NO団体名主な企画内容
45 筑後川まるごと博物館運営委員会(福岡県) 「今までの活動の成果「高良川の昆虫と植物図鑑」を活用した自然体験活動「高良川子ども昆虫探検隊」」
過去10年の活動で作り上げた高良川の昆虫と植物図鑑を活用しながら、自然やそこに暮らす昆虫などの生き物の生態を観察。そして、自然環境を守ることの大切さを学ぶと同時に自分の興味を深め、人に伝える力を養うことを目的とする。

速報レポート1 図鑑を手に昆虫をさがしにいこう

活動日: 2023年6月11日(日)
活動場所:筑後川防災施設くるめウス および筑後川・高良川の合流部河川敷
参加人数: 小学生13人 / 大人12人 / 指導者2人 / 合計27人
活動内容

九州一の大河筑後川と支流高良川の合流部の自然と昆虫に親しみながら学ぼうと、
「自分の得意をグーンと伸ばそう!」を合言葉に、一般公募したところ、昆虫好きの子供たちが集まりました。

最初に、今まで子どもたちの12年間の活動の成果で作った「高良川の昆虫と植物図鑑」を、参加者全員に配布して、この活動の教科書とすることにしました。この図鑑は市内全小学校と市立図書館に寄贈してすでにそれぞれの場所に配置されています。この図鑑は、子どもたちがこのフィールドで見つけた昆虫と、その昆虫が好む植物を写真入りでわかりやすくしているので、昆虫探しには便利な図鑑となっています。


図鑑を参加者に配布

野外活動に出る前に「水際には、子供だけで近づかない」「蜂など危ない生き物を追い回さない」「河川敷のごみなどの堆積物には上らない」など、子どもたちの安全に配慮した注意事項をきちんと伝えました。


野外活動の前に注意事項を伝える

次に昆虫採集に欠かせない昆虫を入れる三角紙の作り方を、講師の先生の指導で、みんなに自分で作ってもらいました。出来上がったら自分の昆虫かごに入れて自分で使います。


昆虫採集の準備,三角紙を作る

さあ、いよいよ野外活動に出発です。みんなで集合写真を撮って昆虫探しにスタートです。


さあ、野外活動を始めるぞー

みんなで協力しあって、草むらや木の幹などで昆虫を探します。ハチには、十分気をつけて活動します。


みんなで昆虫をさがそう

広い草原は、チョウやトンボ、バッタなどの天国です。子供達は、のびのびと駆け回って、網で昆虫を追いかけまわします。熱中症予防に、途中20分おきに水分補給のために笛を鳴らして水飲みタイムを取りました。


昆虫をつかまえたよ

途中講師の先生が子供達が捕まえた昆虫を、その場でわかりやすく解説します。子供たちは、興味津々で集まって聞いています。鋭い質問もこどもたちからでてきます。


フィールドで講師の先生が解説

広い草原は、気持ちよく、みんなで集合写真を撮りました。


草原で集合

館内に戻って、捕まえたり見つけた昆虫たちの名前を図鑑で調べます。
子供たち同士知っている人が知らない人に教え合ったりして、子供たちは自然と友達になっていきます。


図鑑で調べる

最後に、みんなで、今日見つけた昆虫を発表しあいました。今日は、全部で42種の昆虫を見つけました。
市街地に近い場所ですが、昆虫たちは意外に多かったような気がしました。


今日見つけた昆虫を発表

子どもたちの感想

  • いつも家族で虫取りをしているけど、きょうは同じ年の友達ができてうれしかった。
  • いろんな昆虫がいて、草や虫の名前を先生に教えてもらってよかった。
  • 違う季節に来たら、また違う虫たちに会えるとおもったら楽しみになりました。
  • 年の違う子供たちといい所に虫探しができて、いろいろ教えてもらったのが楽しかった。



速報レポート1 図鑑を手に昆虫をさがしにいこう
速報レポート2 クヌギの林で昆虫をさがそう
速報レポート3 見つけた昆虫の名前を調べる
速報レポート4 見つけた昆虫の名前をみんなの前で発表する

■別年度のレポート
2024年度 今までの活動の成果「高良川(こうらがわ)の昆虫と植物図鑑」を活用した自然体験活動「高良川子ども昆虫探検隊」 実施レポート

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