NO団体名主な企画内容
11 特定非営利活動法人くまの木里の暮らし(栃木県) 「くまの木自然クラブ」
化石さがしや裏山オリエンテーリング、地元の山の石や水辺の生きものの調査、さらにナイトハイクなど地域の自然を様々な切り口から楽しむ。地元の自然の魅力を感じ、人や自然を大切に思える子どもに育てる体験活動。

速報レポート1 高原山の石を調べよう 

実施日:7月16日(土)午前9時00分~午後2時30分
活動場所:高原山(もみじ谷、尚仁沢湧水地)
参加者:小学生28名、保護者3名、指導者1名、スタッフ6名、事務局1名
活動趣旨

 塩谷町に住んでいれば毎日見る高原山。けれど、「高原山ってどんな山なの?」って聞かれたとき、意外にちゃんと答えられる人は多くありません。そこで、どのぐらい昔に、どうやってできたのか、土の中はどうなっているのか、そんなちょっと難しい事を知れる場所へ、ハイキングを織り交ぜて楽しく見に行きます。昔に戻りも、土の中に潜りもしませんが、「土の中はこうなっているんだ~!」と知ってもらいます。

活動の様子

大昔に噴火をした高原山の名残を、もみじ谷と尚仁沢湧水で観察しました。星ふる学校「くまの木」の校庭で炭酸飲料を使った噴火の実験からスタート。炭酸飲料の噴き出す仕組みと火山の噴火はとても仕組みが似ているそうです。その後、バスに乗り10分程度高原山を登り、バスから降りて、20分ほど山道を歩き、火山灰が堆積した層が見れる崖のあるもみじ谷まで行きました。もみじ谷で60万年前の噴火で出来た地層を見ながらつるちゃん(指導者:弦巻賢介)の昔の高原山の噴火の解説を聞きました。その地層の厚さはなんと50m!噴火の際は700℃で時速100㎞/hで流れたそうです。
そのあとは、またバスに乗り高原山を上がり尚仁沢へ。駐車場で降りて30分ほど歩いて、尚仁沢湧水群へ行きました。表面の地層は水が通るけど、もみじ谷で見た地層が水を通さないために、水が湧いてくるという尚仁沢湧水の仕組みを教えてもらいました。湧水を飲んだ子どもたちには、歩いてきた疲れもあり「甘くておいしい♪」と言って、がぶがぶ水を飲むひともいました。そして、気持ちのいい湧水場所でみんなでお弁当を食べました。水を汲むときに水の冷たさにも気が付いて、手を入れて我慢大会なんかも楽しんでいました。
高原山のしくみの学び半分、高原山の水の魅力半分で一日楽しみました。

〇写真のキャプション


炭酸飲料をつかって噴火の仕組みを教えてもらいました。

60万年まえの噴火でできた50mの地層

尚仁沢湧水に向かい、沢沿いの道を30分ほど歩きました。


尚仁沢湧水は日本名水百選にも選ばれました。

湧水量も全国トップクラスで川のように湧き出ています。

しっかり味わっています。


心地の良い場所で楽しいお弁当タイム

水温11℃の水で我慢大会



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