NO団体名主な企画内容
37 池田市公益活動促進協議会(大阪府) 「第6回まちの遊学舎「里山・あそび隊」いのちがいっぱい!都会のそばの池田・五月山で山・川・里の贈り物を感じよう!」
地域の専門家がリーダーとなり子どもたちを自然体験へと導き、昆虫観察・採集、水生生物調査、水鳥観察、ナイトハイク等の体験を行う。また、子どもたちが五月山をまるごと体験し、子どもの為の五月山探検地図を作成する。

速報レポート5 「木の実をさがそう」 

日 時  平成26年10月26日(日)午前9時30分~午後2時
     *集合 午前9時15分 緑のセンター
     *解散 午後2時    緑のセンター
場 所  緑のセンター 五月山 すがたに広場
参加人数 合計  59名
     里山・あそび隊隊員  38名
     里山・あそび隊 保護者  7名、 幼児  3名
     指導:里山・あそび隊実行委員会
     五月山グリーンエコー 3名
     五月山みどりのネットワーク 3名
     池田植物同好会          1名
     里山・あそび隊保護者 1名
     スタッフ:池田公益活動促進協議会   3名

 秋は実りの季節。五月山の豊かな木の実りを探したあとは、身近なドングリを使ってクラフトをしたり、たき火で焼き芋を焼いたりと里山の秋の楽しみを体験しました。

活動報告

(1)五月山を歩き、木の実、つるなどを収穫する。
(2)ドングリクラフト。イモ煮の用意
(3)ドングリの試食
(4)たき火でやきいも、焼きマシュマロ

 秋に大きな台風や大雨が続き、季節があっという間に夏から秋へと変わりました。
 里山は、人の暮らしのなかの自然であり、たえず人の手が加わって守られてきましたが、なかでも実りの多い季節である秋は楽しみがたくさん。
 里山あそび隊では、秋の実り=人とともにある自然を思いきり楽しみ向き合い方を学びました。次の年また次の世代に自然を残し受け継ぐ心が芽生えてくれることを願います。

 最初に「ミッションの書かれた紙」をもらうと、グループごとに分かれて木の実探しにでかけました。「ミッション」は「ドングリ(大きなドングリ、いろんな形のドングリ)、赤い実、黒い実、その他の色の実、おいしい木の実」。でも、ドングリを見つけると大きさや形には関係なく拾いたくなってしまいます。持っているビニール袋には、みるみるドングリとその帽子「殻斗」が集まりました。拾ってみると、虫のはいった小さな穴のあいているものや何者かがかじって皮だけになったもの…と人間以外の生き物もドングリを目当てに集まっている事が見えてきました。
 色のついた実さがしでは、紫色のあざやかなムラサキシキブやオレンジ色のエノキを前歯でしがんで甘い味を楽しんだほか、オレンジに色づいたカキの実の想像とは違う渋みに顔をしかめたり、ナツメやクコの食感と味くらべをしたり、山のご近所のお宅にお邪魔して、渋柿ではない甘い柿をもいで一人1個ずついただいたりして、自然が遠い存在ではないことを体験しました。みんなで見つけた木の実の品評会。自分で見つけた木の実がやっぱり一番素敵に見えますね。









 お昼には、秋の味覚の里芋がたくさんはいった豚汁を何度もおかわりしていただきました。豚汁のはいった大きなお鍋の隣では、たき火のなかでサツマイモがホクホクに。
 「火」にこんなに近づくのは生まれて初めて。燃え上がってない「火」のなかでお芋が焼けるのも不思議で仕方ありません。焦げてしまったマシュマロも、自分で焼いたのでおいしくいただきました。





 ほかにも、ドングリでアクセサリーをつくったりコマやヤジロベエをつくったり、思い 思いに作品を仕上げました。今日留守番の兄弟にもお土産をつくってあげたくなる気持ち…わかります!





 一日、自然と向き合ったあそび隊。ようやく自然の楽しみ方が身に付いて来たようです。
 この楽しみが、何年後にもずっと享受できるよう自然を大切にする心は、この楽しみを体のなかに覚えたその後から育まれていきます。今日の経験がずっと記憶に残りますように。

今日みつけた木の実

カキ、アケビ、クリ、ドングリ(アラカシ、クヌギ、アベマキ、コナラ、スダジイ)
アオツヅラフジ、エノキ、ヨウシュヤマゴボウ、マムシグサの種子、チャノキの実、
クロガネモチの実、ムラサキシキブ、セイヨウヒイラギ、
ヒマラヤシーダーの大きな松ぼっくり、ヒサカキ、ナツハゼ、クコ

成 果

  • 山の実りを使ってのクラフトをつくる歓び、山のなかでみつけた木の実を味わう楽しさを感じることができ、里山と人の関わりを垣間みる事ができた
  • たき火という非日常の経験は、普段きけんとされて遠ざかっている「火」にたいする気づき(いもを焼くとやわらかく、甘くなる。焼きすぎるとこげる。置き火でものが焼ける…)をもたらした。

子ども達のきづき/感想

  • ドングリがめっちゃおちててふしぎとおもった
  • 大きいどんぐりのぼうしがあった/ちいさいどんぐりがあった
  • きのみってあまいものもあるんだな
  • やきいも、マシュマロおいしかった
  • 木の実は食べれるのとたべれないのがあった
  • あけびはおいしかった
  • むらさきしきぶやなつめはとても甘い味がしました
  • ムラサキシキブは前歯で2〜3回噛むとおいしい
  • どんぐりのからをむいて食べると、くりみたいな味がした。でもあまり味はしなかった。
  • ネックレスとこまをつくって自分だけのオリジナルができてうれしかった
  • じゅくしたかきを食べて、ふつうのかきよりもおいしかった。
  • やきいもって火の下でやくのがふしぎだなとおもった。
  • ばらのカタチのまつぼっくりがあった。おもしろかった。

その他にもたくさんの感想がありました



速報レポート1 「開舎式 グループの旗を作ろう」
速報レポート2 「五月山の夜景を見にいこう」
速報レポート3 「がんがら火祭りを楽しもう」
速報レポート4 「水の中の生き物を見つけよう」
速報レポート5 「木の実をさがそう」 

■別年度のレポート
2013年度 第5回 まちの遊学舎 「里山・あそび隊」 実施レポート

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