NO団体名主な企画内容
46 ウエットランドフォーラム(福岡県) 「和白干潟の子ども調査隊・ガタレンジャー」
和白干潟の5カ所で環境調査を行い、生き物たちと出会い、子ども目線での楽しさや驚きを体感する。調査の成果として「干潟新聞」を作成し、干潟周辺の小中学校や公民館に配布し、和白干潟の魅力を伝える活動。

速報レポート4 ガタレンジャー mission4

日  時:9月18日(月・祝)13:15~16:20(干潮14:42/40cm)
集合場所:西鉄香椎花園駅前
調査場所/和白(香住ヶ丘)干潟
参加者/ガタレンジャー9(高校生1、中学生2、小学生6)、他小学生(兄弟、友人)4、西日本新聞子どもタイムス記者5・新聞記者1、保護者7、スタッフ6 計32名

台風のため1日順延となりましたが、晴天のもと、ガタレンジャーに加えて、西日本新聞「子どもタイムス」の記者の参加で、終始賑やかで楽しく、有意義な観察会になりました。

「あいたか橋」からの観察。
 最初のポイントは、あいたか橋から下の干潟を観察しました。ただ泥がある だけに見えますが、目がなれると、無数のカニがいる事に気づきます。ほとんどがヤマトオサガニです。干潟をピョンピョン跳ねるトビハゼもたくさん確認できました。

干潟へ降りる。地層、植物など、周辺を観察しながら移動。
 今回の香住ヶ丘海岸のコースは、右側に小高い森があり、左側は石がゴロゴロしている磯干潟です。
 干潟へ降りるとガタレンジャーたちは、地層が見えるデコボコした壁面でアカテガニやカクベンケイガニをたくさん観察できました。また、干潟では泥でぬかるむ場所もあり、ガタレンジャーは生きものを探しながら、足が泥に埋まる感触を楽しんでいるようでした。ここでは珍しいヨウジウオが見つかりました。干潟の高潮帯では、ハママツナやハマサジなど塩性植物も確認しました。

岩場にいるカニや貝などの調査
 磯干潟の石に着いている生きものの観察では、観察した石を必ず元の状態に戻すことを強調して伝えました。
 石をひっくり返すと必ずと言っていいくらいカニが見つかります。ほとんどケフサイソガニです。ゴカイもいます。ガタレンジャーが生きものかどうか戸惑っていたのはヒメケハダヒザラガイです。石に平べったくしっかりとくっついていて、はがすと丸くなってしまいます。
 もうひとつ驚いていたのが、カキ殻から飛び出したトサカギンポです。なぜ水中ではなく、カキ殻に魚がいるのか? まさに干潟ワンダーランドです。
 他には、チチブやミミズハゼ、テッポウエビもたくさん見つけました。泥んこになりながら生きものたちとたくさん出会いました。
 

調査のまとめ  1回目と2回目は、砂や泥の中、アシ原の中で生きもの探しをしました。
 今回の調査では、丘陵の壁面や、石の下、カキ殻の中など、これまでと違った意外な場所に生きものたちがいることを体感できました。
 調査の最後は、感想をまとめて各自発表しました。楽しい俳句を作ってくれたガタレンジャーもいました。
 4回目に出会った生きものたちは43種類でした。時間が足りなくて泥の中の生きもの探しをできなかったのが残念でした。

 これらのデータや感想は、「干潟の壁新聞」づくりに活かされます。










速報レポート1
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速報レポート3
速報レポート4 ガタレンジャー mission4

■別年度のレポート
2018年度 和白干潟の子ども調査隊・ガタレンジャー2018 実施レポート

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