NO団体名主な企画内容
1 一般社団法人かのあ(北海道) 「かのあアウトドアクラブ」
千歳市にある国立公園支笏湖(しこつこ)をフィールドとして、市内の小学生を対象に通年で活動。月に一度集い、支笏湖のガイドと一緒に季節に応じた野外活動を行う。

速報レポート1 経験を積み重ねて

活動日:2022年6月5日(日曜日)
活動場所:支笏湖南側のひっそりとたたずむ『口無沼(くちなしぬま)』
活動内容

かのあアウトドアクラブでは『経験を積み重ねる事』。
そこに大きな意味と可能性を私たちは感じています。
「今、楽しくなくても」
「今、興味関心がなくても」
「今、思ったことを口にできなくても」

様々な想いや経験を積み上げることで、いつかここで体験した「経験の種」が役立つことがあるかもしれない。
そんな事を考え、小学生に多様な場づくりを行っています。

今季の活動の始まりは4月。
活動では支笏湖全体のことを知る為に、支笏湖ビジターセンターさんにて、映像学習をしたり、環境省の職員の方から支笏湖の活動で気を付けることなどのお話を聞きました。



5月はメンバー同士の交流をテーマとしチームビルディング要素を盛り込んだ6人1組でのカヌーや私設のキャンプフィールドにてハンモックや焚き火等のデイキャンプを実施しました。





そんな過去2回の活動を経て少しずつ仲良くなってきたメンバーたちの6月の活動は、全長1.1kmの木道が設置される、口無沼トレッキング。



口無沼は支笏湖南側に位置し、国有林のゲートを開けて入る、秘境感のある沼。
「支笏湖」と水の色も、生息する生き物も、広さも深さも大きく違います。
野外活動は比較するから深い経験を積むことができます。
「口無沼」自体の事前情報は多少伝えつつも、自分たちの目で見て、自分たちで感じながらフィールドを進みます。




1人が叫ぶ「でかい亀がいた!!」
半信半疑は返答をする周囲の子ども達。
スタッフも見ていなかったので「ちょっと探してみよう!」という事に。



チーム亀探しーズ結成!!



10分ほど粘り捕獲!!
が網から逃げられその後見つけられず。
ミシシッピアカミミガメでした。
お祭りなどで売られている「ミドリガメ」が野生化したものでしょう。

支笏湖では見たことのない生き物に驚き。

そして国立公園で大きな問題となっている外来種問題に少しだけ触れました。



いつも見れないものがいるとわかれば子供たちのスロットルは全開に(笑)







その後スジエビやら、エゾアカガエルやらいろいろ見つけるのと同時に、「ここには橋が必要だ」と流木で橋は作るメンバーが出てきたりと、想像力を膨らませ遊びが進化していきました。



後半。泥に足が埋まった男の子。



助けてあげる女の子。



スタッフも一緒になってビニール袋で応急処置。

困ったときに助けてと言うのも経験。
困ったときにそっと助けてあげるのも経験。
何事も些細な経験の積み重ね。




最後はかのあの事務所にて今日1日の行動を振り返り地形図を「こんな所に沼があったんだね~」「あの山はこれだね~」などと振り返り大盛り上がりの1日は終了しました。



速報レポート1 経験を積み重ねて
速報レポート2 それぞれの目標
速報レポート3 正しく畏れる
速報レポート4 主体的で体験的な気付き
速報レポート5 自然を感じ、自然を敬う

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