NO団体名主な企画内容
11 冒険教育を推進する会(長野県) 「ジュニアアドベンチャー2002 サマーキャンプ」
ダイナミックな冒険活動から生まれる自分や仲間の葛藤を乗り越える体験を通して、自分の可能性を発見させることが目的のひとつ。ロッククライミング、カヤック、激流でのいかだ、本流を攻める沢登り、高さ40mからの懸垂下降、MTBと登山を組み合わせた本格的トレーニング。

主催団体 冒険教育を推進する会
期間   8月4日〜17日

 このキャンプは世界的に著名な、冒険学校アウトワード・バウンドスクールの日本校(長野県小谷村大網)を拠点に開催された。子ども達が将来自分の夢を持ち、その夢を実現するために、努力することができる原体験を提供するのが目的。自然の中で生まれるダイナミックな冒険活動をとおして、自分や仲間との葛藤を乗り越える体験や、自分の可能性を気づくことなどが目的だ。
 キャンプの期間は13泊14日と、今回の応募企画の中でも最長である。

 プログラムは小学生の部(小4〜小5)と中学生の部(小6〜中3)の2班に分けて行われた。前半は主催者側のプログラムにしたがって、数々の体験活動が実施された。水遊びに始まり、ロッククライミング、懸垂下降、沢登り、トレーニング遠征として雨飾山登山、妙高山登山、イカダ下り、MTBトレーニングなど多種多様なプログラムが、ぎっしり詰めこまれ、子ども達はこれらを全てこなした。

 小学生の部の8名、中学生の部9名に、それぞれ3名のベテランスタッフが引率同行し、それをディレクターが統括するという、かなり緻密な指導体制がとられている。
 ディレクターでアウトワード・バウンドスクールのインストラクターでもある梶谷さんは、安全の確保について「インストラクターの能力の範囲でいかに安全を確保し、いかに安全に、冒険をさせるかが命題です。」と語る。そして、冒険を通して子ども達が、心を入れる体験を提供したいと、冒険教育に自信をみせる。日常生活にないリアリティのある心のゆれ、喜怒哀楽のなかに自分の可能性を発見するのではないか。さらに、こんなにできる自分、こんなにできない自分の可能性に、気づかせる機会を提供させることに努力してきたと言う。

 さて、基礎トレーニングを経験した子ども達は、各班でそれぞれ遠征計画を立案する。
 スタッフはサジェッスションはするものの、計画は地図上で子ども達が決める。地図を読む力も試されるわけだ。どこまで行くのだろうか、と思えるほどの機会を提供することが大切だと、梶谷さんは言う。そして、子ども達が立てる計画は、大人が考える範囲をはるかに越えていると指摘した。もっとも、実際にできるかどうかは別にしてだが。
 子ども達が計画を立て、コースが決まるとすぐさま、スタッフは車に分乗してコースの下見と、宿泊所となるキャンプ地の確保に走らなければならない。これも安全確保のために必要不可欠な行動である。スタッフやインストラクターにとってはキツイ作業だが、手を抜くわけには行かない。

コースディレクターの梶谷さん


コースの検討


計画を立てる

 小学生の部は、小谷村のOBS校から塩の道を歩き、その後はMTBに乗り替え3泊4日で富山県の氷見市まで走った。その間、交通事故を避けるため、できるだけ山間部など車の少ないルートを選ぶように、スタッフが指導した。
 目的地の氷見市は能登半島の東の付け根にあり、スタート点からはおよそ130kmの距離を子ども達は完全走破した。

 一方、中学生の部9名は、全コースをMTBで走った。コースは小谷村から北上し、国道を避け山間部を走った。1日目は大峰峠などの峠を3つも越えた。その高度差は約3000mだった。
 そして、3日目にはスタート点から、およそ300km先の目的地、能登半島の能登島まで走りぬいた。
 8月17日この「ジュニア アドベンチャー2002 サマーキャンプ」は全日程を終了した。

日本海のゴール


ルートを確かめる

MTBで走る

20mの懸垂下法

懸垂下法の間



■別年度のレポート
2011年度 子どもたちのための冒険キャンプ『ジュニアアドベンチャー2011』 実施レポート
2010年度 おたり森の子クラブ2010 実施レポート
2009年度 子ども達のための冒険キャンプ『ジュニアアドベンチャー15日間 2009』 実施レポート
2008年度 おたり森の子クラブ2008 実施レポート

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