NO団体名主な企画内容
45 筑後川まるごと博物館運営委員会(福岡県) 「今までの活動の成果「高良川の昆虫と植物図鑑」を活用した自然体験活動「高良川子ども昆虫探検隊」」
過去10年の活動で作り上げた高良川の昆虫と植物図鑑を活用しながら、自然やそこに暮らす昆虫などの生き物の生態を観察。そして、自然環境を守ることの大切さを学ぶと同時に自分の興味を深め、人に伝える力を養うことを目的とする。

速報レポート4 見つけた昆虫の名前をみんなの前で発表する

活動日: 2023年9月24日(日)
活動場所:筑後川防災施設くるめウス および筑後川・高良川の合流部河川敷
参加人数: 小学生4人・幼児2人 / 大人7人 / 指導者2人 / 合計15人
活動内容

九州最大の筑後川と支流高良川の合流部の河川敷の野原や林の中で、子どもたちが集まって秋の昆虫を探しながら自然体験を行ないました。その後くるめウス館内に戻って、各自が見つけた昆虫を当会が作成した「昆虫と植物図鑑」で調べてみんなの前で一人一人発表しました。

秋となってもまだ暑い午後の活動なので熱中症対策を十分にとり、活動中には、随時水分補給を心掛けました。いつものように館内で各自三角紙づくりを行ない、野外活動を始めました。


河川敷で昆虫網を持って集合

高良川河川敷の広い草はらでは、バッタ類が飛びはね、空にはトンボも飛び回ります。子供達は網をふるって駆け回っていました。今日みんなは何種の昆虫を見つけられるかな?


草はらでバッタ捕り

堤防上の並木道、クヌギの木に蜜が出て昆虫たちが集まっていました。ゴマダラチョウやコムラサキのチョウ類が蜜を求めて飛び回っているのを、子どもたちは熱心に観察していました。


クヌギの林で昆虫探し

広い草はらの上空にはウスバキトンボが無数に飛んでいました。追いかけて網をふるうとトンボが捕まえられて、子どもたちからは思わず笑顔があふれていました。


ウスバキトンボを捕まえたよ

花の蜜を求めて、ツマグロヒョウモンが飛んでいるのを捕まえた子は得意満面です。


ツマグロヒョウモンを捕まえた

河川敷の草はらはバッタの天国。子どもたちが歩くと、我先にと次々バッタが草むらから飛び出してきました。大きなトノサマバッタを捕まえた男の子は手に載せてドヤ顔です。


トノサマバッタを捕まえた

約1時間のフィールドワークのあと、くるめウス館内に戻って、各自見つけた昆虫の名前を図鑑で調べました。当会発行の「昆虫と植物図鑑」が手助けします。見つけた植物のページを見ると、そこによく来る昆虫が載っています。捕まえた昆虫と図鑑の写真を見比べて名前を特定します。わからなければ先生に尋ねます。


図鑑で昆虫の名前を調べる

自分が見つけた昆虫は、図鑑で調べて事前に渡した「今日の昆虫リスト表」に名前を書きます。そしてみんなの前で、発表しました。最初は、姉妹での発表です。2人とも昆虫が大好きです。


姉妹でいっしょに発表する

子どもたちが次々と前に進み出て、みんなの前で自分が見つけた昆虫を発表しました。


 みんなの前で発表する

今日は、全部で40種の昆虫を見つけました。みんなが協力し合ってこんなにたくさんの昆虫を見つけることができました。街に近いところにこんなに自然があることに、子どもたちは興味を持ったようでした。


今日は40種の昆虫が見つかった

子どもたちの感想

  • クヌギの木の蜜にチョウが集まっているのが見れて良かった。
  • 草はらで思いっきりバッタ捕りができておもしろかった。
  • 昆虫は好きな植物が決まっているのがわかってよかった。
  • 40種もの昆虫がいるとは思わなかった。



速報レポート1 図鑑を手に昆虫をさがしにいこう
速報レポート2 クヌギの林で昆虫をさがそう
速報レポート3 見つけた昆虫の名前を調べる
速報レポート4 見つけた昆虫の名前をみんなの前で発表する

■別年度のレポート
2024年度 今までの活動の成果「高良川(こうらがわ)の昆虫と植物図鑑」を活用した自然体験活動「高良川子ども昆虫探検隊」 実施レポート

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