NO団体名主な企画内容
20 NPO法人 山の遊び舎はらぺこ(長野県) 「ぐるりぐるぐるふじさん周辺トレッキング ~歩いて出会って風に吹かれて~」
小学4年生から中学3年生の子どもたちが、1泊2日×3回に渡り、富士山周辺のトレッキングコースを歩く。仲間と旅する中で、様々な人・自然・歴史に出会う豊かな時間を経験して、明日の自分の成長につなげてもらう。

速報レポート1

実施日: 2020年9月5日~9月6日
参加人数: 小学生17名 中学生2名 引率者10名
活動内容

 富士山周辺をぐるりと一周を目指すトレッキング。
 富士山周辺トレッキング2年目の今年は昨年の続きの精進湖付近からスタートし、西湖周辺を経て河口湖を目指した。
 1日目は青木ヶ原樹海を、2日目は富士山周辺の湖が見渡せる山(三湖台・五湖台)を歩き、まったく風景のちがう森を2日間で歩るいた。
 途中、富岳風穴・西湖蝙蝠穴・竜宮洞穴に立ち寄り、富士山の裾野の独特な地形を味わった。また、山梨県世界遺産センターにも立ち寄り、富士山の成り立ちや信仰、世界文化遺産に登録された理由なども知る機会となった。

活動の様子

1日目
9月5日(土) 長野県伊那市発 精進湖民宿村~青木ヶ原樹海~富岳風穴~西湖蝙蝠穴~山梨県富士山世界遺産センター

 長野県から富士山に向かう高速道路の車窓から入道雲をまとう富士山が見えて、幸先のよいスタート。
 昨年の続きである精進湖民宿村からトレッキングを開始。トレッキングは4つのチームにわかれてのスタートで、4年生から中学生までが混ざったメンバー。樹海の中では風景の不思議さに魅了されました。ゴツゴツの大小の溶岩、うねる木の根、草のない苔の世界、虫の声も聞こえない独特な森。
 立ち寄った富岳風穴と西湖蝙蝠穴では、洞窟のひんやり冷たい空気に驚いたり、縄状の不思議な溶岩の形状を触ってみたりもしました。出口ではあまりの気温差にメガネが曇るほど。日常では出会えない世界の連続でした。


サービスエリアでコースを確認

樹海をトレッキング

ターザン出没?


昼食 樹海の倒木でひと休み

富岳風穴 触るとひんやりでゴツゴツ 

西湖蝙蝠穴


山梨県富士山世界遺産センター 富士山の周辺で生まれた文化などを説明してもらいました。

みんなで夕食

今日であったものはなに? 感想を記録

2日目
9月6日(日) 西湖 竜宮洞穴 ~ 河口湖 道の駅かつやま~長野県伊那市着

 小雨の降る中をカッパを着てトレッキング開始。
 竜宮洞穴の中はひんやりしていて、富士講八海巡りの第5霊場としてのお供えもありました。
  竜宮洞穴でお参りしてから各チームにわかれて出発。
 樹海とは違う風景の山道を登ります。歩き始めてすぐに雨も上がり、青空ものぞいてきました。急な上り坂も競うように駆け上がり、まるで鹿のよう。
 三湖台では樹海と湖が臨むことができ、富士山の地形の成り立ちの不思議をしみじみ感じる風景が広がっていました。肝心な富士山は裾野をちらりと雲の間からのぞかせただけで、全貌は見ることができず残念。
 ゴールは河口湖。ほっと一息と思いきや、中学生から4年生まで混ざった鬼ごっこが始まり、2日間一緒に過ごしたけどまだまだたりない様子。続きは次回のお楽しみ。


竜宮洞穴 トレッキングの無事をお祈り

小雨の中をスタート

昨日とは違う森


晴れてきた!

三湖台 樹海と湖!!

まちがえないで! 先頭チームが目印


最後の休憩 よし。もうひとがんばりだ!

河口湖でゴール!

1回目のプログラムを終えて

コロナ禍で実施自体がギリギリまで危ぶまれた今回のプログラム。検温・必要に応じてのマスクの着用・各所での手指の消毒などの対策の上、無事実施することができました。学校や地区の行事などの中止や縮小を春からずっと強いられてきた子どもたちにとって、日常とは違う森を歩き、友だちとのたわいもないおしゃべりするこの時間が、いつも以上にかけがえのないこに感じられたのではないかと思える2日間でした。
風景の不思議さ、虫の鳴かない森、でこぼこの地面、草のない苔の世界、洞穴の空気の冷たさ、蒸し暑くて不快なカッパ、広々とした樹海…。感覚をくすぐる出会いがたくさんありました。
次回10月も無事実施できるようにと願っています。



速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3

■別年度のレポート
2023年度 山と里を歩いて巡る旅 ~信越トレイルを味わい尽くす~ 実施レポート
2016年度 野越え山越え時を越え 京都トレイル 自然と歴史に出会う旅 実施レポート

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