NO団体名主な企画内容
33 西の湖あそび隊(滋賀県) 「西の湖おはなしあそび 〜西の湖のほとりで秘密基地を作って「葦の家」を体験する〜」
"ヨシを使った秘密基地作りを通じ、建材としてのヨシの一生をなぞる。ヨシ原で家を作り遊び最後は燃やす。生きているヨシ→建材のヨシ→燃料・灰・肥料と利用されてきた循環型の暮らしと、家を作る楽しさを伝える企画。"

速報レポート3 中高生ボランティア

実施日 9月14日、15日
参加者 (14日)子供33名(未就学児~小6)、保護者19名、中高生5名、スタッフ15名、計72名
    (15日)子供43名(未就学児~小6)、保護者29名、中高生7名、スタッフ15名、計94名

西の湖おはなしあそび当日の朝8時。
中高生ボランティア対象のガイダンスを行いました。去年も中学生にお手伝いに来てもらい、世代間交流もあり盛り上がったため、今年は試みにポートフォリオ(学外活動記録)として残せる取り組みを目標にして二日間活動しました。

年中~小学低学年4人と小学高学年4人の8人のチームリーダーとして家づくりをまとめます。ガイダンスでは、西の湖あそび隊が目指していること、チームを率いるために大切なこと「LOVE(listen、open、voice、enjoy)」、今回のお題などを話しました。
今回のお題は、チーム全員の小さなアイデアを叶えることです。
作業の中で出た「実現したいこと」に耳を傾けみんなで取り組むことを目指します。
チームは全部で4つ。各チームのサポートに男性のボランティアが入ります。
活動記録シートにお題達成のための自分の目標などを記入して、発表と簡単な意見交換をしたあと活動に入ります。LOVEを大切に取り組む、大きな声で伝えるなど自分なりの目標を考えてくれていました。

いざ家づくり!
初めての素材、大きさ、何から手をつけて良いのか大人も子供も戸惑う姿もありました。
この間、低学年はチームを離れてお絵かきコーナーでガーランド作りをしました。
家づくりチームは、小学生の興味の移り変わる速度、中高生ボランティアのエンジンのかかり具合(?)大人たちの段取りの良さから生じるずれ、チームの人数が適切でなかったことがあり、途中からチームとしての行動が崩れてしまいました。
それでも、家の形ができ始めるとパラパラとアイデアを出す子が出てきて、それを叶えようとするリーダーの姿が見られました。
「旗を作りたい」という希望に対して、リーダーが布地と竹を調達し、成果物をイメージして皆を率いてまとめる場面もあり頼もしさを感じました。
子供たちが「考えて、チャレンジして、試行錯誤を繰り返し、形にする」には時間もかかり失敗も多いです。どこまで手を出すか、大人も我慢しなければなりません。大人が成功や成果を求めすぎて、子供を制限しているのかもしれないなと反省もありました。

2日目の夜のまとめでは、達成できたこと、できなかった原因などを話し合い改善点をシートに記入してもらいました。やはり、企画の不備でチームの人数が多すぎてコントロールできなかったことと、大人側の目的の共有が不十分だったことなどから、目標を完全に達成できたリーダーはおらず、運営側の大きな反省点となりました。

後日、参加者の感想やアンケートをまとめました。
参加していた小学生の中に、10年後は自分も学生ボランティアとして参加する!と言ってくれた子が2人もいました。
中高生ボランティアのがんばる姿が、ちゃんと子供達に届いていることがわかり、嬉しい反面、企画の大事さを痛感しました。


お手伝いではなくテーマを持って挑もう!

みんなで運ぼう!大きな声でチームを引っ張る

家が形になってくると動き方がわかってきた


サポートをしながら距離を縮める

「旗をつくる」アイデアを実現しよう

いい旗ができた!


弓矢や釣竿も実現

がんばった結果の距離感



速報レポート1
速報レポート2 西の湖お話しあそび、はじめ!ヨシってなんだろう?どんな秘密基地をつくろう?
速報レポート3 中高生ボランティア
速報レポート4 葦の家づくり
速報レポート5 お昼はチキンラーメン!…と、割りばしから始まるお話
速報レポート6 感謝の会とキャンプファイヤー

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