NO団体名主な企画内容
37 池田市公益活動促進協議会(大阪府) 「第6回まちの遊学舎「里山・あそび隊」いのちがいっぱい!都会のそばの池田・五月山で山・川・里の贈り物を感じよう!」
地域の専門家がリーダーとなり子どもたちを自然体験へと導き、昆虫観察・採集、水生生物調査、水鳥観察、ナイトハイク等の体験を行う。また、子どもたちが五月山をまるごと体験し、子どもの為の五月山探検地図を作成する。

速報レポート4 「水の中の生き物を見つけよう」

日 時  9月23日(火・祝)午前9時30分~午後2時
     *集合 午前9時15分 池田駅前てるてる広場
     *解散 午後2時    コミュニティセンター
場 所  余野川 コミュニティセンター
参加人数 合計  76名
     里山・あそび隊隊員  49名
     里山・あそび隊 保護者  7名、 幼児 2名
     指導:里山・あそび隊実行委員会
     五月山グリーンエコー     3名
     五月山みどりのネットワーク  4名
     里山・あそび隊保護者     2名
     ジュニアリーダー       1名
     五月山自然観察インストラクター連絡会  6名
スタッフ:池田公益活動促進協議会   2名

普段の生活から遠くなってしまった川での遊びのなかで、生き物との関わりを学び、帰り道では、300年以上前から残る道しるべを探しながら、郷土の歴史や文化にふれました。

活動報告

①余野川で活動(10時~11時45分)
 *余野川の河原に下りて魚や水生昆虫などの採集と観察
②旧街道を歩く<余野街道〜能勢街道>
 *古い道標をさがしながら、植木畑を歩く

海で遊んだ経験のある隊員は多かったのですが、川遊びの経験のある子どもはわずか。
すっかり川が生活から遠くなってしまいましたが、それだけに隊員達の好奇心はいつも以上に刺激されたようです。
まずは、河原の砂地に残る生き物の足跡を観察しました。
一列に点々と残る足跡は、どうやらイノシシの親子のもののようです。ここには、他にもシカや外来生物のヌートリアもやってくると地元の方が話されていました。
本当ならば、里山の中に住んでいるはずのケモノたちですが、近頃では里山が放置され里と山の境界が無くなった上、日が射さなくなった里山には食べ物が乏しい事から、里の田畑のおいしい食べ物を目指して出てきてしまうのです。
さて、早速各自アミを持って川へ。





これまで、川で遊んだ事がないというのがウソのようにみな自由に動き始めます。一人が魚を捕まえると、それにならって何人かもつづく…子ども達同士のコミュニケーション能力の高さに驚かされます。





採集した生き物は色やカタチをたよりにトレーに分けると、猪名川河川事務所よりいただいた「猪名川水質調査ハンドブック」を使いながら、魚博士のリーダーにひとつひとつ詳しい解説を聞きました。









川に住む生き物によりその川の水の汚れがはかれることがわかりましたが、この場所ではきれいな水や少しきたない水に住む生き物が多く見つかりました。
午後からは、昔の人が信仰や特産物の取引のために利用していた旧街道を、石の道標を探しながら歩いて帰りました。道標には300年以上も昔のものもありました。
他にも、池田市で一番大きな木などお話を聞きながら3kmの道のりを歩いて帰りました。
今日一日の最後には、見つけた生き物をみんなでチェックして表に書き入れたほか、本年度のあそび隊始まって以来最長の3kmの道のりを五月山マップに書き込みました。
ふりかえりノートには、カニや昆虫、魚の絵がいつも以上にたくさん書き込まれていました。
自分たちのチカラで、生き物を見つけその名前が分かったときの歓びや生き物にたいする愛着が伝わってくるようでした。





成 果

  • 自分の力で生き物を見つける歓び、その名前を知る楽しさが伝わってきました。実体験に勝るものはないと実感しました。
  • 前回に続き、3kmの道のりはかなり負担だったかと思いますが、みなしっかり歩きました。毎回の達成感が、隊員の自身につながっているように思います。

子ども達のきづき/感想

  • ヒルのなかまをはじめて見これなんだろうとおもいました
  • きたない水のなかでせいかつしているんだなぁとおもいました。
  • ヤマトクロスジヘビトンボ ぼくだけつかまえた
  • 川がつめたくてびっくりした
  • 魚が見えるのにつかまえられないのがふしぎだった
  • 3キロ歩いた
  • 川にいそうな魚がいがいといなかった
  • ドンコがあんなにでかくなるのがびっくりした
  • いっぱいさかながとれたからたのしかったです
  • いちばんきれいなイノシシの足あとをみつけたことが、自分でもすごいと思った。
  • あまり水がないところにもお魚がいた
  • 田んぼにザリガニがいた
  • 石の回りであみを一回てんさせると魚やエビがたくさんいてたのしかった
  • カニをつかまえたよ。手で
  • さかなはいろんなしゅるいがあるのでおもしろいとおもった
  • 同じ魚なのに色がちがう
  • モクズガニがとれなくてくやしかった

その他にもたくさんの感想がありました

自然度Ⅰ
きれいな水
の生物
自然度Ⅱ
少しきたない水
の生物
自然度 Ⅲ
きたない水
の生物
自然度 Ⅳ
大変きたない水
の生物

カワヨシノボリ カマツカ
シマドジョウ  ドンコ
オイカワ


カワゲラ
ヤマトクロスジヘビトンボ
ブユ
トビケラ
コオニヤンマのヤゴ
ヒラタドロムシ




サワガニスジエビ
ミナミヌマエビ
テナガエビ
カワニナ




ヒル

 余野川(中川原付近)は… 自然度Ⅱ 少しきたない水



速報レポート1 「開舎式 グループの旗を作ろう」
速報レポート2 「五月山の夜景を見にいこう」
速報レポート3 「がんがら火祭りを楽しもう」
速報レポート4 「水の中の生き物を見つけよう」
速報レポート5 「木の実をさがそう」 

■別年度のレポート
2013年度 第5回 まちの遊学舎 「里山・あそび隊」 実施レポート

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