NO団体名主な企画内容
33 西の湖あそび隊(滋賀県) 「西の湖おはなしあそび 〜西の湖のほとりで秘密基地を作って「葦の家」を体験する〜」
"ヨシを使った秘密基地作りを通じ、建材としてのヨシの一生をなぞる。ヨシ原で家を作り遊び最後は燃やす。生きているヨシ→建材のヨシ→燃料・灰・肥料と利用されてきた循環型の暮らしと、家を作る楽しさを伝える企画。"

速報レポート4 葦の家づくり

実施日 9月14日、15日
参加者 (14日)子供33名(未就学児~小6)、保護者19名、中高生5名、スタッフ15名、計72名
    (15日)子供43名(未就学児~小6)、保護者29名、中高生7名、スタッフ15名、計94名

河合嗣生さんから、葦原のいきものと巣についてのお話を聞いた後、みんなで芝生の上に15束の葦を運び込みました。
直径約3~4メートルの六角形に杭が打たれた場所が2箇所。それを手掛かりにどんな家を作ろうか試行錯誤が始まりました。
設計図のない家づくりのため、最初はどうして良いのか分からないのと、何か動きたい気持ちとで、2グループともが皆で10本ほどの葦の細い束をひたすら作っていくことになりました。その後、一方のグループが細い束を6本立てて三角の家を作り始めると、もう一方でも同じものを作る動きに…見かねた河合嗣生さんの提案で、一方はアプローチが違う柱のない家ができ始めました。

家の形が見えてくると、しだいにアイデアが出始め、ああでもない、こうでもないと相談しながら窓や壁が作られました。

家の骨組みづくりに参加しない低学年や色で遊びたい子は絵の具エリアで三角旗のガーランドや布絵を描きました。染めた布を家に編み込んだり、暖簾にしたり、いろんなアイデアが噴き出し始めると、葦の家がカラフルに飾られていきました。
年配のボランティアさんが、即興ですだれを作り始めたり、家に旗を立てたり…と、たくさんの子供達のやりたいことが詰まった個性的な2つの家が完成しました。

ダンボールの家具が運び込まれ家が完成しました。中で寝転がったり、ぎゅうぎゅう詰めにどれだけ入れるか挑戦したり、葦で弓矢を作って砦ごっこを始めたり、家づくりに飽きて虫捕りや木登りを始めたり、葦で釣竿を作って水辺で釣りごっこをしたり…思い思いの過ごし方をして楽しみました。

大人は、家を作らなくては!と思いがちですが、子供たちには、与えられた材料と場所を自由に使って触って感じて思いっきり遊べた2日間のようでした。

また、捕まえた虫を河合さんに見せる子も。
「それはユミアシゴミムシダマシだよ」
普段なら、この黒い甲虫は何かな~で終わってしまいそうな出会いも、大発見になったようでした。


まずは骨組み

大人の手助けもいっぱい

低学年はダンボールで家具作り 女子も家具作りに夢中


次々に生み出されるダンボールアート?

布に絵を描いたり布を染めたりカラフルに飾ろう

家の中は涼しいね