NO | 団体名 | 主な企画内容
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35 |
姫路市立白鷺小中学校(兵庫県) |
「世界文化遺産 姫路城中曲輪バタフライガーデン創造事業」 小学部3年生の環境教育を軸に、PTA・地域と協働しながら、400年前の蝶が飛び交わっていた姫路城の原風景の再現を目指す。自然環境の整備を継承していく活動であり、持続可能な環境保全と観光の両立について学ぶ場になる。 |
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速報レポート7 世界文化遺産姫路城中曲輪バタフライガーデン創造事業
日時:2020年9月30日(火)
参加者:3年生児童:94人 : 教職員6人 講師3名
1.専門家による講義
活動内容
子どもたちの学習をさらに探求するために、専門家である姫路ジャコウアゲハ倶楽部の講師(上田先生、三山先生、尾上先生)をお招きし、ジャコウアゲハやウマノスズクサについての専門的な話を伺いました。講義の中で、地球温暖化のことや外来種の問題など子どもたちにもわかりやすく話をしていただきました。
最後に質問タイムを設けていただき、活動していく中で子どもたちが不思議に感じていたことを事前に講師先生に投げかけておいた疑問に、回答をいただきました。子どもたちからは、
・昔はジャコウアゲハがたくさん飛んでいたのになぜ少なくなったのか?
・ジャコウアゲハの幼虫がなぜ壁をのぼれるのか? 他 熱心に質問がありました。
1:姫路ジャコウアゲハ倶楽部 上田先生の講演
姫路ジャコウアゲハ倶楽部の講師陣
元姫路科学館館長の上田先生の講演
市蝶になった3つの理由
その① 姫路城の瓦紋の2種類のアゲハ
その② 播州皿屋敷のお菊さん
その③ 農作物に食害をおこさないため
その④ ウマノスズクサの内部の仕組みについて
その⑤ ジャコウアゲハに擬態する蝶について。種ができないのがポイント。
その⑥ 食草を同じくする外来種の蝶ホソオチョウについて
その⑦ 食草が同じ世界最大の沖縄の(右)蝶と蛾(左)の違いについて
2:姫路ジャコウアゲハ倶楽部 三山氏の講演
ジャコウアゲハの幼虫がサナギになる瞬間の貴重なビデオを見せていただきました。
最後に上田先生から、
- 地球の温暖化が身近な昆虫などの生態に大きく関係がある。数年後には身近に見かける昆虫もかわってきているかもしれない。
- 昆虫の体の仕組みから多くの最先端の技術が生まれてきている。昆虫の生態はまだまだ解明されていないことが多くあるので、理科を好きになって、将来に研究してほしい。そのファーストステップでジャコウアゲハの観察にとりくんでほしい。
- 単にジャコウアゲハを増やすだけでなく、地域社会の役に立つ視点も持ってもらいたい。
とメッセージをいただきました。
今後の子どもたちの活動
①植栽した苗の定期観察や登下校時にウマノスズクサの苗の育成状況を毎日チェックする予定です。
②来年度使用するための『ウマノスズクサの苗づくり』を1月末~2月初めに行う予定です。
一人6株×100で600株をつくる予定です。
できた苗は来年度の新3年生が、地域に植栽を行い、さらに食草ポイントを増やす予定です。
速報レポート1 1.3年生 事前学習 ジャコウアゲハ観察隊
速報レポート2 中曲輪バタフライガーデンって何??
速報レポート3 前期課程の中庭で食草ウマノスズクサの植栽作業
速報レポート4 地域に食草ポイントづくり(ウマノスズクサの植栽作業)
速報レポート5 地域に食草ポイントづくり(ウマノスズクサの植栽作業)
速報レポート6 地域に食草ポイントづくり(ウマノスズクサの植栽作業)
速報レポート7 世界文化遺産姫路城中曲輪バタフライガーデン創造事業
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