グローバルチャレンジキッズクラブ　７月の活動報告

　グロチャキでは年に１度、宿泊のプログラムをします。今回はグロチャキのキャンプでは初めて、テント泊による１泊キャンプにチャレンジしました。キャンプ場は、町田市の大地沢キャンプ場です。鎌倉から電車とバスを乗り継いで片道２時間ちょっとの道のりでした。

　今回は、グループ活動をすべての生活ので重要に考えました。夕飯のメニュー決めと買い出し、テントの設営、野外炊飯。生活のリズムを自分たちのペースで進めて、やらなくてはいけないことを自分たちで決めて取り組みながら、その中で遊ぶ時間を工夫して、ゆとりを生み出すようにしました。

　今回の活動は、多くの森の生き物に出会うのも楽しみのひとつ。ノコギリクワガタ、沢ガニ、様々なカエルとそのオタマジャクシ、ナナフシその他いろいろ。テントサイトの周囲で様々な生き物たちと出会うことができました。暗くなってからホタルの観察に出かけ、暗闇を数十匹のホタルが飛び交う様子を見ることもできました。今回参加した多くの子が、ホタルの飛ぶ姿を見るのは初めてということでした。

　２日間のキャンプ生活で、テント設営と撤収、夜朝昼３食の野外炊飯をする生活の体験を今回の活動で初めて体験する子が多く、テントの設営に１時間半、食事の準備に３時間程度かかってしまいましたから、現地にいた時間から差し引くと遊ぶ時間はほとんどないことになってしまいますが、どんな場面でも遊びをみつけ、グループの仲間と一緒になって生活の中にゆとりを生み出す、生活自体も遊びにできる子供のたくましさを垣間見たような気がします。
　グループで協力することの大切さや、自然に囲まれて仲間と一緒に過ごす、遊ぶ楽しさを、今回の活動を通して感じてくれたのではないでしょうか。