速報レポート3 正しく畏れる活動日:2022年8月21日(日曜日)
活動内容
活動場所:支笏湖畔、千歳川源流部 8月。支笏湖は短い夏の最盛期。夏を感じるカヌー&水遊びがテーマの1日。 使用するカヌーは、カヌーとカヌーを連結したもの。転覆する心配なく楽しめます。 安定感があるため、カヌーの上から身を乗り出して水中を見たり、立ち上がって生き物を探したり、時には柔軟な発想の面白いチャレンジをしたり。チャレンジこどもの「やりたい!」により多く応えられる形で活動しています。 ライフジャケットで浮く、という体験も人気の遊びです。初めのうちは力が入り、うまく浮けないですが、慣れると上を向いて浮くことができるようになります。ライフジャケットは水辺の活動では必須ですが、着用するだけではこれが安全かどうか、体験しなくてはわからないもの。実際に水に浮いて見ることで、万が一落ちても大丈夫という安心感に繋がります。 昼食後。湖は風が強まり、海のような波が押し寄せました。 その10分後。 水からあがり、身体が震える子が続出。 着替えなど、助け合う場面も。 風で身体が一気に冷えるという体験でした。 その後は休んでは遊び、休んでは遊びの繰り返し・・・ 活動後の振り返り。スタッフの問いかけは「今日、危ないなと感じた場面はあった?」 「波が強くて溺れそうだった」 などなど、良い気付き。 だから、ライフジャケットが必要なのだ。と理解していました。 「身体が冷えて震えたのは初めて」という子も。 荒れる自然と向き合う経験は、なかなか少ないことかもしれません。 千歳の市街地には「川に近づかないでください」という看板も散見される、そんな環境の中を生きるこども達。 自然の中で体験することで、正しく自然を畏れることができる人になってほしいと願います。 さて、活動後の家庭からの反応は、意外なものでした。「今年はなかなか水遊びをさせてあげられなかった。思い切り水遊びをする機会があり有難い」という声が大変多く聞こえました。コロナ対策の社会では、こどもの水遊びの経験が奪われていることが顕著に感じられ、私達の役割が一層明確に感じる。そんな保護者の反応でした。 速報レポート1 経験を積み重ねて 速報レポート2 それぞれの目標 速報レポート3 正しく畏れる 速報レポート4 主体的で体験的な気付き 速報レポート5 自然を感じ、自然を敬う プログラム検索に戻る |