速報レポート１４　「五先賢　墨絵体験」

　２年ぶりの「五先賢学習」。３年生は、五先賢の一人「海北友松」にならい、墨絵の体験をします。４年生も、昨年体験できなかったので、２学年で活動することになりました。教えてくださるのは、絵を趣味にされている、地元黒部の高田先生です。
　同じ墨を使っても、普段やっている書写（習字）とは、少し違います。始めに、墨液や筆の種類について、髙田先生から話を聞きました。いつも使っている筆よりずいぶん細い筆です。次に実際の描き方について聞きました。先生は自分が描かれた実物を示されながら、「にじみ」「ぼかし」「かすれ」などの方法について話してくださいました。
　いよいよ筆で描いてみます。今日の題材は「竹林」です。まずは、竹稈の部分を描いてみます。筆を横に寝かせて、縦線を何本か描きました。ただの縦線でも、墨で描くと、自然とにじみやかすれができて、竹に見えてくるから不思議です。紙いっぱい真っ黒になるまで練習しました。
　竹稈部分の練習が終わったところで時間が迫ってきて、清書に入ることになりました。仕上げまでの手順を、高田先生に聞いて、清書に入ります。重ならないように、何本か竹稈を描いたら、墨を濃くして、枝と葉っぱを描き込みます。筆の太さと線の向きに気をつけながら描いていきました。
　初めての墨絵に苦心しながらも、それぞれ個性的な竹林が完成しました。

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