわる祭り「がんがら火」の作業場をたずね、保存会の方に歴史や由来、作業手順など詳しくお話を伺いました。また、祭りの主役「大松明」の材料のマツの根「肥松」の説明では、病害虫の影響もあって今は五月山産ではなく遠隔地のマツに頼ることになった「里山の問題」にも触れていただきました。
隊員はかわるがわるお祭りの名前の由来になっている「鉦」を担いだり鳴らしたり、肥松の脂の手触りやにおいを嗅いだりと五感を使って疑似体験をした後、たくさんの質問をして大人を唸らせる場面も見受けられました。
2日目に実際のがんがら火祭りの様子をDVDで鑑賞しましたが、保存会のみなさん、「鉦」、火の粉が舞い落ちる「大松明」など1日目の体験を実際のお祭りに重ねて理解した隊員からは「お祭りに参加したい!」との声もあがりました。ご馳走になった冷たいスイカや、記念の「がんがら火祭り」のタオル、楽しい記憶とともに自分たちの街のお祭りを身近なものとして感じてもらえたようです。
○カレーライスづくり
暑いなか重い荷物をもっての移動となりましたが、各グループ「前回つくった旗」を先頭に給水・休憩を挟みながら無事ふもとの宿泊場所「山の家」に到着しました。
到着後すぐのカレーライスづくりでは、グループ全員が協力している様子がみられ、包丁やピーラーを使って上手に野菜を切ることができました。なかには、星形のジャガイモも!できあがったカレーは、おかわりの長い列が途切れないほどおいしかったです。
○「五月山ナイトハイク」
日があるうちに、夜活発になるケモノや昆虫を観察するための足跡トラップや昆虫レストランづくりをしました。また、五月山で撮影したケモノ達のビデオを見てその生態について説明し、こんなに近くにたくさんの野生動物が棲んでいること、一方でシカやイノシシが増えすぎて人や自然に被害がでていることなど、自然をいろいろな角度から見て考える機会を持ちました。
ナイトハイクでは、新月が近く真っ暗な山道を懐中電灯の明かりだけを頼りに歩きました。普段経験できない「闇」の恐怖から、一転して眼下に広がる夜景に緊張がほぐれ笑顔がこぼれます。残念ながら、足跡トラップには動物の足跡はみられませんでしたが、小さなイノシシがあそび隊の横を駆け抜けていきました。
また、昆虫レストランは満員とはなりませんでしたが甲虫が数匹、宿泊施設玄関ではセミの羽化がはじまり美しさに時間を忘れて観察しました。
○その他
異なる小学校の1~6年生で編成されたグループのため、最初は知らない顔の方が多いのですが、2日目にはすっかり打ち解けてチームワークもばっちり。クイズ大会では全員で話し合って優勝を目指していました。
最後は、2日間をスタッフが撮影した写真で振り返り、五月山マップとふりかえり記録用紙に感想や見つけたものの記録しました。「楽しかった」という字が飛び跳ねているのがすべてを物語っていました。
成 果
*朝食のスープとして、安藤スポーツ・食文化振興財団よりいただいたチキンラーメンを「インスタントラーメン発祥の地」でみんなでおいしく分けていただきました。いつも変わらぬご支援ありがとうございます。
- グループ内でのチームワーク、学年をこえたつながりが築けた。
- 池田市内にいながら郷土の祭りを知らずにいる子供も多く、今回作業場見学ののちにビデオを鑑賞したことで体験が知識に、知識が地域への愛着に変わる瞬間を見ることができた。祭りに参加する隊員もおり、次年度以降参加したいと手をあげる子も。
- 「暗闇」の体験は恐怖であったと同時に、友達同士声をかけながら乗り越えた達成感にもつながった。
みつけたもの/いきもの
イノシシのあしあと、イノシシ
センチコガネ、セミの羽化、カブトムシの幼虫、スズメバチ、カミキリムシ
キリギリスの仲間、カナブン、大きなクモ、カ、ニホントカゲ、ムカデ、
カブトムシ(メス)、バッタ、カマキリ、アリ、ヤモリ、クマゼミ、ミヤマカミキリ
子ども達のきづき/感想
- お友達と遊んでいるとき、草がかさかさしたのでそのままみているとイノシシが でたのでおどろきました。
- ◯×ゲームで結局負けたけどみんなでしておもしろかったです
- 夜がくらかったです
- 夜景がものすごくきれいでびっくりした。ずっと見ていたい…
- 夜の森はとっても暗くてすこしこわかった。
- すいかやカレー、チキンラーメンがとてもおいしかった!
- わすれものをとりにいった。ドキドキ。イノシシをみたかった。
- 夜に森のおくからガサガサ聞こえてきたのでこわかったです。セミが羽化するときふっきんみたいなことをするのでおもしろかったです。
- クイズの時にアメリカで472kgのイノシシがいることがびっくりした。
- がんがら火まつりが370年前にできたことです
- 大の字がともされる所は夜景がとってもきれいだったこと。はな火がみえたこと。
- おとまりがたのしかった。本当に。
- ともだちができたよ。こえをかけられたよ。
- がんがら火祭りの動画を見て神秘的に思いました。
その他にもたくさんの感想がありました。
速報レポート1 「開舎式 グループの旗を作ろう」
速報レポート2 「五月山の夜景を見にいこう」
速報レポート3 「がんがら火祭りを楽しもう」
速報レポート4 「水の中の生き物を見つけよう」
速報レポート5 「木の実をさがそう」
■別年度のレポート
2013年度 第5回 まちの遊学舎 「里山・あそび隊」 実施レポート
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