NO | 団体名 | 主な企画内容
|
37 |
池田市公益活動促進協議会(大阪府) |
「第6回まちの遊学舎「里山・あそび隊」いのちがいっぱい!都会のそばの池田・五月山で山・川・里の贈り物を感じよう!」 地域の専門家がリーダーとなり子どもたちを自然体験へと導き、昆虫観察・採集、水生生物調査、水鳥観察、ナイトハイク等の体験を行う。また、子どもたちが五月山をまるごと体験し、子どもの為の五月山探検地図を作成する。 |
|
速報レポート3 「がんがら火祭りを楽しもう」
日 時 8月23日(土)午前9時30分~午後2時
*集合 午前9時15分 緑のセンター
*解散 午後2時 コミュニティセンター
場 所 緑のセンター 五月山 愛宕神社 五月山動物園
コミュニティセンター
参加人数 合計 56名
里山・あそび隊隊員 40名
里山・あそび隊 保護者 6名、 幼児 0名
指導:里山・あそび隊実行委員会
五月山グリーンエコー 2名
五月山みどりのネットワーク 2名
里山・あそび隊保護者 2名
ジュニアリーダー(中学生) 1名
「五月山動物園」動物飼育員のみなさん
スタッフ:池田公益活動促進協議会 3名
夏の夜を焦がす池田の伝統行事「がんがら火祭り」(平成22年大阪府無形民俗文化財指定)にちなんだ場所を訪ね、伝統行事を学びました。
また、五月山動物園で、動物飼育員の案内で動物のお話を聞いたり、バックヤード見学をしました。
活動報告
(1)「がんがら火」ゆかりの場所をめぐり歴史を学ぶ。
⇒愛宕神社<がんがら火スタート地点>
⇒大一文字点火場所
(2)五月山動物園でバックヤード見学
動物飼育員の案内で、動物のお話を聞いたり、バックヤードを見学しました。
(3)水鉄砲つくり
前の回にひきつづき、池田市内に370年つづくお祭りに由来する場所をめぐりながら、ハイキングコースを散策しました。
雨がつづき、例年になくたくさんのキノコがでており自然と目線が地面や森の中に。
キノコの様々な形や色、生えている場所の違いのほか、野生動物がかじった形跡のあるもの、傍らに残されているフン、フンの中の木の実の種子、フンに集まる虫と隊員自身の発見が促され自然をつぶさに観察しながらの散策となりました。
結果として、はじめて長距離を歩きましたが、発見続きの行程は楽しいものとなりました。
最初に訪れたのは、愛宕神社「がんがら火祭り」の出発点です。
当時の庶民が火事や災難を除けるためお参りしたこの神社に祀られている神様の話を聞き、みんなで思い思いにお参りをしました。
松明を持って駆け下りる山道を実際に歩いてみると、とても急で狭く怖いようですが、何百年もの間かわらずにお祭りに託した人々の願いや祈りが伝わってきました。
その後、大一文字が浮かび上がる秀望台からの眺めに元気づけられて一気に山を下りました。
次に訪れたのは、五月山動物園。人間の暮らしの近いところにいる家畜やオーストラリアの姉妹都市から贈られた珍しい動物たちがいる飼育舎のバックヤードに案内していただいて、生態や食べ物のお話をうかがいました。
普段は入る事のできない場所に入れてみんな大興奮。
自分たちより身長の高いエミューや、ヒツジに恐る恐る餌をやってみました。
雨宿りも兼ねて立ち寄った資料館では、動物たちの骨格をみたり毛を触ったり、角に触れたり、写真や剥製を見る等して知識をさらに深めることができました。
雨があがって、今度はお祭りで大松明が練り歩く街のなかを歩くと、翌日に控えたお祭りへの期待が一層高まります。
昼食後、最後のプログラムでは、五月山で伐採した竹で「水鉄砲」をつくりました。
自然の素材を、自分たちで組み立てて遊び道具を作る経験は、はじめて。子ども達の創造力に火がついたようで、お土産に両手一杯の竹を抱えて帰る隊員も。何ができあがるのでしょうか?
残念ながら翌日は、記録的な豪雨となりお祭りは中止となってしまいましたが、隊員たちのなかに「夏の池田の風物詩」として今回の体験が記憶され、来年のお祭りを心待ちにする気持ちが芽生えが見られました。
最後は、自分たちが歩いたコースを五月山マップに記録して解散としました。
成果
- 導入部分でお祭りについてふりかえりの時間をもつと、前回「がんがら火祭り保存会」の方にうかがったお話も細部にわたってよく覚えていることに関心しました。郷土のお祭りについて前回と今回の2回にわけ学び体験するなかで、自分たちのまちのお祭りへの愛着や、本番を楽しみに待つ気持ちが生まれたようです。
- 前回の宿泊自然体験の成果として、異なる学年・小学校の子ども達が仲良くお弁当を食べている姿が見受けられました。
- 自然素材(竹)を使った工作は、はじめての隊員も多く、最初は戸惑う様子が見受けられたものの創造力をかき立てられるものがあったのか、手に手に材料を持ち帰っていました。今後は、自由に発想したものをつくる時間を増やしていきたいです。
- 雨雲の様子をスマートフォンで確認しながらの行動で、建物内で雷雨避難し安全確保しました。
みつけたもの/いきもの
アブラゼミ、ツクツクボウシ、トカゲ、キチョウ、キノコ、マツボックリ
子ども達のきづき/感想
- 雨がいきなりふった
- とかげみつけた
- 水鉄砲がたのしかった
- 神社のおまいりのしかたをおしえる
- キノコはどうして毒があるんだろう?
- 水鉄砲の材料の「竹」のにおいをにおったら少しへんなにおいがした
- がんがら火祭りの神を3人知った
- どうぶつえんでうさぎとかどうぶつのえさは、にんげんがたべるさつまいもとかをたべるのが「ふしぎだなぁ」とおもいました。
- どうぶつえんでふつうではみれないところをみた
- エミューにえさをあげるのがこわかったのでヒツジにえさをあげました
- あしたのがんがら火のことをおしえてあげたい
- 雨がふるとキノコがいっぱいはえていたのがふしぎでした
- 最初ははれだったのにいきなり雨になるとは本当に不思議だなと思いました
- かみなりがごろごろなっていました。こわかったです。
- エミューのたまごの大きさと色がすごかった。(てきにたべられないためみどりだった)
- はんぶんだけなくなっていたきのこがあった。
- 初夏の時は、せみがすごく鳴いていたけど今はセミの鳴き声があまり聞こえませんでした。でも山田と初夏以上に鳴いていた。
- 山を登るときはちょうきつくてちょうあつかった。
- 弁当が外でたべれなくてざんねんだった。
- ひつじにえさをやるときにどきどきした。
- 今朝のどうぶつのうんちがみつかった。
- 明日がんがら火が見れる。
その他にもたくさんの感想がありました
速報レポート1 「開舎式 グループの旗を作ろう」
速報レポート2 「五月山の夜景を見にいこう」
速報レポート3 「がんがら火祭りを楽しもう」
速報レポート4 「水の中の生き物を見つけよう」
速報レポート5 「木の実をさがそう」
■別年度のレポート
2013年度 第5回 まちの遊学舎 「里山・あそび隊」 実施レポート
プログラム検索に戻る