NO団体名主な企画内容
17 鎌倉YMCA グローバルチャレンジキッズクラブ(神奈川県) 「鎌倉YMCA グローバルチャレンジキッズクラブ」
小麦やトウモロコシで粉料理、森でホタルの命をさがす、川の源流さがしなど、野外での自然体験、生活体験を少人数のグループ活動を通じて行う。「身近な自然」「新しい仲間」「地球と私たち」の3つをテーマとして、体験型総合学習プログラムを実施する。

グローバルチャレンジキッズクラブ 9月の活動報告

テーマ :『川がうまれるひと雫を探して −森戸川源流探検−』
日 時 :9月19日(土)
活動場所:森戸川源流(逗子市・葉山町)
参加人数:16名
天 候 :曇り 気 温 :最高 24℃ 最低気温 20℃

 森戸川は、逗子市の二子山の山麓に端を発し、葉山の町を流れて森戸神社の脇で相模湾に流れ込む川です。下流ではコイも泳いでいましたが、その源流、この川が生まれる一帯を歩いて探検に行きました。
 逗子駅からバスで約10分の長柄交差点のバス停。そこから全て徒歩での移動になりました。葉山町長柄の住宅街を抜け、森戸川林道を歩いていきます。私たちが生活する鎌倉や逗子の街のすぐそばにもかかわらず、森戸川林道の周辺はうっそうとした森に囲まれていて、川のせせらぎの音と鳥の鳴き声。そして夏の名残のセミの鳴き声につつまれていました。





 林道を歩くこと約1時間半で、森戸川林道の終点にたどり着きます。終点にたどり着くまでに、森戸川は周辺の谷間に分かれて次第に細く、浅くなっていきました。林道の脇のところどころで水がしみ出して清流に流れこんでいました。こうして岩からしみ出たひとつひとつのしずくが川に集まって流れていく様子を見ることができました。私たちを囲む一帯が全て森戸川の源流です。
 林道の終点で昼食の後、いよいよもっと源流の奥深くまで入っていきました。濡れても良い服装、靴に身をかためて、川の中を歩きながらより上流を目指して歩いて行きました。行く手を阻む倒木をくぐったり乗り越えたり、蜘蛛の巣をはらいながら歩くこと1時間。ますます川は細く浅くなっていきました。川では大小のサワガニを見つけることができ、きれいなハンミョウが道案内をするように私たちの行く手を逃げていきました。





 川の流れは曲がりながら森の奥深くすすみ、川幅はますます狭く、流れは浅くなっていきました。進むにつれて川の周囲は険しく進みにくくなっていきました。残念ながら、本流の生まれるところまでたどり着くことはできませんでしたが、源流一帯を奥深く入っていったことで、川の生まれる様子を見ることができました。山と森、そこから生まれた川が海に流れ込むことから、それぞれがつながっていることを実感できたと思います。そしてその川は自然の中で生まれて、私たちの住む町の中を流れてから海にたどり着くことも。
 森戸林道から歩いて帰る途中、町並みのすぐそばにカワセミがいるのを見つけました。私たちのくらす町のそばに、いつまでもこんな豊かな自然残しておきたいですね。