NO団体名主な企画内容
40 橋本ひだまり倶楽部(和歌山県) 「『今ぼくらが出来ること』森をつなぐ 地域とつながる 世界につなげる!!」
豊かな自然がある郷土の森を活動拠点に、四季を感じられる体験と野外炊事を行う。また地域の特産にしようとしている「幻の畑ごんぼ」の栽培を通して、地域に向けた活動にも取り組む。

活動レポート1 地域とのつながり「幻の畑ごんぼ種まき」

日時     5月14日(土) 9時~12時
参加者    トムソーヤ児童25名 畑ごんぼクラブ児童10名 
指導者    指導者1名 スタッフ10名 保護者8名
プログラム  畑ごんぼの畑づくりと種まき
橋本市西畑地区 くにぎ広場

5月14日、橋本市西畑にあるくにぎ広場に集合。国城山(くにぎさん)中腹に位置する西畑地区では、過疎化や耕作放置が増える中「幻の畑ごんぼ」の復活を80年ぶりに目指しています。江戸時代、西畑で栽培された畑ごんぼは、老齢化と収穫の手間が大きく、ごぼう作りに最適な赤土に恵まれながら廃れていきました。香り高く、味が良く、柔らかな幻の畑ごんぼの復活を目指し、近年再び栽培が始まりました。橋本ひだまり倶楽部でも、昨年初めて「幻の畑ぼんぼ」作りに参加。フィールドが変わり、児童達は新鮮な気持ちになり、土を触り、自分達が栽培したごんぼを収穫して食べることで、食につながる身近な自然を楽しみました。大変好評だったこともあり、今年も「幻の畑ごんぼ」の活動を取り入れることにしました。

畑ごんぼ種まき

西畑地区の「幻の畑ごんぼ」作りは、組合の岩橋さんに指導してもらいます。道具を使う時は互いの距離感を保ち、振り回さないなど、スタッフから道具の使い方について指導を受けます。スコップやクワを使って広い畑を耕しました。各自担当のうねを決め、一生懸命土を耕します。うねを高く盛り、筋をつけて、畑ゴンボの種を蒔きます。肥料と山の湧水をたっぷり畑全体にまいて作業が終了。岩橋さんが作ってくれた「畑ごんぼ」の葉で作った冷茶でのどを潤し、畑の地主さんが、たわわに実ったサクランボを枝ごと差入れしてくれました。児童たちは、甘酸っぱい実を頬張り、芽が出始める一ヶ月後を楽しみに、澄んだ青空の下、身体を動かした爽快感を感じ、活動が終わりました。

活動の感想

完成させることを最終目的にすることも大切ですが、そこに至るまでに、こども達が植物や、樹木や、生き物に出逢い、触れたり、匂ったり、山の恵みを味わい、地域の方々の優しさに感謝する気持ちを持てること。また、自然の中にいる心地良さや、身体で覚える危険を察知し、バーチャルでない本物の自然体験を、活動を通じて、たくさん体感して欲しいと願います。


くにぎ広場でスタッフ紹介

さぁ!畑ごんぼの畑に出発!

まず、土を耕す作業から始めます


さすが!先輩児童は道具の扱いが上手

飽きてきたのかな?でんぐり返し~♪

畑で見つけたカナヘビ


小学生と言えども作業力は高い!

新1年生・スコップ持って頑張ります

うねに筋を引き、ごんぼの種蒔き中


新2年生・黙々と作業をしています

紀の川の流れが一望!!!

山の湧水たっぷりまいてや~♪


やった!! 畑ごんぼの畑が完成

枝つきサクランボのご褒美♪

赤い実はすっかりなくなりました


冷たく冷えたごんぼ茶が美味しい!



活動レポート1 地域とのつながり「幻の畑ごんぼ種まき」
活動レポート2 森をつなぐ「道具の使い方と、郷土の森に秘密基地を造り」
活動レポート3 森をつなぐ「森のようちえん 初夏の郷土の森を探検!」
活動レポート4 森をつなぐ「森のようちえん ノコギリで竹を切ろう」

■別年度のレポート
2015年度 「郷土の森」もっと知って、自然を活かして、不便を楽しむ!! 実施レポート

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