速報レポート1 事前学習会実施日時:2014年9月6日(土)10:00~12:00
位置づけ
実施場所:まちのクラブハウス(千葉県柏市柏の葉) 参加人数:小学2年生~6年生計28名、保護者21名、スタッフ12名 本プログラム「理科の修学旅行」は、自然体験活動を通じて身近な科学に触れ、親しむ合宿型の理科教室です。自然体験活動の中で様々な自然現象を目にすることができます。しかし、それらの自然現象は身近なため、ともすると見過ごすことも多く、また現地でできる科学的な説明にも限界があります。 当会の主催イベントに始めて参加する方も多いので、まずはスライドを使って当会の紹介、理科の修学旅行の狙い、昨年の様子の紹介を行ないました。その後、2週間後に行なう本プログラムのスケジュールと見どころを紹介し、質問を受け付けた後、実験を行ないました。 事前学習会全景。事前学習会は任意参加でしたが、スタッフの当初の予想を大幅に上回る参加率だったため、用意していた会場は満員状態になってしまいました。 会場に問いかけをすると、積極的に手を挙げて答えてくれる子どもが多かったのが印象的でした 今年はリピーターも楽しめるよう、昨年の内容を一部リニューアルしました。昆虫採集・スケッチの代わりに、薪から炭を作成し、自作の炭で夕飯のBBQをします。そこで、試験管の中に入れた割り箸をアルコールランプで熱することで蒸し焼きにして炭を作る実験を行ないました。火は危ないという認識が強いのか、それまで賑やかだった子どもも、急に真剣なまなざしで実験を行なっていました。現地で失敗して炭が作れないとBBQができなくなっちゃうよ、という言葉に、真剣さが増したのかもしれませんね。 木材の変化を食い入るように見つめる子ども達。 飽きずにジッと眺めていました。 2日目は昨年同様、登山を行ないます。同じ山に登っても見られる景色はいつも違うこと、雲がまさに生まれるところや雲海が見られるかもしれないことなどを紹介した後、雲のでき方についての講義を行いました。ワークシートを用いて原理を勉強した後は、丸底フラスコからピストンシリンダーで空気を抜いて減圧し、フラスコ内に雲を作る実験です。 雲はどんなところにあるか、考えながらワークシートに書き込んでいる子ども達。 子ども達はシリンダーの引き方によって雲ができたりできなかったりするのを不思議に感じたようで、自発的に何度も引き方を変えて雲のでき方を確かめていました。 交代でピストンシリンダーを引く子ども達。初めて雲ができた瞬間にはどの班でも歓声が上がっていました 旅行中の理科の学びを効率的にするために開催した事前学習会でしたが、他にも様々な効果がありました。保護者の方々に実施したアンケートでは、「家にいるより楽しそうに目を輝かせていた」や「初めて本格的な実験器具を操作して興味深そうだった」といったお子さんの様子の他、スタッフや同じ班の子ども達の様子を見たり、昨年の様子や今年の予定などを直接聞けたりしたことで安心したという意見が数多く寄せられました。終了後に寄せられたメールには、親子で参加したことで、家で科学について話すきっかけになった、という感想もありました。机上の勉強だけに留まらず、実体験を伴った学習を期待しているという声も数多くいただきましたので、我々の当初の狙いでもある「自然体験活動を通じた理科の学び」をより多く得られるよう、2週間後の本番に望みたいと思います。 速報レポート1 事前学習会 速報レポート2 理科の修学旅行 1日目 速報レポート3 理科の修学旅行 2日目 速報レポート4 理科の修学旅行 事後発表会 ■別年度のレポート 2016年度 理科の修学旅行 〜アクティブラーニングで海と山と川と教室をつなぐ〜 実施レポート 2015年度 理科の体験農業 実施レポート プログラム検索に戻る |