NO | 団体名 | 主な企画内容
|
36 |
近畿大学農学部学生団体FeeLink(奈良県) |
「ナチュラリスト養成プログラム~多様な自然体験活動を通して~」 小学1~3年生を対象として、環境イベントでは、工作や公園周遊ツアーなどを行い生態系や生物多様性について学ぶ。小学校の出前授業では、植物・野菜を用いた実験や、バタフライガーデンの造成などを通して、生態系について探究的に学習する。 |
|
速報レポート4 蝶の生態についての授業の実施
活動日: 2023年9月11日(月)
活動場所:大阪市立瓜破西小学校
参加人数: 小中学生 35人 / 大人 0人 / 指導者 10人 / 合計 45人
活動内容
大阪市立瓜破西小学校で小学3年生に向けて蝶の生態についての授業を行いました。
大阪市立瓜破西小学校で小学3年生に向けて、「学校に集まる蝶とその生態について知ってもらい、身近な生き物とそれを取り巻く環境について興味を持ってもらうこと」を目的に蝶の生態についての授業を行いました。
授業は「幼虫」、「成虫」、「生態系」の大きく3つのパートに分けて行われました。
幼虫のパートでは、蝶と食草の話をしました。理科の授業内容の振り返りから始まり、身近な蝶の幼虫とその食草についてワークシートを用いて授業を展開しました。ワークシートに記載された蝶の食草と、それを食べる蝶のカードの組み合わせを考えてもらいました。ヒントとして食草の特徴と蝶の生態やよく見られる場所についての情報を与えていき、最後の答え合わせとともに、蝶と食草の関係性について解説しました。解説例としては神社や学校でよくみられるアオスジアゲハはそのような場所でよく植えられているクスノキを、体内に毒をもつジャコウアゲハは同じく毒をもつウマノスズクサを食草としている、などです。
成虫のパートではまず、蝶が様々な模様をもつ理由について解説しました。
次に蝶の好む蜜源植物についてワークシートを用いて話を展開させていきました。ワークシートには蝶の蜜源植物と様々な蝶が記載されており、どの蝶がどの植物の蜜を好んで吸いに行くのか、ヒントを参考に考えてもらいました。ヒントの例としては、「モンシロチョウは高い場所を飛ぶ」や「ツマグロヒョウモンは低い場所を飛ぶ」などです。ワークシートに記載された植物の位置や色を見て、適当な組み合わせを考えて線で結んでもらいました。答え合わせでは蝶と好む蜜源植物の関係性について解説しました。
最後に蝶の生活環境についての話をしました。雨の時に蝶はどこで過ごしているのか、蝶は飛ぶのに疲れたらどうするのかを考えてもらい、蝶に必要な生活環境について解説しました。
生態系のパートでは植物・昆虫・動物の「食べる・食べられるの関係」や、蝶の花粉媒介者としての役割についての話をし、様々な生き物が関わり合いながら生態系が構成されているということを理解してもらいました。この授業の最後には、この授業の振り返りの意味も含めて、瓜破西小学校にある蝶があつまる植物についてのクイズを行いました。
授業中、子どもたちは積極的に授業に参加してくれました。この授業を通じて、子どもたちが生き物や生態系について楽しみながら理解を深めていくことができたと思います。この授業で使用したワークシートは瓜破西小学校の校庭の掲示板に貼り、多くの児童の目に留まるようにしました。
子どもたちの感想
アンケート結果では、ほとんどの児童が「とても面白かった」、「面白かった」と回答してくれました。また、クイズが楽しかった、説明が面白かった、知らない蝶を知れて面白かった、などの感想もありました。他のの蝶の種類ももっと詳しく知りたい、蝶の体の仕組みについて詳しく知りたいなどの意見もあり、この授業をきっかけに多くの児童が蝶や昆虫についての興味を持ってくれたと思います。
速報レポート1 葉っぱスタンプを使ったオリジナルうちわ作り
速報レポート2 葉っぱを使ったランプづくり
速報レポート3 野菜・果物の浮き沈み
速報レポート4 蝶の生態についての授業の実施
速報レポート5 葉っぱのフロタージュを通して葉っぱを観察してみよう!
プログラム検索に戻る