NO団体名主な企画内容
47 延岡(のべおか)市立三川内中学校(宮崎県) 「地域活性化・地域人材育成を目指すふるさと地域創成学習~広げよう三川内の魅力 持続可能な取り組みを目指して~」
地域の方と連携しながら、三川内の豊かな森・川・海について学び、茶摘み体験、河川調査、生物保全・保護活動、カヌーやシーカヤック体験などを行う。活動を通して知った地域の魅力を発信、PR活動に繋げることを目指す。

速報レポート6 MKD作戦~三川内河川大清掃~

活動日: 2023年 7月 23日
活動場所: 延岡市三川内の5地区
参加人数: 小学生27人 / 中学生11人 / 大人136人 /合計 174人
活動内容

 夏休みを目前に控え、今年もこの日がやってきました。26年目になる『MKD作戦』です。
 きっかけは、26年前に中学生が自分たちの川をきれいにしようと思ったことだそうです。「自分たちが川で遊んでいるとゴミがあちこちに落ちていたから拾い始めたんです。」と当時の中学生(なんと今、本校のPTA会長!)から伺いました。それから、地域の人も協力してくださり今に至ります。

 今年は、地区懇談会(レポート4)で地区の人と打合せを行い準備してきました。
その後、各地区ごとに自分たちで、当日の流れ、開閉会式の確認や役割分担、ゴミ袋などの準備をして当日を迎えました。

 当日は、8時に各地区で集合します。天気はくもり。少し雲行きが怪しく、気温も低い中MKD作戦が始まりました。


開始式で説明する中学生

今年もたくさんの方が参加!

 MKD大作戦は、川に入り川底のゴミを拾って行きます。以前は、車のバッテリーや「え!こんな物まで?」と思うような物があったようです。


川の中を歩く様子


こんな大きいパイプも!

 児童・生徒もライフジャケットを着けて、一生懸命にゴミ拾いをしていました。また、低学年の児童は、保護者と一緒に道路沿いのゴミ拾いを行いました。


道路沿いのゴミ拾い

集めたゴミは分別まで

 今年は途中雨に降られながらでしたが、約1時間の活動で可燃ゴミ245kg、不燃ゴミ20kg、計265kgのゴミが集まりました。この活動を始めてから、ゴミは年々減っているようで、地域の方々からは「かなり少なくなったねぇ。」「来年はもっとホタルが見えるだろうか。」などの声が聞こえてきました。26年間毎年続いてきた、MKD作戦。来年もそしてこれからも引き継いでいきます。

子どもたちの感想

  • 思っていたより、ゴミがたくさんあって驚きました。布きれやトタン、空き缶など大きい物から小さい物まで様々なゴミが落ちていました。今回のMKD作戦で少しでも川がきれいになればいいなと思います。これからも続けていきたいです。
  • ゴミが昨年より増えているように感じました。ゴミの種類は農業に関する物が多かったように思います。ゴミを拾うと、そこから魚や様々な水生生物が出てきたので、ゴミも水生生物のいい住処になっているのだなと感じました。
  • 地域の方たちが優しく手伝ってくれました。皆さんが、このMKD作戦をどれだけ本気でやってきたのか、一緒に活動することでわかりました。
  • いつも上から見て見えていなかったゴミが、実際に川に入って探すとたくさん出てきました。川に入ってみないと気づけないことが多いなと思いました。これからもこの自然をずっと保てるように、次の学年の人たちにも引きついで行きたいです。
  • 思ったよりもゴミが多くありました。川よりも陸の方がゴミは多いことがわかりました。発泡スチロールなど大きいゴミもありました。三川内の川はきれいだからごみはないと思っていたけれど、たくさんのゴミがあったので、MKD作戦の大切さが改めてわかりました。



速報レポート1 川を知る~カヌー体験~
速報レポート2 お茶を育てよう~お茶園の復活~
速報レポート3 森林の保水力を知ろう
速報レポート4 地域の人と一緒に地域を考える~地区懇談会~
速報レポート5 ホタルの保護活動~ホタルの観測とカキ殻を使って水質改善~
速報レポート6 MKD作戦~三川内河川大清掃~
速報レポート7 ホタルの保護活動②~カキ殻を使って水質改善と水質調査~

■別年度のレポート
2022年度 『地域活性化・地域人材育成を目指すふるさと地域創成学習』~知ってもらおう三川内プロジェクト~ 実施レポート

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